KKDS “KALUTARA20” 予約受付開始。

【予約が定員に達したため、受付を終了しました。】

KKDS7_03予約受付開始KKDS “KALUTARA20”予約申込みの受付を開始します!

日本人が調理するスリランカカレーの店、「カルータラ」(大阪・肥後橋)、「カラピンチャ」(神戸・王子公園)、「デッカオ」(大阪・南船場)が一皿のライス&カリーを共作するイベント『KKD』。今回は「CURRYシバ」(大阪・心斎橋/移転準備中)も加わった『KKDS』。

第7回となる今回は特別版。
テーマは “カルータラ20(トゥウェンティー)”です。
「カルータラ」の20周年を記念した華やかなライス&カリー他を提供します。
「前菜 →ライス&カリー→デザート&紅茶」といったコースで提供予定です。

会場は大阪・福島のパインブルックリン。いつも以上にたくさんのお客様に来ていただけるよう定員も大きく増やします。

日程:2018年4月30日(月.祝)
場所:パインブルックリン(2階 スペースC)
【住所】大阪市福島区福島1−2−35
【電話】06-6225-7097
【Web】http://pinebrooklyn.com/

完全予約制(メールのみ)で受け付けとさせて頂きます。
①12:00~13:30
②14:00~15:30
③16:00~17:30

<予約申込み方法>
以下のメールアドレスに、
◎希望の時間帯の番号(第3希望まで記入可)
◎人数
◎お名前(代表者)
◎携帯電話番号
をご記入の上、以下のメールアドレスまで、ご連絡下さい。

KKDcurry@gmail.com

いただいたメールに対して数日中に返信メールをお送りしまして、予約の確定とさせていただきます。 先着優先で受け付けますので、ご希望に添えない場合もございます。ご了承下さい。

なお、携帯電話のアドレスから予約メールを送っていただく場合は、返信時にこのメールアドレスからのメールを許可する設定にしておいて下さい。(こちらからの予約確定メールが拒否される恐れがあります。)
注意:お客様の都合による予約確定後のキャンセルはお受け出来ません。当日お越し頂けない場合は、あらためて料金を請求させていただきます。

<提供料理>
KKDS KALUTARA20 ライス&カリーコース
(前菜→ライス&カリー→デザート) 2,800円。
スリランカのスナックが前菜、そして様々な食材を使ったカレーや料理が一皿にならぶスリランカ式ライス&カリー。食後にはデザートと紅茶を提供します。
時間も1時間半とたっぷり設けていますので、ゆっくり楽しんでいただけると思います。
ライオンビール、アラック、ジンジャーエールなどの飲み物も別途ご用意いたします。

KKDSチーム。素敵な一日になるよう、美味しい料理を作ります。
楽しい「カルータラ」の成人式にしましょう!
どうぞよろしくお願いします★

KKDS一同

「ニューエクスプレス・シンハラ語」再販します。

スリランカの公用語のひとつシンハラ語を基礎からばっちり学べる本。
「ニューエクスプレス・シンハラ語」(白水社/3,200円+税)
2度目の重版(3刷)がされたということで、カラピンチャ店頭にて再販させていただきます。

newexpresssinhalaこの本の著者は野口忠司氏。
僕がシンハラ語を教わった先生です。
先生は昨年(2017年)の秋の叙章で「旭日双光章」を天皇陛下から授章されました!!
長年のシンハラ語の研究や日本人にとってのシンハラ語の扉を開き道を築いた功績によるものです。
僕も、クラスで先生の過去のシンハラ語の研究に没頭された日々の話を聞かせてもらったことがありますが、内戦中のスリランカへ船で行き、見返りをいっさい期待せず情熱だけで進み続けたその姿勢は本当にリスペクトです。
僕にとっても、本当に嬉しいニュースです。

そして、そのことがスリランカの新聞「アダ」で紙面全面をカラーで掲載されました。さらにその紙面には、シンハラ語、シンハラ文字にない「Z」行の新たな文字が先生により提案されています。
sinhalaZ先生の今も変わらぬその情熱には脱帽です。

そんな先生が、より分かりやすくシンハラを理解するために書かれた本の中身を少し。
ニューエクスプレスシンハラ語3くるくるカワイイシンハラ文字の書き順もしっかり。

ニューエクスプレスシンハラ語1

会話の例文。
挿絵は武田尋善氏(画家/マサラワーラー)

ニューエクスプレスシンハラ語2

文法の解説もバッチリ。

 

ニューエクスプレスシンハラ語4

そして、音声CD付き。
スリランカ。一般的な旅行者が訪れるような場所では、英語が通じることが多いですが、つたないながらもシンハラ語を繰り出せば、スリランカの人の顔が心からの大きな笑顔に変わります!
シンハラ語の基礎があれば、スリランカの旅がびっくりするほど自由で、面白くなります。

是非、カラピンチャでお手に取ってみて下さい★

KKDS “KALUTARA20” やります!

