GalleでLamprais(ランプライス)。2015.


Galle Fort HotelのレストランRope Walkにてランプライスを。

ダッチバーガー(オランダ植民地時代のオランダ人との混血、そこにルーツを持つ民族)の料理として今では広くスリランカで愛されています。ランプライスの形式が多様化する中、オリジナルに近いスタイルでいただける数少ない店のひとつ。

見た目は茶色く写真映えしませんが、しっかり蒸された良い香りと複雑な味わいで美味しい。一見、シンハラ料理と大差ないように思えますが、食べると全く別の料理だと感じるはず。

店内には
オランダ東インド会社/日本語
Dutch East India Company/英語
Vereenigde Oost-Indische Compagnie/オランダ語
を表す
VOCの3文字が交差する紋章も掲げられている本元のランプライス。
コロンボにあるDutch Burgher Union内にあるVOC Cafeのものとも当然近しい味わい。

今では日本国内も含めて、様々なスタイルのランプライスが存在しますが、オリジナルをしっかり体験した上でバリエーションをいただくとより楽しめると思います!
ただしここはちょっと高価(5100LKR)。DBU VOC Cafeの方がお手頃です。


またコロンボのペターのエリアには、
Dutch Museum があります。


オランダ植民地時代の歴史背景やその頃の家具や調理器具などが展示。

コキスアッチュワ発見!

広くスリランカ料理を理解しようとするなら、オランダの影響も知るとより面白くなると思います!

ハラーワタ(チラウ)へ。2025.

2024-25スリランカの旅。

一週間限定5人旅。次はChilaw(シンハラ語ではහලාවත ハラーワタ)に来ました。
ミーガムワ(ネゴンボ)からさらに北上した海沿いのエリア。ネゴンボ同様、ラグーンもあります。神戸で仲良くしているスリランカ人夫婦シェハン&ハンシの実家がります。

3日間の滞在予定。
夜遅くに到着すると、なんと家のお父さんのバースディーパーティー絶賛開催中。爆音家カラオケ&酒盛り。

出張アーッパ職人までいてなかなかの本気パーティー

宴は明け方まで続きました。スリランカあるある。

だけど、スリランカの朝は早い!
AM5:00。いざフィッシュマーケットへ。

ハラーワタの魚市場はいつもすごい活気!!!

こちらでお目当ての
කකුළුවා/カクルワ/蟹
をゲット!

それを、シェハンのお父さんが豪快調理!

そしてお母さんが作ってくれた
◎වැටකොළු/ワタコル/十角ヘチマ
◎කෙසෙල්මුව/ケセルムワ/バナナの包葉
◎ඇඹරැල්ල/アンバレッラ
◎අන්නාසි/アンナーシ/パイナップル
◎පිපිඤ්ඤා/ピピンニャ/スリランカのきゅうり
もどれも美味しい!

ここに来た甲斐大!

また翌日は、お父さんとその部下の皆さんとさらに北上。
Kalpitiyaへ。

約10日間の沖合漁業から帰ってきたお父さんの船からの水揚げ風景。

立派な
පරව් මාළු/パラウマール/ロウニンアジ
がたくさん。
祝大漁

白身魚のこちらはキリマールに。

さらに、一緒に上がった
තෝරා මාළු/トーラマール/サワラ
は、衣をつけたバドゥマに。

この日も夫婦共同調理の息はピッタリ!

この日も最高でした。

滞在中は、ヒンドゥーの寺院 Munnesaram Devastham へも。

タミルの寺院はどこも圧倒的で不思議なパワーを感じます。

また、ラグーンをお父さんのボートで爆走したのも怖楽しかったw

Chilaw(ハラーワタ)での海の幸三昧。スリランカ料理の大きな魅力のひとつでもあります。
貴重な体験をさせていただきありがとうございます。

片田舎ヘッティムラへ。2025.

