コロンボにて。

今。コロンボにいます。
スリランカでダントツに大きい街。行く度に、高層ビルが増えて、道も新たに、人々の服装も変化し、発展し続ける大都市。

いつもはコロンボに滞在することは少ないのですが、今回は少しの間ここで、色々な場所や人を訪ねました。

まずは、
世界的に有名なスリランカの建築家、ジェフリー・バワ(1919-2003)の元邸宅『ナンバー・イレブン」を見学。




※撮影許可エリアのみの写真。
スリランカ全土、大小様々なバワの建築がありますが、ここは、彼の生活が等身大で反映された、かっこ良く、そして居心地のいい空間でした。
アクセスも容易で、コロンボを観光される方にはオススメです。

 

また
日本のスリランカの友人を介して、知り合えた、とあるHOTEL&RESTAURANTで菜食料理を教わりました。


ラトゥキャクルハール(赤米)のインディアーッパ。きちんとお米から粉を作って作ります。
左のアラホディ(じゃがいもの汁カレー)。クルドゥ(セイロンシナモン)がバチッと効いててニアマイ!

トーセ。
タミルの人々の料理。南インドでのドーサという名称のほうが日本ではポピュラーですね。パリパリではなく、フワっと柔らかいのがスリランカの「トーセ」。
シンハラの人も良く作り、良く食べます。
手前の緑のは、カラピンチャサンボーラ。上のパリップと一緒に、トーセを千切って千切ってぐちゃぐちゃに混ぜて、旨いです!

ムンアタキリバット。再び!!
アマヤさんのお家の比べると、ムング豆の割合が多く、右のルヌミリスはあんまり潰さないのが特徴的。
いずれの料理も過去に教わったことのあるものですが、作り手違えば、調理法も様々。どれだけ教わっても面白いです。。。

 

外食の部。

ムスリルの料理ですが。

チキン・ブリヤーニ。
シンハラの人もタミルの人もみんな好きです。

インドやパキスタンのビリヤニに関して詳しくないですが、きっとスリランカ的なビリヤニ。ブリヤーニです。これ。
お米はキーリサンバ。左下のチリペースト(揚げた小エビ&玉ねぎの甘辛炒め)がええ仕事します!

 

それから、
お寺にも訪問。

こちらのお寺のハームドゥルオ(お坊さん)は、毎年、日本に来て、ウェサック祭りをしてくれるダンミカ・ハームドゥルオです。
再会できて嬉しいです!
(ハームドゥルオとの一緒に写真を取り忘れ。。。また日本で。)
お寺の敷地内には、幼稚園もあり、めちゃくちゃ元気な子供達に配膳、配膳。


僕らも食事を頂きました!

ごちそうさまでした!!

 

そして、その後。
ダンミカ・ハームドゥルオの紹介で、大リスペクトな方とお会いできました!

ジャーン!

Chef. Publis Silva。
世界的に最も著名なスリランカ料理のシェフ「パブリス・シルワ」さん!!

200年 以上の歴史を持つスリランカのリゾートホテル「マウントラビニアホテル」

こちらで長年料理長を勤めながら、世界各国へスリランカ料理を広める活動もされています。現在79歳。いまでもバリバリ現役料理人!
スリランカ料理を志し、彼の本を参考に何度も料理にトライしてきました。お会いすることができるなんて感無量です。
昨日まで海外を訪問されていたそうですが、快く僕達との時間を作ってくれました。
口頭ですが、僕達のいくつかのスリランカ料理の写真と調理法を説明した後、すごく熱心にたくさんのアドバイスを貰いました。見せたアーッパ の写真には「ラッサナイ!」(美しい)の嬉しい一言も。

そして、この夜は、マウントラビニアホテルのディナービュッフェを頂きました。

写真:スリランカ料理のビュッフェテーブル。

写真:アーッパを焼くシェフ

マウントラビニアホテルは海外からの宿泊客がほとんどで、特にヨーロッパの人が多いです。そのため、凄い種類のスリランカ料理に加えて、コンチネンタルな料理もたくさん並びます。
後者の方は、見た目と香りだけを楽しんで、食べるのはやっぱりガメー・キャーマ(お国の飯)。