KKDS7_01告知_ol日本人が調理するスリランカカレーの店、「カルータラ」(大阪・肥後橋)、「カラピンチャ」(神戸・王子公園)、「デッカオ」(大阪・南船場)が一皿のライス&カリーを共作するイベント『KKD』。

今回は「CURRYシバ」(大阪・心斎橋/移転準備中)も加わった『KKDS』。
第7回となる今回は特別版。
テーマは “カルータラ20(トゥウェンティー)”
おかげさまで「カルータラ」は今年で20周年を迎えました。
これを記念した華やかなライス&カリーを提供します。
いつもは各店での開催ですが、今回は福島の「パインブルックリン」を会場に、「前菜 →ライス&カリー→デザート&紅茶」といったコースで提供予定です。
いつも以上にたくさんのお客様に来ていただけるよう定員も大きく増やします。

日程:2018年4月30日(月.祝)
場所:パインブルックリン(2階 スペースC)
【住所】大阪市福島区福島1−2−35
【電話】06-6225-7097
【Web】http://pinebrooklyn.com/

申し込み方法:メールでの完全予約制(先着順)を予定しています。

予約受付開始およびイベント詳細は、近日中に4店のSNSにて同時に発表します。参加ご希望の方は、しばらくお待ちくださいませ。
カルータラの成人式を、美味しく楽しみましょう!

どうぞ宜しくお願いします★

KKDS一同

P.S.
カルータラがなければ、今のカラピンチャははたして?
ただのスリランカ好きの青年が、スリランカ料理店のオッチャンへと成長できたのは、横田アイヤーのおかげです。
素敵なイベントにしたいです!!

濱田祐介
カラピンチャ

キャラニヤ。2018.

今回のスリランカの旅。
拠点、中継点として利用していたのコロンボからすぐのキャラニヤという街です。

過去にブッダがスリランカを訪れた地のひとつとされており、
「ラジャ・マハ・ウィハーラ」という有名な寺院があります。IMG_0199IMG_0209IMG_0235IMG_0237とても気持ちのいいお寺です。

神戸在住のスリランカ人、バーティヤさん&スガンディさん夫婦の好意で、空家状態のスガンディさん(奥様)の実家を利用させていただけることになったのです。
本当にありがとうございます!

隣には、いとこのラクシタさん夫婦が暮らしています。img_0298_2

そして、
IMG_0180お手伝いさんダルマダーセさん。
IMG_0177レストラン経験もある彼が時々用意してくれるご飯が、めちゃめちゃ僕好みの味でした。

IMG_2459ある日の昼食。
コス(ジャックフルーツ)、キャロット(ニンジン)、ワタコル(ヘチマ)、パリップ(レンズ豆)ポロス(若いジャックフーツ)、ケラワッラ(マグロ)

IMG_0248これは、トゥンバカラウィラ。小さいゴーヤです。
ポルロティポルロティ。


IMG_2446
作っているのは、
IMG_0184
コスマッルン(写真左)。
細かく切った熟れる前のジャックフルーツを潰したココナッツ他と和え炒める料理。

IMG_0268クラッカンピティ(四国稗の粉)入りのピットゥも美味しかった!
ミティキリ(一番搾りのココナッツミルク)をかけながら食べます。

タンバラコスこれは、コスとコスアタを茹でただけのもの。ポルサンボーラと一緒に。
(コス=熟れる前のジャックフルーツ、アタ=種)
他に何も要らない。幸せ。

そして、
魚カレー作りの様々なバリエーションも見せてもらいました。
IMG_2452ケラワッラのアンブルティヤル。
ガムミリス・クドゥ(黒胡椒の粉)で攻めます。

IMG_0242タラパッ(カジキ)のカレー。
こっちはミリスクドゥ(赤唐辛子の粉)で。

IMG_0164パラウ(ギンガメアジの類)のカレーの準備。
しっかりペーストにしたゴラカで。

ダルマセーナさんの料理はどれもベーシックですが、野菜の切り方や火の入れ方、全てが丁寧。それでいて塩と辛味のメリハリもあってご飯がすすむ。めっちゃ好きです。

キャラニヤ滞在中。他にも。
近所に住む親戚の家で何度もお食事を頂きました。
印象的だったのがこれ。
IMG_1988マニピットゥ。
スリランカでポピュラーなポルピットではなく。
しかも米粉ベースではなく小麦粉ベースは初めて。