2024-25スリランカの旅。

キャーガッラの片田舎、ヘッティムラへ行ってきました。

こちらもこのブログで何度か紹介している友人ヘーマさんの実家があり、今回はその親戚の家にお邪魔しました。

合流中の知人3名にぜひ体験して欲しかったのが、
このような田舎でミリスガラ මිරිස් ගල(スリランカ式石臼)を使って作られたスリランカ料理代表
පොල් සම්බොල
ポルサンボーラ

の美味しさ。

削ったココナッツの実と赤&青唐辛子や玉ねぎ他を加えて丁寧にスマッシュ。最後にデヒ(スリランカのライム)を絞ります。

これだけでもご飯ががっつり食べることができます。
日本ではミリスガラもなければ、生の新鮮なココナッツの入手も難しい。様々なテクニックを使ってリアルな味を目指しても、これにはかないません。

でもこの日はご馳走。最高のお昼ご飯!
カラウィラ(ゴーヤ)、ポロス(若いジャックフルーツ)、アンバ(マンゴー)、ククルマス(チキン)、パリップ(挽き割りレンズ豆)、カトゥレットなど。

翌日は、残ったポルサンボーラを炒めてロースパーンと。

汁気のあるパリップとのトリオは最強。

インディアーッパとも合う合う合う。

別の食事、
ポルロティ(ココナッツとこの時は米粉)

インブルキリバット


ポルパニ(甘く煮詰めた削ったココナッツ)が入ったおにぎりのような料理。


コラキャンダ(葉野菜のお粥)

ビッビカン(ココナッツのケーキ)

など全てを写真には収めていないのですが様々な料理を楽しみました。

どれも伝統的なスリランカ料理で感動の美味しさでした。
ここ最近急激にモダンになっていくスリランカの家庭料理ですが、田舎の方では古き良き様式で作られる料理が今でも楽しめます。

ありがとうございました!
また来ます。


<おまけ>

天然ゴム作り

ハラパを持ってきてくれた近所のお姉さん

シェフ. パブリス・シルワに会いに。2025.

2024-25スリランカの旅。

スリランカに来て訪問しないわけにはいかない大先生のもとに。

Dr.(Chef) Pubis Silva
パブリス・シルワさん、88歳
マウントラビニアホテル名誉総料理長

何度も紹介していますが、スリランカで知らない人はいないレジェンドシェフ。
どのくらい有名かを例える時。日本人で老若男女誰もが知る料理人はいないと思うので、「タモリさんぐらい有名です」と僕は説明しますw

さまざまな社会的な実績や名誉ある勲章などがたくさんのシェフ。
なんと昨年(2024)には切手に!

そんなパブリスシェフを日本に招いてカラピンチャチーム共に阪急百貨店でイベントを開催できたのは最高の思い出です。(2019)

その時の様子のブログ記事↓↓↓
 Dr. Publis Silvaとの一週間。 https://karapincha.jp/blog/?p=6707

そして、
今回は同行中の知人3名とパブリスシェフの事務所で、スリランカ料理の歴史を含むさまざまなことをインタビュー。とても為になる話をたくさんしていただきました。

そして、
分厚い本を頂戴。

これは勉強しない訳にはいけません(汗)

もちろん、その夜はマウントラビニアホテルに宿泊。美味しいビュッフェディナーを堪能。

いつもあでも元気で若々しくユーモラスなパブリスシェフ。
愛してます!


ありがとうございます。

お寺で大歓迎


2024-25スリランカの旅

1月7日に知人の3人と合流。ここから一週間、行動を共にします。
到着、当日はミーガムワ(ネゴンボ)の街の食堂でアーッパやパラータ他。

そして翌日、ガルキッサ(マウントラビニア)に鉄道で移動。

ダルマショーカ寺へ、

こちらは僕達が慕うダンミカ・ハームドゥルオ(お坊さん)がいらっしゃって、さらに幼稚園も併設されています。

なんと園児達のスペシャルなマーチやダンスでの歓迎をいただきました。


その後、僕達は園児達の食事をよそってあげました。

子供達が食べている姿を見ていると、本当に上手に混ぜ込みながら食べなぁと感心。

そして、僕達もとびきりのランチまでご馳走になりました。
お寺の檀家さん達が用意してくれた料理はとても美味しく、みんな夢中で何回もおかわり。

食後はキリパニ&たくさんのフルーツ。
その中に


ワラカ/වරකා
熟したジャックフルーツ
厚みのある食感と強い甘味、そしてほんのり発酵臭のような香りが癖になる美味しさ

ジャックフルーツは
若く小さい実のポロス
大きくなったコス
熟したワラカ
それぞれとても美味しく、スリランカに来たなら是非味わって欲しい木の実です。

ダンミカハームドゥルオ。いつもたくさんの教えをいただきありがとうございます。
また日本でお会いしましょう!幼稚園、檀家の皆様もありがとうございました!