朝の仕込み。

僕が働く食堂の朝の仕込みは、まだ暗い5時からスタートします。
ラジオからは大音量でお経がながれるなか、時間が慌ただしく流れます。

カレー作りをメインで担うのはこの人、パーライヤさん。

※持っているのはケセルムーワ(バナナの苞葉)
もの静かで、穏やかなナイスガイですが、ちょっと目を離すと変なアートワークを作り出す悪い癖があります。



さておき。

ティッサ食堂のカレーはビュッフェ方式食べ放題!(スリランカではポピュラーなスタイル)
一日に作るカレーの種類は7種類。(サンボーラも含む)
定番なのが、

①アラホディ
「アラ」は「ジャガイモ」「ホディ」は「汁」。ココナッツミルクをベースとしたシンプルな汁「キリホディ」にじゃがいもをイン。
②パリップ
レンズ豆のカレー。調理方法や味付けは店や家によって様々。パーライヤさんのパリップはけっこう辛い!
③キリマール or ミリスマール
「マール」は「魚」。「キリ」は「ミルク」(この場合はココナッツミルク)、「ミリス」は「唐辛子」。スリランカには魚のカレーがたくさん。
④ククルマス
「ククラ」が「鶏」で「マス」が「肉」。そのままチキンカレー!

これ以外に本日の野菜果物カレーとして、
ボーンチ(いんげん)、バトゥ(ナス)、マンニョカ(芋の一種)、ガスラブ(パパイヤ)、ケセルムーワ(バナナの花)、コス(ジャックフルーツ)、デル、ゴーワ(キャベツ)、カンクン(空心菜)他にも無数の野菜果物カレーがあり、この内3種類が並びます。




毎日、異なるいろんなカレーが登場して楽しいです。

朝の仕込み作業の間、僕はと言えば、
大量のココナッツを手製の機会で削りながらー。

大量の野菜を剥いて、切りながらー。潰しながらー。

カレーが出来る作業を一生懸命見つめます。。。
「作りたいなー」と思っていると、 パーライヤさんは、小出しで色々教えてくれます。

「美味しい」と「量産」を両立するカレー作りは、家庭とは異なる食堂ならでは独自の技がたくさん。

毎日、チュッタチュッタ(少し少し)学んでいこうと思います。

アーッパ!!

僕が、修行中のティッサ食堂。
美味しいカレーが自慢ですが、「アーッパ」(Hopper)も人気です。
そして、その作り方もすごく楽しいです。

説明するのが難しいので、アーッパ職人ジャイーラのムービーでどうぞ!

「アーッパ」

アーッパは一度ブログでも紹介しましたが、米粉とココナッツミルクの生地を発酵させた緩い生地を、阪急状に焼き上げた軽食です。
卵入り(ビッタラアーッパ)もあるところなんかは大阪の「イカ焼き」とコンセプトは似てるかも。

パリっと、モチっと。シーニーサンボーラやルヌミリスとちぎりちぎりどうぞ!

<追記>
アーッパを焼くための専用鍋「アーッパターッチ」をオンラインストアで販売しております。下記から商品ページにアクセスできます。
◎アーッパターッチ(Hopper Pan)/スリラン産スパイス通販カラピンチャ

「えっ!まじで!?」な日常

スリランカにいると「えっ!まじで!?」とびっくりすることが良くあります。


オオトカゲ横断中につき車はお待ちください。


おっちゃんは大丈夫やったみたいです。


3度見しました。
そんで、青い服のにいちゃんの手の位置がクールです。

これらの写真の面白いのは、すべて僕が働くティッサ食堂のすぐ前で、しかも2日の間の出来事ってところ。

よくある光景。

はい。楽しいです。

アンマーのカレー

ティッサ食堂での修行は毎日ですが、疲れて帰宅した僕をいやしてくれるのは、アンマー(お母さん)のカレーです。

美味しい美味しいアンマーの料理をいくつか紹介します。

赤い「ビーツ」のから左周り、「マンニョカ(キャッサバ)」、「ボーンチ(いんげん)」、「ポルサンボーラ」。「パパダン」。
彩り豊か。ビーツはココナッツオイルで甘辛く。マンニョカはほくほくなお芋さん。いんげんは魚が隠し味。