まずは、インディアーッパワンゲディヤ(麺状に押し出す器具)で太めの麺を作り、それをふるいを使って短くします。さらにピットゥバンブー(ピットゥを固め蒸す器具)に詰めて蒸すというなかなか手間のかかる料理。
ココナッツミルクをかけながら、ルヌミリスと一緒に食べるともう止まりません。
maniアーッパも綺麗。
IMG_1984スリランカのお宅で食事をご馳走になる時は、基本的にゲストの自分達だけでいただき、家の皆様はその後、別室で食べることがマナーです。
僕達が食べている間は質問攻めタイムw。

バーティヤさんのお姉さんのお宅では、
インディアーッパインディアーッパ。

一緒に食べたエビのカレーが葉野菜入りでいい感じ。
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キャラニヤでの日々、E97C2D1F-C8E6-42A3-B78F-1DBE878C14F3

初めてサーリーをオーダーしたり。

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毎日、家の向かいに毎日くるトリンコマリー産のナーラ(みかんのような柑橘類)のジュース屋台でチルしたり。

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とてもとても楽しかった!!
また是非お邪魔させて下さい。
ありがとうございます。

写真:犬も歩けば、跡が残る。(あるある in スリランカ)

スリランカでの外食。2018.

スリランカでの外食。
あまりこのブログでは、過去から外食について紹介していませんでしたが、
実は、結構好きで、色んなレストランを訪れています。

今回の旅で訪れたいくつかのレストランと料理を紹介します。

まずはヌゲゴダにある「ギャミ・ゲダラ」
IMG_0297「田舎の家」という意味です。
IMG_0302料理はライス&カリーのみ。
マティワラン(土の鍋)に並べられたたくさん料理を、選んで盛りつけてもらうスタイル。丁寧に料理された伝統的な料理が多いのが嬉しい!

img_0308_2選別しつつもついつい欲張り盛りにw
店内は賑わい、料理もどんどん追加で作られるので常に新鮮な味わい。
ひとり約300ルピー(約250円)の価格も◎。
このヌゲゴダエリアは、開発が進み、外資の外食チェーンを含む多国籍な料理が増えて来ている中、若い客も多く、しっかり支持されている。
スバラシイ!

つづいて
ご存知(?)ティッサホテル。
IMG_1145こちらは、2011年-2012年にかけて僕が働いていたキャーガッラのガリガムワのバッラパーナにある食堂です。その後も毎年来ています。
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厨房はいつも慌ただしくも、冗談も飛び交い楽しい!

ウェディングホール2つも併設し、一日に1000食を作ることも。
IMG_1130若頭スーギリは結婚式の打ち合わせ中。

IMG_1129現在、ウェディングホールをさらに増設中。
よう儲かってますw

なんせ美味しいんで。
img_1139_2お昼のライス&カリーはビュッフェ。
赤米を選び、魚のカレーも付けました。

また、ロールスもウマイ。
IMG_1138三角巻きは茹で玉子入りのビッタラロールス(ティッサホテルの場合)。
IMG_1141甘めのキリテー(ミルクティー)で〆。大満足。

こちらは、バッタタにある植物園に併設されている「ヘラボジュンハラ」。
このヘラボジュンハラは、政府が地産農業と女性就労の支援を目的に展開する菜食のレストラン。
評判もすこぶる良く、ここ数年でスリランカ中に多数のお店ができました。

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IMG_1708

今回は休憩のためにたちよったので、軽めで。
大きな団子みたいなののが、クラッカンピティ(四国稗の粉)の生地を丸めて蒸した「タラパ(クラッカンタラパ)」という伝統料理。
右のはビンマル/ハトゥ(キノコ)のスープ。

過去に訪れた他のヘラボジュンハラの様子もどうぞ。
39183216_Unknownここは、コロンボからほど近いバッタラムッラ店。

39185136_Unknown楽しそうに働く女性達。

マンニュッカコットゥ真ん中のがマンニョッカ(キャッサバ)のコットゥ。

ヘラボジュンハラこちらは、キャンディーの近くペーラーデニヤ店で4人で食べた時の。
アーッパやトーセやキリバッや。

39187088_Unknownそしてなんとポロス(若いジャックフルーツ)のカトゥレット。
(一般的なのはジャガイモ。時々あるのがサトイモ。)
美味しいに決まってるw

続いて
こちらは適当に入った小さな食堂「PUSHPI FOOD CENTER」(バッタラムッラにて)

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調理するのは女性。

IMG_1860 余計なことをしない潔い味付けでストライク!

