クリスチャンの家庭でクリスマス

2024-2025スリランカの旅。
最初の目的地、ネゴンボ(ミーガムワ)近くのカットゥワという街に来ました。
ここにはカラピンチャスタッフのサチニの親戚の家がありそこを訪問しました。僕達の要望で、クリスチャン(カトリック)が多いこのエリアでちょうど24日の夜の教会でのミサ、そしてその時の家庭での料理も体験してきました。

小さな街ですが、教会はたくさん。翌日(クリスマス)のために作られたココナッツの外皮でできた十字架も。

家にお邪魔してお昼ご飯。

近所の人気の食堂のテイクウェイのライス&カリー。美味しい!


そして、今夜のパーティーのための飾り付けをお手伝い。

さあ、食事の準備がスタート。

この家のお母さん。

その妹(オーストラリア在住の料理人)
切っているのは豆腐。

イッソー(海老)。大きい!

ペイストリーの中の具材。炊いたチキンをほぐしたものに、ガンミリス(黒胡椒)やキャーリミリス(粗挽き赤唐辛子)で辛味付け。

空芯菜炒め。
そこにさっき切っていた豆腐を揚げて厚揚げ状態のものも加えて出来上がり↓

これめっちゃ美味しい!

こちらは具沢山チョップシー(スリランカ式八宝菜)

さっきのほぐしたチキンがたっぷり詰まったペイストリー。

他にもどんどん仕上がったいますが、時間は21時。一旦手を止めて教会へ。
聖なる夜のミサに参加しに。

ご存知の通り、スリランカは仏教徒が多い(約7割)国で、次いでヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教の順と言われていますが、教会の外まで溢れるたくさんの人、人、人。最も大切な日であることを実感。

僕のお婆さんはクリスチャン(プロテスタント)で、子供の頃に何度も日本で教会に連れて行ってもらったことがあるのですが、讃美歌や生演奏など、色んなことが独特のスリランカ式でとても興味深かったです。

オランダやイギリスの植民地時代に一部地域で広まったキリスト教ですが、この個性的な島で独特のスタイルを築き上げ、しっかりと根付いていることに感動しました。

僕自身は仏教徒でスリランカでもお寺に行くことも多いのですが、民族や宗教の違いを超えてお互いのことを理解、尊敬し合うことがとても重要だと感じています。

オーストラリア在住の妹さんの末っ子。

さあ、素晴らしいミサの後は、おうちに帰ってパーティーです。

ぎっちりチキンのペイストリーがパンもサクサクでGood!

こちは骨つきポークのグリル。スリランカではバーベキューと呼んだり。
庭にグリル台が設置され、ビーフやチキンも焼いていました。

こちらがベジタブルチョップシー。妹さんのこだわりで水を加えず、野菜の水分でじっくり仕上げ。美味しかった!

空芯菜と厚揚げの炒め物。自由なスタイル!

他にも色んな料理がありましたが、写真不足ですみません。

そして、ウイスキーやアラックのボトルがどんどん開けられてみんなで宴会!!(僕はお酒は飲めません)
仏教徒の家でよくあるパターンは、男性陣のみが家の中庭や別室に消えって行きそこでお酒を嗜むケースが多いです。(僕の経験上)
飲んでいる時は食事は取らず、ちょっとしたおつまみを突きながらという感じ。その間、女性陣や子供達はおしゃべりでもしながら待っていて、男性陣が戻ってきたらみんなで食事がスタートみたいな流れ。

一転、クリスチャンは男女関係なく、みんなで飲んで、みんなで食べる!(もちろん子供はお酒を飲まない)
そして仏教の人々はあまりビーフやポークを食べないケースが多いですが、クリスチャンは結構食べる。料理のスタイルもご覧の通りシンハラ料理の枠に収まらない。色んな意味で自由な気がします。

そして時間は24時。
爆竹が鳴り響くのはやっぱりスリランカ。
その後、明け方もあでパーティーは続いたそうです。(僕達は2時過ぎにリタイヤ)

でも、25日クリスマス当日の朝は、キリバトやコンダキャウン、ムンキャウン、アルワ。
めちゃめちゃ伝統的www


貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました!
サチニ、そしてこの家の息子さんの京都在住のニランさんもアレンジしていただき、ありがとうございます!

