Ruhunu Foods訪問。2023.

僕達カラピンチャが輸入販売を行っているスパイスや食品のほとんどはRuhunu Foods(ルフヌフーズ)というスリランカの大手メーカーのものです。

今回もキャンディにある本社工場へ訪問してきました。
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2015年から取引をスタート、少しずつですが日本国内でのスパイスや食品の販売事業を伸ばしていけているのは、このRuhunu Foodsの良い商品と我々への対応のおかげです。

久しぶりの工場見学
f6fb23b4-3220-404b-9bd2-c0a4235c1d14基本的に工場内は撮影禁止ですが、先方が記録用に撮った写真で問題ないものを拝借。FSSC 22000というISOよりさらに綿密な食品安全マネジメントの規格を取得した工場内ではスタッフの皆さんがシャキシャキ働き、各部門の担当の方が丁寧に作業内容を教えてくれました。勉強になります。

そしてビジネスミーティング
ruhunufoods今回はスパイス以外の様々な輸出向け新商品を提案してもらいました。
IMG_7402 IMG_7419IMG_7420IMG_7415 IMG_7434 IMG_7414内いくつかはとってもお気に入り。日本での展開にご期待ください!

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ずっとリモートでのやりとりだった新しい輸出担当のタクシラさん(写真中央)とも実際に会って話せてとても良い機会に。
写真左はManaging Director(社長)のルシャンさん。写真右は若手のジャナニさん。

 

その後は、
IMG_7464タクシラさんに連れられて接待ランチ。
Earl’S Regency Hotel
歴史があり広い敷地にカッコいい建物の高級ホテル
食事は国外の料理も多数

僕は、
නාසසිගුරාන්
ナーシグラーン
IMG_7465いわゆるナシゴレン。ご存知インドネシア料理ですが、今ではスリランカの外食料理として定着。街の食堂でも夜に提供する店が増えてきている。
丁寧な味付けで結構な量でしたがペロリ。

タクシラさんは
චිකන් බුරියානි
チカンブリヤーニ(チキンビリヤニ)
IMG_7466みつるは
パスタナポレターナ

食後にフルーツ
IMG_7469大満足!!!
ありがとうございます。

その日は、
Ruhunu Foods社長の計らいで、メンバーシップ制のクラブThe Kandy Clubにて宿泊
IMG_7475IMG_7474IMG_75291877年設立という歴史あるクラブ。建物、客室、食堂、お皿に至るまで、古いけど清潔でとても良い。

そして朝食
IMG_7514IMG_7515 IMG_7516僕のリクエストに応じて
පොල් රොටි/ポルロティ
ココナッツの入ったロティ
薄く仕上げてあり、何枚でもいけそう。
バチバチに辛いミリスマール、パリップホディ、ポルサンボーラ、ルヌミリスと。
インディアーッパ(赤)も。

IMG_7532シェフのマーラカさん。今年中に日本に行きレストランで調理するそう。

この日は、Ruhunu Foods若手のジャナニが僕達を観光案内。

Ranawana Purana Rajamaha Viharaya
ラナワナ プラーナ ラジャマハ ウィハーラー
(Ranawana Royal Temple)

こちらは世界最大の歩くブッダ像があり、その建造のスポンサーにRuhunu Foodsもなっているそう。
山中あるお寺で森の中を昇り降りしながらお参りができとても気持ち良い。
IMG_7576IMG_7587 IMG_7562 IMG_7588ポソンの準備写真子供達がポソン(6月の満月に日に行われる仏教行事)の準備のお手伝い中

 

続いて

Nelligala Sri Shakya Singha Ran Saya
ネッリガラ スリシャッカヤ シンハ ラン サヤ
(Nalligala International Buddhist Center)
別の山の山頂に近年に建てられた新しいお寺で360度めっちゃ良い眺め。
建物もスケール感があってカッコいい。ポヤダワサ(満月の日)にはたくさんの人々がお参りに来るそう。

前夜は最も有名なダラダーマーリガーワ寺院にもお参りしましたが、スリランカにはたくさんのユニークなお寺があり、いつも僕達を清々しい気持ちにしてくれます。
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その後、

フレッシュジュースで休憩
IMG_7596僕は
කටු අනෝදා カトゥアノーダー(サワーサップ)

IMG_7595ジャナニとみつるとドライバーのアイヤは
පැෂන් パシャン(パッションフルーツ)

 

続いて向かったのはキャンディの隣街
Peradeniya ペーラデニヤ

Hela Bojunで軽食
IMG_7592 IMG_7598いつ来てもたくさんお客さん。そしてベジでうまい!

