スリランカ最北の大きな街JAFFNA/ジャフナへ。
(ジェットウィング・ジャフナのような高層の建物もいくつか)
スリランカは多民族国家、約7割を占めるのがシンハラ人でその多くは仏教徒。ついで15%nの割合で古くにインドから渡ってきたタミル人がいます。その多くはヒンドゥー教徒です。
看板の多くはタミル語もしくは英語で、シンハラ語表記は少ない。
もちろん飛び交う言葉もタミル語で、僕たちにとってはほとんど分からない。
街には、コーウィルと呼ばれるヒンドゥー寺院が多数あり、ヒンドゥーの神々があらゆるところに祀られている。
街の食堂もタミル料理店がほとんどで、中でもピュアベジ店が多い。
「まるで別の国のよう!」と書きたいところだけどそれは訪問前の僕の想像。
実際は言葉こそ分からないが、人々はみんなフレンドリー、街の喧騒感と郊外ののんびり感、そこにはやっぱり僕の大好きなスリランカの空気がしっかり。
長距離バスで到着したのは遅めの時間。
まずは食事!
Jaffna Authentic Cuisine (JAC)
このレストランはここ5年で出来たようですが、100年以上の歴史を持つ建物を改築、雰囲気良し。
ソルティーラッシーでスタート
アラカルトで注文したのはこんな感じ↓ ◎ジャフナ名物の蟹のカレー
蟹の旨味と複雑なスパイス使いでめっちゃ美味しい。
◎ジャフナ式ラッサム
酸味がほとんどなく、焙煎香と苦味とが際立つ印象、もうひとつ使い方を理解しきれず。要学習。
◎ジャフナ式オムレット
普通に美味しいオムレット。
◎ピットゥ&インディアーッパ
タミル式ならプットゥ&イディアッパムと呼ぶのかな?とても美味しい。付属のキリホディ(?)はめっちゃタミルよりな味わい。
そしてジャフナ式コーヒーで〆。
落ち着いた雰囲気と美味しい食事で旅の疲れが癒やされました。
国内外の観光客をターゲットとしている感はありますが、僕たちも含めて初のジャフナ料理体験には良いレストランだと思います。
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翌朝
今回はバッチリ観光します。
まずは、ジャフナタウンの南の海沿いにある
Jaffna Fort/ジャフナフォートへ。
ここは、ポルトガルによって建造され、その後オランダによってより強固で広大に改修された要塞。イギリス植民地下ではその駐屯地に。また2009年まで続いた内戦でも爆撃や地上戦があったそう。
一見壮大な要塞跡ですが、崩壊した建物、銃跡だらけの壁を目にすると長い戦いの歴史を感じで辛い気持ちに。
様々な意味で写真では伝わらない訪れる価値のある場所です。
その後、
Former Kachcheriya/県庁跡
に移動
かつて行政区があり、内戦中の爆撃で崩壊が激しい建物。こちらも内戦の歴史を残すために保存されている。
その壮観なビジュアルもあり、ウェディングなどの撮影などにも使われているようでこの日も複数の撮影が行われていた。
ほぼ全壊状態の煉瓦壁にたくましく育つ植物の姿が印象的。
次は、
Nallur Kandaswamy Kovil
ナッルール・カンダスワミー寺院
圧倒的!!!
ジャフナ最重要ヒンドゥー寺院。時間を合わせてプージャーワ(お祈り)のタイミングに訪問。
裸足、脱帽はもちろん、男性は上裸、寺院内は撮影禁止。
ヒンドゥーの世界観にぶっ飛ばされて感動!異教徒ながら失礼のないよう思いを込めてお祈りしました。
建物の色使いが意外とシンプルですごくかっこ良く、気持ちがシャキッとします。
そして、ランチタイム。
先の寺院のすぐ近く、
Nallur Bhavan/ナッルーバワン
ピュアベジのお店です。
お昼はオンリーミールス
ムクヌウェンナ、ムングダール、大根、ささげ、ラッサム、お米はレッドナードゥ
330LKR(約150円)
ふらっとジャケ買い感覚で入店したけど、ばっちりスムーズな味わいで大満足。
ここからは、バスでさらに北上
ほぼ北端のあたり。
Keerimalai/キーリマライという小さな村へ。
海のすぐそばに泉があります。
Keerimalai Spring
キーリマライの泉
淡水で、病気を治癒する力があるとか。
この日はボーイズがバシャバシャ遊んでました。
分からない言葉で煽られて飛び込む白いおっちゃん。
遊んでくれてありがとう!
நன்றி/ナンドゥリ
その後、少し南下。
Kantharodai Ruins/カンタロダイ遺跡
ジャフナエリアでは少ない仏教寺院があり、その中に約2000年前の小さめのダーガバがたくさん。発掘調査ではさらに地中からたくさんのダーガバが発見されたのこと。
ダーガバが集中的に存在することは珍しく、そもそもダーガバではなくお墓であったとの説もあるよう。(地球の歩き方より)
それを知るとまた不思議な感覚に。
そして、夕食。
タウンに戻って、市場の近くの
Malayan Cafe
頂いたのいは、
◎Masala Dosa(マサラドーサ)
マサラ(ジャガイモの具)の塩梅と程よいフワッと感を持つドーサがめっちゃ合う。
◎Paper Dosa(ペーパルドーサ)
パリッとしながら噛みちぎる最後の弾力がたまらなくナイス。
歴史を感じる店内もいい感じ。
バナナの葉は自ら捨てに行くとこまでがトラディショナルスタイルと教わりました。
店名が「Malayan Cafe」というだけにスリランカンマレー人のお店なのかどうかは未確認。
何はともあれ美味しいドーサ、ご馳走様でした!
そしてホテルへの帰り道ミッキーにも会えました。明日も面白くなりそう!
ジャフナ後編は下記から↓↓↓
◎ジャフナ。2023.(後編)