「ヌードルス」、「パリップ(レンズ豆)のカレー」「ポルサンボーラ」
米粉の麺を茹でたヌードルス。茹でるときにはカハ(ターメリック)をチュッタ!(ちょっと)


「ゴーワ(キャベツ)マッルン」から左周りで。「ワッタッカー(カボチャ)」「パリップ」「タッカーリ(トマト)のサンボーラ」
マッルン」は、細かく切ったキャベツ、生ココナッツとライム果汁他で炒めたもの。ヤミツキ。


「ポロス」のカレー
ジャックフルーツのカレー。まるで柔らかなチキンみたいな食感。絶品★

アンマーのカレーは、野菜が基本。どれだけ食べてももたれません。
でも肉に負けないパンチ!
これこそ、スリランカ・スパイスマジック。
いつもありがとう。

今後もアンマーカレーをちょくちょく紹介していきます。

メンバー紹介

スリランカにやってきて5日。
元気にやってます。

まずは、僕が泊めてもらっている家族と働いているホータラヤ(食堂)の皆さんを紹介します。

お家のほうから、

マヒンダ

前回も記した通り僕の日本でのスリランカ人の友達:サナさんの弟。日本語が少し話せて、色んな面で僕をサポートしてくれる頼れる青年。スパイス加工業を自ら運営。

お父さん:ダヤシンハー

顔を怖いけど、僕を我が子のように可愛がってくれますターッタ(お父さん)。庭にいろんなスパイスや野菜や果物を栽培。もちろんカラピンチャも。

お母さん(写真右):シシリア & 孫:セヌリー

いつも早起き。美味しい料理を作って&教えてくるアンマー(お母さん)。カックシヤ(台所)には、もちろんリパ(釜戸)にミリスガラ(石臼)。いつも家に遊びにくる孫のセヌリーはとってもシャイ。

義理のお兄さん:スジーワ

マヒンダの義理の兄さんでセヌリーのお父さん。近所で理髪店を営む。いっつも元気に声かけてくれます。

 

そして、僕が働く食堂「ティッサホータラヤ」
約60の客席が賑わう食堂で、常時10人以上の体制でお店を切り盛り。働く仲間を紹介します。

ティッサさん

ぽくない見た目のビッグボス!最高の機会をありがとうございます。

スーゲレ(右) & ワディラ(左)

スーギリはティッサさんの次男坊で跡継ぎ予定(?)。調理、ホール、何でもこなす。ワッディラはホールを担当。いっつもスマイル。

パーラさん

多種大量のカレーやサンボーラ(和え物)を一気に作るすご業師。

ティキラさん

小麦の生地を変幻自在にいろんなロティに。

ジャーイラさん

みんな大好きのアーッパのスペシャリスト。

ガーミニーさん

揚げ物やカットなんでもこい。よく歌う。

スリー

ハタチ。でもフライドライスやデビルチキン、すごい勢いで鍋を振る。

ウィラシンハーさん

おいしい紅茶を入れてくれます。

ニジャンタ
ホールを担当。シャイボーイ。

シャガール

パン職人。スリランカではパーンといいます。

ロシャン

ティッサ社長の長男。スパイス販売やレンタル業を営みつつ食堂をお手伝い。

バッラー(シンハラ語で犬のこと)

名前はないけどみんなの友達。犬だけど魚大好き。

プーサ(シンハラ語で猫のこと)

名前はないけどみんなの友達。猫なので魚大好き。

紹介できていない人もたくさん。
みんな個性豊かで素敵な人達で、変な日本人の可愛がって(僕を面白がって?)くれます。
一生懸命頑張ります!