Peradeniya Botanical Garden
ペーラデニア植物園
を見学
IMG_7603 IMG_7610 IMG_7615 IMG_7614 IMG_7623 IMG_7627実は初訪問。めっちゃ広くて木々も大きい。暑いけど、木陰に入れるので気持ちよく歩けます。けっこう感動。

Peradeniya Rest House
にて種類豊富なビュッフェランチ
IMG_7665IMG_7657 IMG_7664しっかりした味付け。魚はイストっぽく調理。カリフラワーやコスのマッルンがいい仕事。とっても美味しかった!

2日に渡って僕達ような小規模な取引先のためにとても良くしてくれるRuhunu Foodsのみんなに本当に感謝です!頑張ってもっともっと売りますw

 

という訳で、
当店のオンラインストアは下記バナーから。
たくさんのRuhunu Foodsの商品を扱っています。
スパイスカラピンチャ

クルネーガラ。2023.

ジャフナから南下。
内陸の大きな都市クルネーガラへ。

大阪に住むスリランカ人の友達アンチェロの実家があります。
ちょうど彼が家族で帰省中で、僕達を招待してくれました。
ここには2017年、アンチェロがいないタイミングでも訪問したことがあります。その時の様子のブログか下記リンクから↓↓↓
◎クルネーガラ。友人宅。2017.

今回はアンチェロの甥っ子誕生日会。
IMG_7498不思議なマスクをつけて大好きな飛行機のケーキをカット。かわいい!

その後はスリランカに詳しい人達はご存知。
男達は庭で出てウィスキーorアラックタイム。僕も飲めないですが参加。

そしてようやくの晩御飯!(心の声:「待ってました)
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エラワルバッとチキン、カジュ(カシューナッツ)、サラーダ。
なかなか強いビジュアルですが、ご飯が薄めの味付けなのでスルスル行けます。そして、スリランカの新鮮なカシューナッツはどうにもこうにも美味しいんです。なかなか遅い時間でしたがガッツリいっちゃいました。ご馳走様です!

この夜は、アンチェロの義理の弟に送ってもらって、タウンにあるホテルに宿泊。

翌朝は、名所のクルネーガラ湖を散歩。

IMG_7285 IMG_7286アイスクリーム屋withあの音楽

IMG_7290良く見ると、アトゥガラの上に鎮座するブッダ

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釣りをしたり泳いだり元気な子供達

そして
湖畔のカフェCOFFEE BREEZEでブレックファースト

フルーツジュースIMG_7305

フルーツジュース(パパイヤ/ライム)とサブマリン(チキン)
時々こういうものも食べたくなるなる。

その後、
アンチェロの実家アゲイン

僕の大好物
කිරි කොස්/キリコス(ジャックフルーツとココナッツミルクのカレー)
作りがスタート

IMG_7321IMG_7319 IMG_7349一連を動画でどうぞ↓↓↓

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他にも

IMG_7360IMG_7368ගෝවා කොළ මැල්ලුම/ゴーワコラ(ケールに近い葉野菜)のマッルマ

IMG_7356ඌරු මස් කරිය/ウールマスカリヤ(ポークカレー)

IMG_7358 IMG_7361 IMG_7362කරවල බැදුම/カラワラバドゥマ(干し魚の揚げ物)
魚の種類は කාරල්ලා/カーラッラー(ヒイラギという魚かな?)