アーッパ&シーニサンボーラ(玉ねぎの甘辛炒め)

まず最初に盛ったライス&カリー。数あるおかずの中から数種。
(その後のオカワリは、手が汚れてるため写真なしです。)

感激の味!!
観光客向けなアレンジが強いと勝手に想像してましたが、油の使い方以外は、がっちりシンハラ味。
特に、(写真にはないですが、)マール・アンブルティヤル(マグロのスパイス煮)がホールの黒こしょうとゴラカがシッカリで大好き。
その他、どの料理も味に特徴を持たせて、お皿の上で役割分担。
しっかり辛く、めちゃめちゃ美味しかったです!!!

海外の人にも正面からスリラン味を楽しんでもらおうという、パブリスさんの思いを感じる内容でした。カッコイイです!

マウントラビニアホテルのディナー。
決して安くはないですが、是非、食べて欲しいです。
特に日曜日の夜がそそりますね↓↓↓

「アペー」=「我々の」、「キャーマ」=「食事」。

あらためまして、たくさんの方々にお世話になっている日々です。
ありがとうございます!

ここからは、南の方に移動する予定です。

写真:コロンボフォートのプーサ(猫)

2015スリランカ到着。アマヤさんのお家に。

カラピンチャ。
スリランカへ無事到着しております。
今回、空港にむかえに来てくれたのは、大阪・河内長野のスリランカレストラン『アマヤ・ダイニング』ラクマールさん&ラーヌカさん兄弟のターッタ(お父さん)スニルさん!

ありがとうございます。このボード、嬉しい!!!
そして、数日間、空港からほど近い街カダワタの街のアマヤ邸にお世話になりました。
その間、アンマー(お母さん)に教わった料理がどれもこれもラサイ!!!

写真:コス(ジャックフルーツ)解体中のアンマー。
去年、来日時にアマヤさんでお母さんが作ったスリランカ料理のビュッフェイベントがありました。ご存知の方も多いのでは。

 

では、写真で料理を。

ムンアタ・キリバット!
キリバットはココナッツミルクを入れて炊いたご飯。ムング豆入りバージョンです。
バナナの葉の上で、整えて、カット。
そして。

しっかり辛いルヌミリス(玉ねぎと唐辛子の和え物)と合わせていただきます。止まりません。

「マールー!マールー!」と魚の行商のおっちゃん。


パラウマールのカレー

タラッパのカレー


コス(ジャックフルーツ)の木。スリランカの台所のミリスガラ(石臼)。

コス マッルン(ジャックフーツの蒸し炒め)!
コスアタ(コスの種)も入ってる。


ククルマス ストゥー(チキンの炒め煮)


エラワルバット(野菜の混ぜご飯)

他にもいっぱい作って、いっぱい食べました!



真ん中のは、ゴトゥコラサンボーラ(つぼ草の和え物)
グナイ!!(身体に良い!!)



左上は家庭スタイルのアーッパ。右上はみんな大好きマンニョッカ(キャッサバ)というお芋。

毎日、めちゃめちゃ美味しく、たくさん勉強させていただきました。
ボホーマイストゥーティー!(ありがとうございます!)

そして、ここからコロンボへ移動です。
また戻って来ます!

2/2から3/3まで休業。スリランカへ。

2月2日(月)から3月3日(火)まで休業します。
申し訳ございません。

スリランカへ行ってきます!!