スリランカのココナッツ製品(食品)を紹介。

一部、欠品状態でありましたココナッツ関連製品をスリランカから再入荷しました。そこで改めて、スリランカ料理には欠かせないココナッツを原料とする各商品を紹介します。

まずはココナッツそのものについてココナッツの木ココナッツの木
上部に実が成り、それを長い鎌のような道具でカットして落とします。
写真ではちょうど実が落ちて来ている瞬間が確認出来ます。
もっと高い木の場合は、登って実を落とします。

そして、落とした実の外側を剥ぎ取ります。
P1040342内側の実が出てきます。
ココナッツの実
それを鉈で半分に割ります。
ココナッツ割り中には胚乳液(ココナッツウゥーター)と白い胚乳が。

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この胚乳の部分が料理の材料として使用されます。
ココナッツウゥーターは、そのまま飲んでも良いし、ビネガーの材料になったり。

ちなみに、外側の実の部分の繊維もたわしになったり、内側の殻の部分もお玉になったり、食べない部分もスリランカの日常生活で大活躍しています。

それでは、当店で販売しているココナッツ製品を紹介していきます。

 

◉ココナッツミルクパウダー
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お湯を加えてよく溶くことで、カレーをはじめとするスリランカの煮込み料理に欠かせないココナッツミルクを作ることができます。
本来は、生のココナッツの実を削り、水を含ませてから絞ることでココナッツミルクを採取します。
しかしながら、日本国内でココナッツミルクを採取できる新鮮なココナッツの実の入手は難しく、熱乾燥処理を施したこのようなパウダーや缶詰等が調理の際に使用されることが一般的です。
パウダーのメリットは、必要な分量だけを使用できる点と濃度を簡単に調整できる点です。
カラピンチャでは、スリランカのココナッツ製品の大手メーカーのひつつレーヌカ社(Renuka)のココナッツミルクパウダーを販売しています。

<商品ページ>
◎ココナッツミルクパウダー(Renuka/スリランカ産)1kg
◎ココナッツミルクパウダー(Renuka/スリランカ産)300kg
◎ココナッツミルクパウダー(Renuka/スリランカ産)150kg(国内詰替)

 

◉ココナッツファイン
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(注意:パッケージが透明袋に変更されています。)
39-2削ったココナッツの実を乾燥させたものです。

ココナッツの実を削るシーンを動画でどうぞ↓↓↓

家庭では、手動の器具で削ることが一般的ですが、レストランなどではこのような電動削り機が活躍しています。
手動のココナッツ削り機は当店でも販売しております↓↓↓
ココナッツスクレーパー01◎ココナッツスクレーパー(ココナッツ削り機/スリランカ製)

ポルサンボーラやマッルンといった代表的なスリランカ料理やお菓子の材料としても活躍します。
polsambola_01前述同様で、スリランカでは生のココナッツの実を使って調理されることが一般的です。
生のココナッツには敵いませんが、当店が輸入するRUHUNU FOODS社のココナッツファインは、スリランカらしい香りと味を保持しております。
当店では比較的、細かめのものを採用しています。

<商品ページ>
◎ココナッツファイン(スリランカ産/乾燥)250g
◎ココナッツファイン(スリランカ産/乾燥)100g

 

◉ココナッツオイル
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ココナッツの実を原料とする食用油。
多くのスリランカの家庭では、調理時のメインの油として使用されています。
バージン(未精製)なので独特の風味が料理のアクセントになります。
香りの個性が強いので、一般的な調理油と使い分けたり、合わせたりして全体としてメリハリを持たせるような使い方も良いと思います。
室温が約20度を下回ると凝固し始めるというデメリットもありますが、スプーンなどで軽く削り取って使用することができます。

<商品ページ>
◎ココナッツオイル(バージン/スリランカ)200ml

 

◉ココナッツビネガー
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ココナッツの実に含まれるココナッツウォーターを醸造させた酢です。
スリランカで酢といえばコレです、
程よい香りと酸味を持ち合わせ、アッチャール(漬物)作りや、ワンバトゥ・モージュ(ナスの料理)他、様々なスリランカ料理への風味付けに使用されます。
またカレーの仕上げに、隠し味程度に少量を加えると、そのマイルドな酸味が味の奥行きを深めてくれます。
この風味はスリランカ料理でなくとも、様々な料理で活用できると思います。

<商品ページ>
◎ココナッツウォータービネガー 350ml

 

◉ココナッツトゥリークル(ココナッツシロップ)
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ココナッツの木になる花から採れる液を、煮詰めて製造したシロップです。
砂糖や保存料の添加物は一切不使用、100%ココナッツです。
IMG_5842香ばしい甘さが特徴で、スリランカでは水牛のヨーグルトに合わせて食べたり、お菓子の材料に使われます。
孔雀椰子から採取されるキトゥルシロップ(キトゥルパニ)とは異なります。
スリランカ料理以外でも、日常使いできるシロップだと思います。

<商品ページ>
◎ココナッツトゥリークル(ココナッツシロップ/スリランカ産)250ml

孔雀椰子の液をを原料とするキトゥルパニは下記↓↓↓
◎キトゥルパニ(キトゥルシロップ/スリランカ産)375ml

 

他にも様々な食品がココナッツを原料に作られています。
スリランカ料理を調理する上で欠かせないココナッツ。

(やや主観的な意見になりますが)
ココナッツ製品はメーカーや産地によって香りや味がやや異なります。
スリランカ料理をしっかりスリランカテイストに仕上げるにはやっぱりスリランカの物がオススメです。