IMG_7363කරවිල සම්බෝල/素揚げゴーヤの和物

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デラックスなランチ!
組み合わせは、アンチェロが考えてくれました。
キリコスとウールマス(ポーク)と合わせるのが大好きで僕たちに教えたかった様子。
全体的にもバランス良く、2回おかわり。

IMG_7374 IMG_7383食後は
මී කිරි/ミーキリ(水牛のヨーグルト)&කිතුල් පැණි/キトゥルパニ(キトゥル椰子の蜜)

සව් කැඳ/サウキャンダ(サゴの甘いお粥)

アンチェロ&家族&親戚の皆様。
スリランカでの貴重な家族との時間に時間に僕達も混ぜてくれてありがとうございました!
IMG_7386また遊んでください。

ジャフナ。2023.(後編)

ジャフナ3日目
この日は西へ。

初日&二日目のブログ記事はこちら↓↓↓
◎ジャフナ。2023.(前編)

その前にタウンのバスターミナルすぐそば。

JEYAM HOTEL
で早朝モーニング

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こちらもベジの店

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イドゥリ
(ウラドダールと米の生地の発酵蒸しパン)
スーっとエナジーチャージ。

まだ静かな朝の街。
IMG_6910この地域の名産ブドウも発見。美味しそう。
IMG_6917 IMG_6918IMG_6915これはそのブドウで作られた「ワイン」。と書いているけどアルコールは含まないとのこと。購入して飲んでみると、お酒飲めない僕は軽く赤面。

そして、

バスではジャフナ半島の西端のその先、道で繋がっている小さい島Kurikadduwanへ。
ここにはボート船の船着場があります。というか船着場と観光客向けに幾つかの店があるだけ。

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でも待合室はたくさんの人。

乗船
IMG_6950結構小ちゃい古いボートに100人以上が詰め込まれる。しかも客室は船底。救命胴衣のバックルは全て壊れてる。海は穏やかで速度も遅いがまあまあ色々考える。

船に乗るとこ、乗船中の船内、降りるとこの動画。

密室感、船の古さ、強い燃料の臭いなど、動画では伝わりきらないと思います。是非、行って乗ってみてくださいw

そして到着したのが、

ナーガディーパ島(ナイナティーヴー)

この島には、仏教、ヒンドゥー教それぞれの大きな寺院があります。

まずは、仏教寺院
IMG_6956Nagadeepa Vihara
ナーガディーパウィハーラー

ブッダは3度スリランカへ訪れたと言われています。
ケラニヤのラジャマハウィハーラ、聖山スリーパーダ、そしてこのナーガディーパ。
ここに建てられた寺院がナーガディーパウィハーラー。
大きくはないが、清潔で気持ちいい。
ブッダの訪れた3箇所をコンプリートできて嬉しい僕達でした。

IMG_6958 IMG_6959 IMG_6960IMG_6962 IMG_6963 IMG_6961強烈な日差しだけど、お寺にいると幾分涼しく感じるのがいつも不思議。

そして、北へ少し歩いたところにある寺院

 

Naga Pooshani Ambal Kovil
ナーガプージャニアンバルコーウィルIMG_7005IMG_7003IMG_6999

こちらは多くのヒンドゥー寺院同様、院内撮影禁止、裸足、脱帽、男性は上裸で入院。先ほどの仏教寺院とは、雰囲気はガラッと変わりヒンドゥーの力強い世界観が迫ってくる。

毎日たくさんの仏教徒、ヒンドゥー教徒がスリランカ各地からこの小さな島を訪れて、祈りを捧げるということに、いつもながらスリランカにおける宗教の重要性を感じさせられる。

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とっても清々しい気持ちで島を後にしました。

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でもやっぱりこの船はちょっと心配↓
IMG_7158上に乗ってる人達の下の船底にも客室があってぎゅうぎゅうに乗客

 

その後、ジャフナタウンに戻って、

遅めのランチ

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Akshathai A pure Veg treat
歴史を感じるジャフナローカルの人気店(ベジ)

お昼はビュッフェ式のミールス

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IMG_7043全体的に塩気、油気が強いが、当日朝から炎天下をかなり歩いたこともあってめっちゃフィット。
しっかり辛いオクラ、スッキリ酸っぱいラッサム、薄めパチャディ。
印象に残る食事に。

 