IMG_1855そんで、キャキリ(青瓜の一種)がGood Job!

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話が盛り上がり、おまけで出て来たジャンブ。
小さな食堂の嬉しいところ。

続いては、
コロンボ3。コルピティヤにある「ピラウース」。
ここは、スリランカ人の僕の友人が夜中の2時に辛抱たまらず車を走らせて食べに来るコットゥロティの名店。
コットゥロティについては、以下アドレスの記事をご参照下さい。
https://karapincha.jp/blog/?p=753

IMG_1881夜遅くでも店内は賑わい。僕たちが店を出る頃には席待ち状態。

IMG_1904チーズコットゥロティ with チキン

IMG_1905粗めに刻んだロティに、たっぷりのフライドチキンとチーズが絡んで絡んでぶっ飛ばされました!

IMG_1886メニューの始めの部分には、たくさんの種類のコットゥが。


IMG_1907多くの食堂では、コットゥロティの鉄板を店頭に構えて、視覚、嗅覚、聴覚で客を誘うのに対して、こちらは店の奥の見えないところで調理。
同名の模倣店がたくさんあるように、みんな美味しさの秘訣を知りたがる(?)

IMG_1897こちらはインディアーッパブリヤーニ。
これまたニヤマイ!!

続いては、
コッターワにある「ガムマーナヤ」(「村」みたいな意味)
IMG_2015ここへは、僕達がスパイスを輸入している「ルフヌ・フーズ」のエクスポートマネージャであるニシャンタが案内してくれました。
「どうしても食べさせたい店がある」とのことで、事務所があるマーラーベから、わざわざ高速道路で移動してきました。

IMG_2021こちらも、最初に紹介した「ギャミゲダラ」と近いオーセンティックな風合いをコンセプトとし、盛りつけてくれるスタイルのビュッフェ。
img_20242ただ料理は伝統的なものと、今時なもの、スリランカンチャイニーズなどもあって、楽しい!
IMG_2026ゴラカがバッチリ効いたアンブルティヤルも美味しかった!
続いては、
昨年末にゴールフェイスにあるシャングリラホテルに移転した「キャーマスートラ」。
Darshan Munidasaさんという有名シェフ(お母さんは日本人)とJacqueline Fernandezさんという有名女優が経営する高級店。
img_2051_2こちらは、しっかりスリランカ料理をベースとしながら「前衛的」なチャレンジをしており、とても興味深いです。
僕が無理してここに来る目的は、自由な「アーッパ(Hopper)」。

img_2052_2これが、BLACK HOPPER。
黒いアーッパです。
イカスミを使っており、マスカルポーネチーズと一緒に。美味しい!!
一般的なアーッパより、ひとまわり、いや、ふたまわり大きい。

IMG_2055「ロティロール」(フィッシュ)というネーミングに、どんなスタイルだろうと期待したら、そっか、よう考えたら、マールロティw(とてもポピュラーな料理)

IMG_2059

カレーは、味付けの方向性を確認したいので、あえてベーシックに。
チキンとパリップとジャガイモ(小さいの)。

他にもいくつかの料理を頂きました。

そして、
デザートに。
img_2065_2「What the Hopper!」と題された甘いアーッパ。
ベースのアーッパは「パニアーッパ」という生地にキトゥルパニ(孔雀椰子の蜜)を混ぜ込んだもので、さらにストロベリーとマスカルポーネチーズ。そして追いがけのキトゥルパニ again。

キャーマスートラ。やっぱり斬新なアーッパが楽しかったです。
またアーッパを複数頼んだ際の提供方法もユニークでした。
他にも、蟹のコットゥロティなんかも注文したかったのですが、僕達2人ではもうお腹いっぱい。
今度は、たくさんの友達と来たい。

続いても高級店。
コロンボ2、シナモングランドホテル内にある「ヌガガマ」。
上記のキャーマスートラとは、対照的にオーセンティックなスタイルを上品に追求。

今回も訪問したのですが、特別イベントを開催中でいつもの雰囲気とは一転。
ですので、まず昨年訪問した時のいつものヌガガマを。
IMG_7913シナモングランドホテルの中庭にあります。静かで雰囲気良し。

