マティクンブラという田舎の村へ

2024-25スリランカの旅。
続いて訪れたのは、クルネーガラから奥に進んでいく小さな村、マティクンブラ。

こちらには、昔からカラピンチャに良くきてくれる神戸在住スリランカ人のディネーシュさんと奥さんのアキさんがちょうど帰省中ということでお邪魔してきました。

とっても田舎ということは聞いていましたが期待通りしっかり田舎でしたw

でも田舎の暮らしや食事には、古き良きスリランカがしっかりと残っており学ぶことがとても多く僕達にとってとても魅力的な経験となりました。

まずそこまでの道中から。
ディネーシュ達と合流してヒリピティヤの街にいる友人ジーワンタさんの家を訪問。お昼ご飯をご馳走に。ありがとうございます。


カハバト(具入りイエローライス)
チキンカレー
パリップ(レンズ豆)
カトゥレット(コロッケ)
ワンバトゥモージュ(ナス)
アラテルダーラ(じゃがいも)
ゴトゥコラ(ツボクサ)
パパダン

ゲスト仕様のご馳走ですが、手間暇かけた家庭料理のおいしさに感動です。

そして、目指すは川。
彼のさらに友人も増えてみんなで川遊び。
路面が悪く狭い土道をグラングラン揺れながら進み。
途中の「なんでこんなところに食堂が!?」というところでストップ。

AJITH FOOD & RESTAURANT

こちらで猪肉入りのチョップシー(スリランカ式八宝菜)をテイクアウェイ。シェフのアジットさんが手際良く仕上げてくれました。


そして川へ!

වල් ඌරු මස්/ワルウールマス/猪肉
入りチョップシーめっちゃ美味しい!

しっかり遊んで日の暮れる前にジーワンタさんのお家に戻ってで晩ご飯。

インディアーッパ、トーセ、ロースパーン、ワデー、チキン、ポルサンボーラ、ココナッツチャトニ、パリップなどのご馳走。

トーセやワデーはすぐ隣のこのお母さんが作ってくれるお店のもの。

そこからいよいよ。
真っ暗な田舎道をマティクンブラの進んでディネーシュの実家へ。
到着した日は夜も遅くシャワーを浴びて紅茶とウェリタラパをいただいておやすみなさい。

ウェリタラパ
ピットゥを作ってほぐして甘く固めたお菓子


翌朝。
ディネーシュのお母さん。めちゃめちゃパワフルで料理上手。

滞在中、ものすごいバリエーションの料理で僕達を楽しませてくれました。
まず最初の朝ご飯↓↓↓

朝ご飯とは!?
このデラックス感。

コス(ジャックフルーツ)のヌードルス
バナナのカレー
ラブコラ(瓢箪の葉)の炒め物
ポロス(若いジャックフルーツ)のカレー
チキンカレー
3つの葉っぱのサンボーラ(テブコラ、コーッパコラ、マンニョッカーコラ)
アラホディ(ジャガイモ入りのココナッツミルクカレー)
コヒラの煮込み
カトゥレット
トーセ(ニンジン入り)
インディアーッパ
クラッカンピットゥ(シコクビエのピットゥ)
お米ははナードゥ

朝からスーパーハッピーです。

ラブコラ/ලබු කොළ(瓢箪の葉)というのはこんなの↓↓↓

調理方法は様々ですがこちらは、
米粉メインの生地をこのラブコラで巻き込むように包んで蒸します。

蒸し固まったものをカットして、にんにく、玉ねぎ、青唐辛子、ランペ、カラピンチャなどと辛く炒めて出来上がり。

手間がかかりますが、めっちゃ美味しい!

コス/කොස්(ジャックフルーツ)のヌードルス、めっちゃユニーク。

テブコラという葉(コラは葉の意)

マンニョッカーコラ

コーッパコラ

この3種の葉を使ったコラサンボーラも絶品↓↓↓


別の日の昼食↓↓↓


◎ムッダラッパラン・キリバト(レーズン入りのキリバト)
◎ヌードルス
◎シーニサンボーラ
◎パリップホディ
◎チキン
◎アラテルダーラ
◎カトゥレット
など

なかなか珍しいレーズン(ムッダラッパラン)入りのキリバト

パーンケーク
小麦粉ベースの生地を薄焼きにして、パニポルと呼ばれる削ったココナッツを蜜で煮詰めた具を包んだお菓子。

などなど。
本当にバリエーション豊富な色んなものを食べさせてもらいました。

ディネーシュとアキさん、お父さん、お母さん、親戚の子供達と遊びに行ったのも楽しかったです。

ピンナワラで象見たり。

アイスタイム。

今まであえて見ようとまでならなかったキャンディアンダンスのショーが思いの外、素敵で感激。

帰りに寄った親戚の家でのご飯もNice↓↓↓

ヌードルス、チキン、バタラ(さつまいも)、キリホディ(ココナッツミルクカレー)など


<思い出集>
家の裏にはゴムの木がたくさん。

ちょうど仕上がってきたゴムのシートを干していました。

ウンバラカダ(乾燥モルディブフィッシュ)