その後は、
デザートタイム。

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Rio Ice Cream

ジャフナに行くならここに行くべきと友人のスリランカ人に勧められた人気のアイスクリーム店。
IMG_6753よく目立つ旧店舗のすぐそばの広々とした建物にここ数年で移転した様子。
店内はスリランカ内の観光客が多数で、久しぶりにシンハラ語が飛び交っている空気。

IMG_6761IMG_6763僕たちは
Kithul with Nuts ice cream (single)Badham ice cream

うん!しっかり甘くてとっても甘い!
でもこれが暑いここでは美味しいの。

 

その後、
街にあるグラインド屋さんで、
カレーパウダーを粉砕するところを見学させてもらいました。
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スリランカ内でもジャフナ地域のカレーパウダーは特徴的で、他エリアでは「Jaffna Curry Powder」という名前で売られており人気がある。
一方ジャフナエリアでは「Chilli Powder」という名で売られていることが多く、赤唐辛子のパウダー(これもChilli Powder)と紛らわしい。
タミル語が分かればもうちょい突っ込めそう。

実際、ジャフナで見かけるカレーパウダーには、チリ(赤唐辛子)がたくさん入っており、赤い!
一方、シンハラエリアのトゥナパハと呼ばれるカレーパウダーにはチリを含まないケースが多い。

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別の店で購入したもの(写真2枚目)の配合は、
赤唐辛子 50%
コリアンダー 35%
米 7.5%
フェンネル 6.2%
クミン 0.375%
ターメリック 0.375%
カレーリーフ 0.35%
黒胡椒 0.2%
となっており、
やっぱり一般的なトゥナパハとは大きく異なる。
(こ商品のパッケージ読んでも粉末赤唐辛子と紛らわしい)

しかしながら、このカレーパウダーをどんな料理でどのように使っているかなどはもっと勉強しないと。

ミックススパイスの世界は奥が深くて面白い!

 

そして、

夜のディナー

高級ホテルチェーンの
Jetwing Jaffna
ディナービュッフェ

海外からの観光客もターゲットにしているので多彩な食材の料理が。
しっかり南アジア料理なのが嬉しい。

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IMG_7128 IMG_7129 IMG_7130 IMG_7131 IMG_7132 IMG_7133 IMG_7134ジャフナ式カリーパウダーを感じる魚のカレー、魚介たっぷりのチョップシー、タンドリーチキン、ナスのパヒなど味の方向性も差別化されていて楽しい。
スリランカのフルーツを活用したケーキ類も充実で、お腹いっぱい。ハッピー!

 

翌朝

ジャフナ最後の朝は、長距離バス出発までの限られた時間の中、スリーウィーラーにかっ飛ばしてもらって
IMG_7190Nallur Bhavan
アゲイン
IMG_7184先日はお昼にミールスをいただいたけど、今朝はパロタ。
小麦粉ベースの生地を渦巻き状にまとめてしばらくベンチ、伸ばして鉄板で焼き、挟んで叩くように仕上げる。
ダールとココナッツチャトニと。

妻みつるはノーマルドーサ。
IMG_7186サンバールとココナッツチャトニと。

期待通りの気張らないちょうど良い味。この地最後の朝を締めくくるナイス朝食に。

 

ジャフナ4days.

たった4日間ですが、今後ジャフナを訪れたい皆様の参考になればと僕達の経験を記します。
全日とも日中はめちゃめちゃ暑かった。熱中症&紫外線対策は必要です。ただ夕方くらいからは過ごしやすく、半島だけあってあらゆるところから綺麗な夕日を見ることができます。
人々はフレンドリーで親切、たくさん助けられました。
街は大きいですがそれほど密集している感じはなく歩くのも快適。
タウンのバスターミナルからあるゆる方面にバスが出ています。ただ本数の少ないものや、減便されているものもあるので、予定が固まっているなら事前に確認を取るのがいいかも。
Pick MeやUberなどのタクシー(スリーウィーラー)乗車アプリは、対象の車が少なすぎて機能せず。未だにメーターのついてないスリーウィーラーが多数。
なので乗車前に要交渉ですが、5回ほど利用してふっかけて来たのは1回のみ。そんない身構える必要はないかと。
観光地としての魅力も十分!まだまだ行けてないところばかりですが、このブログにない面白いエリアがたくさんあると思います。