IMG_7914昔の家のような土作りでココナッツの葉で出来た屋根の料理ブース。
サロマ(布の腰巻き)姿のスタッフにマティワラン(土鍋)に入った料理。

IMG_7911IMG_7912こちらは、フルーツが中心のデザートのブース。
他にもアーッパのブースや軽食のブースも。

IMG_7915ビュッフェ式で自分で盛りつけます。
IMG_7916料理の種類がとても多いので、おかわりの際は全て違うのを。

IMG_7918高級ホテルでもやっぱり動物にやさしいスリランカ。

ちなみに今年訪れた時は、「ジャフナフェスティバル」(ジャフナは、スリランカ北端のタミル人が多数いる街)というイベントを開催中。
タミル料理がメインで、さらにタミルのダンスや物販屋台がいっぱいで、いつもの静寂なヌガガマとは大きく異なる雰囲気。
その様子を少し。
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IMG_2069タミル料理がずらり。一部シンハラ料理も。
IMG_2070

IMG_2073お皿はタミルっぽく金属のターリー。
僕は、タミルの料理や文化はしっかり理解できてないですが、これはこれで楽しかったです!そして美味しかった!

ということで、今回の旅での外食(一部ですが)をざっと紹介しました。
他にも好きな名店はたくさんあるのですが、またいつか改めて。

ちょっとここから長いです。
お時間ある時にどうぞ。

スリランカの外食のトレンドについて、僕が2004年の初訪問以来、見て来た感想と知った知識で記します。主観的で憶測の部分も多いのでご了承下さい。
それと、今の「カラピンチャ」のスタンスについても少し。

スリランカの外食のトレンド。
基本的にど真ん中にいるのは、今も昔やっぱり「ライス&カリー」。
家庭の味が原点ですが、強めの味付けでメリハリを出す店が多いです。

また、「コットゥロティ」、「フライドライス」、「ブリヤーニ」等、元を辿れば外来の料理も人気が高まりバリエーションも広がりました。「ロールス」や「エラワルロティ」、「バニス」等の軽食もこの類だと思います。
いずれも今や、スリランカ料理と言っていいほど定着していると思います。

さらに、2009年内戦集結以降は国が大きく開け、様々な食材が入ってきて、経済発展とともに冷蔵設備や物流も整い、料理の自由度はどんどん増しています。
外資の大型飲食チェーンも一気に流入、ピザ、ハンバーガー等を楽しむ若者も増えました。

一方で、
そういった食文化の広がりの”揺り戻し”のような傾向が見られます。
前記の「ヌガガマ」「ギャミゲダラ」「ガムマーナヤ」のような伝統的なスタイルをコンセプトとし、昔の農村風景を演出するお店が、新たなブームになっている気がします。
「ヘラボジュンハラ」もこの方向にあると思います。
もちろん、こういうスタイルは過去から存在しますが、今、改めて注目されているのを強く感じます。

高級店である「ヌガガマ」が火付け役(?)
その後、一般的な価格の同スタイルの店がどんどん増えて、老若男女問わず人気です。
面白いのが店名に、
ガマ(田舎)。ガメー、ギャミ(田舎の)。ゲダラ(家)など、古き良きを連想する言葉を入れている店がとても多いこと。
多様化する食文化に対して、改めてスリランカの料理の魅力を再確認しているように感じます。
何より、やっぱり昔っからのスリランカ料理は文句なしにウマイ!(超主観)

また「ランプライス」(Lamprais)も人気です。
これは、17、18世紀あたりオランダに統治されていた時代に、スリランカ人とオランダ人のハーフであるバーガーの人々が作った料理で、一定の構成のライス&カリーをバナナの葉で包み、それを蒸した料理。
これが注目されるのも、食文化の再確認のような傾向だと感じます。

そしてその上で、
「キャーマスートラ」のように、ベースをスリランカ料理に置きながら、単なる融合ではなく、それを昇華させようという動きがあることは非常に興味深く、今後の新たな流れを作っていきそうな気もします。

スリランカの外食事情は、ここ数年で大きく変化したと思います。そして、今後の展開も非常に楽しみ!!

僕も異国でスリランカ料理を提供する立場として、これからもしっかりトレンドを把握して行きたいです。

ただし、「カラピンチャ」の現時点のスタンスはこうです。
トレンドを意識、場合によっては採用しようと思いますが、
あくまで基本のライス&カリーを高い品質で提供することを重要視しています。
斬新、前衛的、豪華であることを求めず、
また逆に無理にオーセンティックな演出はせず、
あくまで「スリランカの基本の味」を、自分たちの解釈で、日本で採れる食材を優先して、提供したいと考えています。

その「基本の味」が一番難しい気もしますが、一生勉強、研磨していきたいです。

これからも「カラピンチャ」を宜しくお願いします★