乾燥中のコーヒー豆(スリランカではコーピと呼ばれる)

トーセを焼くのはお父さんの仕事

ご自慢のリパ

生まれてまもない子猫達。

他にも、色んな体験&食事をさせてもらいました。
みなさまありがとうございました!!!
胸もお腹もいっぱいです。

クリスチャンの家庭でクリスマス

2024-2025スリランカの旅。
最初の目的地、ネゴンボ(ミーガムワ)近くのカットゥワという街に来ました。
ここにはカラピンチャスタッフのサチニの親戚の家がありそこを訪問しました。僕達の要望で、クリスチャン(カトリック)が多いこのエリアでちょうど24日の夜の教会でのミサ、そしてその時の家庭での料理も体験してきました。

小さな街ですが、教会はたくさん。翌日(クリスマス)のために作られたココナッツの外皮でできた十字架も。

家にお邪魔してお昼ご飯。

近所の人気の食堂のテイクウェイのライス&カリー。美味しい!


そして、今夜のパーティーのための飾り付けをお手伝い。

さあ、食事の準備がスタート。

この家のお母さん。

その妹(オーストラリア在住の料理人)
切っているのは豆腐。

イッソー(海老)。大きい!

ペイストリーの中の具材。炊いたチキンをほぐしたものに、ガンミリス(黒胡椒)やキャーリミリス(粗挽き赤唐辛子)で辛味付け。

空芯菜炒め。
そこにさっき切っていた豆腐を揚げて厚揚げ状態のものも加えて出来上がり↓

これめっちゃ美味しい!

こちらは具沢山チョップシー(スリランカ式八宝菜)

さっきのほぐしたチキンがたっぷり詰まったペイストリー。

他にもどんどん仕上がったいますが、時間は21時。一旦手を止めて教会へ。
聖なる夜のミサに参加しに。

ご存知の通り、スリランカは仏教徒が多い(約7割)国で、次いでヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教の順と言われていますが、教会の外まで溢れるたくさんの人、人、人。最も大切な日であることを実感。

僕のお婆さんはクリスチャン(プロテスタント)で、子供の頃に何度も日本で教会に連れて行ってもらったことがあるのですが、讃美歌や生演奏など、色んなことが独特のスリランカ式でとても興味深かったです。

オランダやイギリスの植民地時代に一部地域で広まったキリスト教ですが、この個性的な島で独特のスタイルを築き上げ、しっかりと根付いていることに感動しました。

僕自身は仏教徒でスリランカでもお寺に行くことも多いのですが、民族や宗教の違いを超えてお互いのことを理解、尊敬し合うことがとても重要だと感じています。

オーストラリア在住の妹さんの末っ子。

さあ、素晴らしいミサの後は、おうちに帰ってパーティーです。

ぎっちりチキンのペイストリーがパンもサクサクでGood!

こちは骨つきポークのグリル。スリランカではバーベキューと呼んだり。
庭にグリル台が設置され、ビーフやチキンも焼いていました。

こちらがベジタブルチョップシー。妹さんのこだわりで水を加えず、野菜の水分でじっくり仕上げ。美味しかった!

空芯菜と厚揚げの炒め物。自由なスタイル!

他にも色んな料理がありましたが、写真不足ですみません。

そして、ウイスキーやアラックのボトルがどんどん開けられてみんなで宴会!!(僕はお酒は飲めません)
仏教徒の家でよくあるパターンは、男性陣のみが家の中庭や別室に消えって行きそこでお酒を嗜むケースが多いです。(僕の経験上)
飲んでいる時は食事は取らず、ちょっとしたおつまみを突きながらという感じ。その間、女性陣や子供達はおしゃべりでもしながら待っていて、男性陣が戻ってきたらみんなで食事がスタートみたいな流れ。

一転、クリスチャンは男女関係なく、みんなで飲んで、みんなで食べる!(もちろん子供はお酒を飲まない)
そして仏教の人々はあまりビーフやポークを食べないケースが多いですが、クリスチャンは結構食べる。料理のスタイルもご覧の通りシンハラ料理の枠に収まらない。色んな意味で自由な気がします。

そして時間は24時。
爆竹が鳴り響くのはやっぱりスリランカ。
その後、明け方もあでパーティーは続いたそうです。(僕達は2時過ぎにリタイヤ)

でも、25日クリスマス当日の朝は、キリバトやコンダキャウン、ムンキャウン、アルワ。
めちゃめちゃ伝統的www


貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました!
サチニ、そしてこの家の息子さんの京都在住のニランさんもアレンジしていただき、ありがとうございます!