そして食事!
4日ともずっと美味しく楽しく過ごせました。タミルの食事の奥深さに改めて感動。
ただ、こんな短期間でジャフナ料理がどうだったかなんて語れるはずもありません。
ただよく定義されるジャフナ料理と実際にジャフナのローカルタミルの人々が普段食べている食事には乖離があるように感じました。それでも特別なジャフナ料理はしっかりと存在していることを感じます。
ジャフナ、タミル、ヒンドゥー、その食文化や世界観などへの興味は募りまくり。
もっと歴史や宗教も含めて深く学ぶ必要を感じました。

また来よう!!!

 

 

<ジャフナ編おまけ>

IMG_7108 IMG_7110市場。想像していたより野菜や果物も充実。

omiyageスリランカ内の友人のために買って帰るお土産
タルハクル他(パルメラ椰子のジャガリー)左2つ、
コッタキラング/タルアラカーリ(タルヤシの新芽)
ラタカジュ(ピーナッツ)のお菓子
など、他にもユニークなもの色々と。

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他エリアではみたことがないけど、ジャフナのいたるところで売ってるパルという木の実。甘くて美味しい。

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家の門に飾られているのはライオンじゃなくて象なのが新鮮。

IMG_7193壁にも牛。

IMG_7027街にも牛(ほんもの)がいっぱい。

 

ジャフナ。2023.(前編)

スリランカ最北の大きな街JAFFNA/ジャフナへ。

IMG_7210IMG_7213ジェットウィング・ジャフナのような高層の建物もいくつか)

スリランカは多民族国家、約7割を占めるのがシンハラ人でその多くは仏教徒。ついで15%nの割合で古くにインドから渡ってきたタミル人がいます。その多くはヒンドゥー教徒です。

この街の住人はタミル人が多数。
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看板の多くはタミル語もしくは英語で、シンハラ語表記は少ない。
もちろん飛び交う言葉もタミル語で、僕たちにとってはほとんど分からない。

コーウィルIMG_6874

街には、コーウィルと呼ばれるヒンドゥー寺院が多数あり、ヒンドゥーの神々があらゆるところに祀られている。

街の食堂もタミル料理店がほとんどで、中でもピュアベジ店が多い。

「まるで別の国のよう!」と書きたいところだけどそれは訪問前の僕の想像。
実際は言葉こそ分からないが、人々はみんなフレンドリー、街の喧騒感と郊外ののんびり感、そこにはやっぱり僕の大好きなスリランカの空気がしっかり。

 

長距離バスで到着したのは遅めの時間。
まずは食事!

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Jaffna Authentic Cuisine (JAC)
このレストランはここ5年で出来たようですが、100年以上の歴史を持つ建物を改築、雰囲気良し。
ソルティーラッシーでスタートIMG_6600

アラカルトで注文したのはこんな感じ↓IMG_6605 IMG_6606◎ジャフナ名物の蟹のカレー
蟹の旨味と複雑なスパイス使いでめっちゃ美味しい。
IMG_6607◎ジャフナ式ラッサム
酸味がほとんどなく、焙煎香と苦味とが際立つ印象、もうひとつ使い方を理解しきれず。要学習。
IMG_6608◎ジャフナ式オムレット
普通に美味しいオムレット。

◎ピットゥ&インディアーッパ
タミル式ならプットゥ&イディアッパムと呼ぶのかな?とても美味しい。付属のキリホディ(?)はめっちゃタミルよりな味わい。
IMG_6613そしてジャフナ式コーヒーで〆。

落ち着いた雰囲気と美味しい食事で旅の疲れが癒やされました。
国内外の観光客をターゲットとしている感はありますが、僕たちも含めて初のジャフナ料理体験には良いレストランだと思います。