スパイスの仕入や新たなレストランでの研修なども含め、7度目のスリランカを満喫してきます。
長期間のお休みでご迷惑をおかけしますが、帰国後もカラピンチャを宜しくお願いします。

【写真】スリーウィーラーで色んな種類のバナナを売るおっちゃん。マータラにて。

ポロス→コス→ワラカー

スリランカのカレーの中で、とってもスリランカらしくて、めちゃめちゃ美味しいのが「ジャックフルーツ」のカレーです!和名:波羅蜜(パラミツ)
木の実です。

一言にジャックフルーツといっても、スリランカでは成長過程に合わせて、3つの呼び名があります。
若い頃は「ポロス」、でっかく成長すると「コス」、それが熟れると「ワラカー」です。
Like a 出世魚。
それぞれ、実の中身、味も異って、楽しいです。

では、写真で見ていきましょう。

スリランカの多くのところで自生してるジャックフルーツの木。

この木にはこんな実が、

若くて、小さいうちは「ポロス」。
小さいといっても、20cmくらいはあります。
「ポロス」がどんどん成長すると、
ドーン!

大きさが分かりにくいので、
おねえさんがカットしているシーンを、
ドーン!


大きいものは、70?80cmくらいになります。
こうなると呼び名が変わって「コス」!
このコスを 取って来たときの映像はこちら↓

かなり高い木に、ひょいひょいと登っていく。カッコイイ。

若いころのジャックフルーツ「ポロス」をカットすると、

弾力があり、まるでお肉のよう。
調理方法もバダプ・トゥナパハ(ローストカレーパウダー)を使って、お肉のように調理します。
できたポロスのカレーは↓

お肉のような食感で程よい酸味もあって、めちゃめちゃうまいです!!大好き!!

いっぽう
でっかく成長した「コス」をカットすると、

ホストファミリーのターッタ(お父ちゃん)の力強い手。
実からは凄い粘液。
水洗いして、さらに解体。

さらにさらに解体。


アンマー(お母ちゃん)が上向きの包丁で、コスの実とコスの種(コスアタ)に分解。
コスアタの写真↓

そして、コスのカレー「キリコス」作りました!

3年前の僕。若い。。。
別のキリコス(コスのカレー)の写真↓ ティッサ食堂厨房にて

野菜の調理法でココナッツミルクをたっぷり使います。独特のとろみ&ねばりがたまりません。
コスアタ(コスの種)はコスと一緒に調理したり、コスアタだけのカレーにもなります。
コスアタカルポル↓

じっくり煮込んで、汁気をとばして、ホクホクヤミツキ。

それで、コスが熟すと、「ワラカー」。

こちらはフルーツ的にそのまま食べます。甘さがぎゅっと詰ってて止まりません。

【番外編】で、ポロスに良く似た木の実の「デル」(パンの実)

良く似てますが、別の植物。
このカレーも、

うまい。。。

 

話をジャックフルーツに戻して。
もし、スリランカへ行くなら、このジャックフルーツのカレー「ポロス」と「コス」を是非、食べてみて下さい。
感動間違いなしです!

カラピンチャ。
ここ日本では木の実そのものを手に入れるのは難しのですが、中々良い味と食感を持つ缶詰のジャックフルーツをみつけまして、それを使った「ポロスのカレー」を時々、提供しております。

機会があれば、是非、食べてみて下さい★

風だ(仮)予約受付終了。

「風だ(仮)」予約締切り。

おかげさまで、12月30日(火)の「風だ(仮)」は、定員に達しましたので、予約を閉め切らせていただきます。満員御礼!!
(※現在、調整をお願いしている方は、お願いした時間であれば大丈夫です。)
今回、ご希望に沿えなかった皆様は、本当に申し訳ございません。今後の「風だ(仮)」の動きにもご期待下さい!

【お知らせ】
今回、食後のデザートに用意するワタラッパン(スリランカのプリン)は、ゼロワンカレーのすぐ近所のZiZi BAKE(ジージーベイク)が作ります。カラピンチャで時々出しているスイーツ各種もZiZi BAKE製です。ZiZi BAKEのFBページ
http://www.facebook.com/ZiZiBAKE

それでは、参加していただく皆様、美味しい一皿を用意してお待ちしております。宜しくお願いします!!