オンラインストア「スパイスカラピンチャ」は下記アドレス&バナーからアクセスできます。

https://spice-karapincha.jp
スパイスカラピンチャ

ぜひ、各ココナッツ製品をご活用ください!
宜しくお願いします。

 

「ココナッツスクレーパー(ココナッツ削り器)」発売。

ココナッツスクレーパー01ココナッツスクレーパー(ココナッツ削り器)を発売します。
ココナッツの生の実の白い中身の部分を削る道具です。シンハラ語では、හිරමණය(ヒラマナヤ)と呼ばれます。

スリランカではココナッツを使った料理がとても多く、ココナッツの実を剥いて、割って、削るという作業がほとんどの家庭やレストランで日々行われています。
ココナッツを削る道具「ヒラマナヤ」には様々なタイプがあります。低い腰掛に刃を固定したタイプや、こちらのハンドル式、そして電動のものなど。

当商品はテーブルなどに固定し、ハンドルで刃を回転させることでココナッツの実を削るタイプで、最近の家庭の台所で良く使われているタイプです。
ココナッツスクレーパー02

スリランカのメーカー「ODIRIS」の製品です。

詳しくは、以下商品ページにて↓↓↓
◎ココナッツスクレーパー(ココナッツ削り器/スリランカ製)

ココナッツスクレーパー03ココナッツスクレーパー04ココナッツスクレーパー05ココナッツスクレーパーとココナッツ

 

僕が、スリランカの家庭の台所撮影したココナッツスクレーパーの写真↓↓↓
ココナッツスクレーパー06こちらは、自転車の車輪の軸をベースに作られたもの。(販売する商品と異なるものです。)基本構造を同じで、回転する刃によって細かく削られたココナッツを調理に使います。
ポルサンボーラ、マッルンと呼ばれる料理になったり、ポルロティやお菓子になったり。また、この削った実を水に浸して、絞ることでココナッツミルクを作ったり。

しかしながら、日本国内で新鮮な生のココナッツの実を手に入れるのはまだまだ難しい現状です。カラピンチャのレストランでも、普段は「ココナッツミルクパウダー」「ココナッツファイン(乾燥)」を使用しています。
それでも、年々、生のココナッツが少しづつ国内でも流通するようになってきました。
生のココナッツを手にれることができる環境の皆様には、是非この器具を利用してココナッツ料理を楽しんで欲しいです。

カラピンチャ王子公園店舗オンラインストア「スパイスカラピンチャ」にて販売を開始します。

どうぞ宜しくお願いします。

スパイスカラピンチャspice-karapincha.jp

「キトゥルパニ(Kithul Treacle)」発売。

キトゥルパニA孔雀椰子という椰子の一種の花から、採取された液を煮詰めて製造される「キトゥルパニ」(Kithul Treacle)の取り扱いを開始ます。

孔雀椰子
キトゥルの木02 キトゥルの木01スリランカで、椰子といえばココナッツ(ココ椰子)がポピュラーですが、この孔雀椰子も多く自生しています。
キトゥル採取01この木の花の部分から、毎日少しずつ採取したテリッジャという原液を、ゆっくりと煮詰めたシロップが「キトゥルパニ」で、水牛とヨーグルトであるミーキリと一緒に食べたり、お菓子の材料として使用したり、スリランカで愛されているシロップの一種です。
キトゥルシロップ、キトゥルトゥリークルなどとも呼ばれます。キトゥルハニーとも呼ばれますが、蜂蜜ではありません。

キトゥルパニ02b

キトゥルパニwithキリほのかなスモーキーな香りとマッタリとした甘さでとても美味しいです!

 

◎キトゥルパニ(Kithul Treacle/スリランカ産)375ml
まずは、
カラピンチャ王子公園店舗オンラインストア「スパイスカラピンチャ」にて、販売を開始します。
宜しくお願いします。

スパイスカラピンチャspice-karapincha.jp


<参考>

カラピンチャ店主がスリランカで、体験したキトゥルパニの原液採取や粗糖作りの様子は以下リンクのブログ記事でご覧いただけます。(動画あり)↓↓↓
◎キトゥルパニの原液採取とキトゥルハクル作り。https://karapincha.jp/blog/?p=6168

【動画あり】サンテレビ「キャッチプラス」でお弁当「パーセル」が紹介されました。

本日(2021/06/22)、サンテレビの番組「キャッチプラス」で、カラピンチャの持ち帰り弁当「パーセル」が取り上げられました。
デリバリーの様子なども映っています。 下記リンクのサンテレビのYouTubeチャンネルでその動画が配信されています。 是非ご覧ください!

スリランカ式包み弁当については以下リンクを↓↓↓
https://karapincha.jp/blog/?p=7335

デリバリーの詳細については以下リンクをご確認ください↓↓↓
https://karapincha.jp/blog/?p=7335