翌朝
今回はバッチリ観光します。

まずは、ジャフナタウンの南の海沿いにある
Jaffna Fort/ジャフナフォートへ。

ここは、ポルトガルによって建造され、その後オランダによってより強固で広大に改修された要塞。イギリス植民地下ではその駐屯地に。また2009年まで続いた内戦でも爆撃や地上戦があったそう。
IMG_6657 IMG_6697 IMG_6682 IMG_6678IMG_6663 IMG_6690IMG_6692 IMG_6676IMG_6674一見壮大な要塞跡ですが、崩壊した建物、銃跡だらけの壁を目にすると長い戦いの歴史を感じで辛い気持ちに。
様々な意味で写真では伝わらない訪れる価値のある場所です。

 

その後、
Former Kachcheriya/県庁跡
に移動

IMG_6719 IMG_6720 IMG_6721IMG_6724 IMG_6727 IMG_6729 IMG_6731 IMG_6732 IMG_6733
かつて行政区があり、内戦中の爆撃で崩壊が激しい建物。こちらも内戦の歴史を残すために保存されている。
その壮観なビジュアルもあり、ウェディングなどの撮影などにも使われているようでこの日も複数の撮影が行われていた。
ほぼ全壊状態の煉瓦壁にたくましく育つ植物の姿が印象的。

 

次は、
IMG_6750Nallur Kandaswamy Kovil
ナッルール・カンダスワミー寺院

圧倒的!!!
ジャフナ最重要ヒンドゥー寺院。時間を合わせてプージャーワ(お祈り)のタイミングに訪問。
裸足、脱帽はもちろん、男性は上裸、寺院内は撮影禁止。
ヒンドゥーの世界観にぶっ飛ばされて感動!異教徒ながら失礼のないよう思いを込めてお祈りしました。
建物の色使いが意外とシンプルですごくかっこ良く、気持ちがシャキッとします。

 

そして、ランチタイム。
先の寺院のすぐ近く、

Nallur Bhavan/ナッルーバワン
ピュアベジのお店です。

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お昼はオンリーミールス
IMG_6790ムクヌウェンナ、ムングダール、大根、ささげ、ラッサム、お米はレッドナードゥ
330LKR(約150円)
ふらっとジャケ買い感覚で入店したけど、ばっちりスムーズな味わいで大満足。

 

ここからは、バスでさらに北上
地図ほぼ北端のあたり。

IMG_6843Keerimalai/キーリマライという小さな村へ。
海のすぐそばに泉があります。

Keerimalai Spring
キーリマライの泉

IMG_6846淡水で、病気を治癒する力があるとか。
この日はボーイズがバシャバシャ遊んでました。


分からない言葉で煽られて飛び込む白いおっちゃん。
遊んでくれてありがとう!
நன்றி/ナンドゥリ

 

その後、少し南下。

Kantharodai Ruins/カンタロダイ遺跡

IMG_6866ジャフナエリアでは少ない仏教寺院があり、その中に約2000年前の小さめのダーガバがたくさん。発掘調査ではさらに地中からたくさんのダーガバが発見されたのこと。
ダーガバが集中的に存在することは珍しく、そもそもダーガバではなくお墓であったとの説もあるよう。(地球の歩き方より)
それを知るとまた不思議な感覚に。

 

そして、夕食。
タウンに戻って、市場の近くの

Malayan Cafe
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頂いたのいは、
IMG_6897 IMG_6901Masala Dosa(マサラドーサ)
マサラ(ジャガイモの具)の塩梅と程よいフワッと感を持つドーサがめっちゃ合う。
Paper Dosa(ペーパルドーサ)
パリッとしながら噛みちぎる最後の弾力がたまらなくナイス。

歴史を感じる店内もいい感じ。
バナナの葉は自ら捨てに行くとこまでがトラディショナルスタイルと教わりました。
店名が「Malayan Cafe」というだけにスリランカンマレー人のお店なのかどうかは未確認。
何はともあれ美味しいドーサ、ご馳走様でした!

 

そしてホテルへの帰り道IMG_6903ミッキーにも会えました。明日も面白くなりそう!
ジャフナ後編は下記から↓↓↓
◎ジャフナ。2023.(後編)

ボタレガマ。2023.

コロンボから海岸沿いを北に、ネゴンボ(ミーガムア)をさらに北へ、バスで。

IMG_6249ボタレガマという小さな街があり、そこはカラピンチャで週末にアルバイトをしてくれている留学生ルウィニの実家がありお邪魔させてもらいました。
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写真奥がルウィニのお母さん&お父さん。僕たちが来ているバティクの服はお二人からプレゼントされたもの。

最初は一泊の予定でしたが、お二人の好意に甘えてもう一泊。

一緒にビーチに行ったり
IMG_6294IMG_6297カトリックの教会に行ったり。(写真なし。このコロンボ以北の海岸エリアはクリスチャンがとても多い)。

スリランカで最も有名な食器会社「DANKOTUWA/ダンコトゥワ」の本社工場のショールームを訪れたり。
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ヤギのおっちゃんとこにミルクもらいに行ったり。
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友人宅にお邪魔したりと、警察官のお父さんは3日も仕事を休んで僕たちにかまってくれました。感謝!

そして、たくさんの家庭料理を僕たちのために作って、教えてくれました。
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初日の夜はウェルカムスペシャルディナー!

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ඉස්සෝ තෙලට/イッソ テラタ
エビの炒め物(殻付き)

හතු තෙලට/ハトゥ テラタ
キノコの炒め物

IMG_6378කරපිංචා ලුනුමිරිස්/カラピンチャルヌミリス
カレーリーフをゴラカ、ニンニクなどを綺麗なペーストに仕上げたもの

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කජු මාළුව/カジュマールワ(カシューナッツのカレー)
他、බෝංචි/ボーンチ(三度豆)などなど。お腹一杯大満足!

 

翌朝は

IMG_6332කිරි බත්/キリバッ
ココナッツミルクで仕上げたご飯を固めたもの

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ඉඳිආප්ප/インディアーッパ
米粉を麺状に押し出し蒸し固めたもの

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ආප්ප/アーッパ
優しい
අල හොදි/アラホディ/じゃがいものココナッツミルク煮
とおかず色々

スリランカ朝ご飯デラックス
種類は多いですが、たくさん食べても全然しんどくない。

 

ここに来るまでのハードな移動や暑さのせいで、ひさしぶりにへばっていた僕。0867416D-8966-4BAE-9808-1AE5C1EDE323

(家猫:キティと)

そんな僕に。
ドクターのアドバイスをもとに様々な飲み物を用意してくれました。

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IMG_6504නිල් කටරොළු/ニルカタロル
と言う植物の青い花を煮出したジュース
どうやらバタフライピーのことのようです。

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IMG_6546පොකුරු චද මල්/ポクルワダマル
ポクルワダの花を煮出したお茶

IMG_6309IMG_6435නෙල්ලි/ネッリ
という酸っぱい木の実を絞ったジュース

IMG_6515IMG_6530තැඹිලි/タンビリ
ご存知天然ポカリ、キングココナッツ
@km4k_2 のボトルで常時装備

おかげで滞在中に順調に回復↑

 

二日目の夜は、තෝසේ/トーセ作り

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日本ではドーサの呼び名がポピュラー。でも日本でよく見るクリスピーなものではなく、フワッとしていて程よい酸味があるプレーントーセがスリランカではポピュラー。もともとはタミル料理だけど、シンハラの家庭でも良く登場。
僕たちも一緒にトーセ焼き。
IMG_6503野菜たっぷりの
සම්බෝල/サンバール
と一緒に。

 

最後の朝は、
අඹ/アンバ/マンゴー
のカレーがメイン
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食感、味わいともに抜群の仕上がりでご飯が進む!
食後にも調理したものとは異なる2種のアンバ
B515864A-43F5-4724-AA38-19D6F345D4EEアンバ(マンゴー)にもいっぱい種類があります。
フルーツパラダイススリランカ!

そして、お別れです。
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3日間、僕の看病も含めてめちゃめっちゃお世話になりました。
ありがとうございました!!!また来ます。

今、ブログ記事を書き終えたところ。このボタレガマを離れて4日が経ちました。
ルウィニのお父さんからは、毎日1回電話があり、その日の報告をしていますw