ベーカリー。デリバリー。

スリランカの主食は間違いなくご飯です!日本とおんなじ。
加えて、アーッパやロティ類も特徴的です。

でも、意外に愛されているのがパンです。

ちなみにスリランカでは食パンのことを「パーン」と言いカレーを付けて食べます。
バニスという丸いパンや、スポンジというマフィンみたいケーキ、ロールパンなどがいたるところで売られています。

僕が働く食堂は少し離れたところにベーカリー(パン工場)を持っています。
そこには、薪を使う大きな窯があり、パンを量産。僕もたまにパンを捏ねたり、包んだり、手伝いに行きます。



そして、ここでつくられたパンは、色んな食堂や売店に販売しています。

今日は、社長のティッサさんとドライバーのガーミニーさんと一緒に販売店にデリバリー(納品&集金)に出発です!

トラックにパンを詰め込んでー。

スリランカ中にある色々売ってる売店へのデリバリーです!
ケースにガンガンパンを詰め込むティッサさん。並べて、並べて、その分の代金をその場で集金。ただし過去に納めて、賞味期限が切れているものがある場合、その分の代金を引いて請求。シンプルビジネス。

賞味期限の切れたパンは、そこいらの犬に。
こんな調子で回ったお店は45件。けっこうハード。
でも色んなお店の人と話したり、いっぱい果物たべさしてもらったり、楽しい仕事。

あれっ!?そう言えば、カレーの修行でスリランカにやってきたはず。。。
まあ、何でも経験。カマックナェ。(かまわない。)

朝の仕込み。

僕が働く食堂の朝の仕込みは、まだ暗い5時からスタートします。
ラジオからは大音量でお経がながれるなか、時間が慌ただしく流れます。

カレー作りをメインで担うのはこの人、パーライヤさん。

※持っているのはケセルムワ(バナナの苞葉)
もの静かで、穏やかなナイスガイですが、ちょっと目を離すと変なアートワークを作り出す悪い癖があります。



さておき。

ティッサ食堂のカレーはビュッフェ方式食べ放題!(スリランカではポピュラーなスタイル)
一日に作るカレーの種類は7種類。(サンボーラも含む)
定番なのが、

①アラホディ
「アラ」は「ジャガイモ」「ホディ」は「汁」。ココナッツミルクをベースとしたシンプルな汁「キリホディ」にじゃがいもをイン。
②パリップ
レンズ豆のカレー。調理方法や味付けは店や家によって様々。パーライヤさんのパリップはけっこう辛い!
③キリマール or ミリスマール
「マール」は「魚」。「キリ」は「ミルク」(この場合はココナッツミルク)、「ミリス」は「唐辛子」。スリランカには魚のカレーがたくさん。
④ククルマス
「ククラ」が「鶏」で「マス」が「肉」。そのままチキンカレー!

これ以外に本日の野菜果物カレーとして、
ボーンチ(いんげん)、バトゥ(ナス)、マンニョカ(芋の一種)、ガスラブ(パパイヤ)、ケセルムーワ(バナナの花)、コス(ジャックフルーツ)、デル、ゴーワ(キャベツ)、カンクン(空心菜)他にも無数の野菜果物カレーがあり、この内3種類が並びます。




毎日、異なるいろんなカレーが登場して楽しいです。

朝の仕込み作業の間、僕はと言えば、
大量のココナッツを手製の機会で削りながらー。

大量の野菜を剥いて、切りながらー。潰しながらー。

カレーが出来る作業を一生懸命見つめます。。。
「作りたいなー」と思っていると、 パーライヤさんは、小出しで色々教えてくれます。

「美味しい」と「量産」を両立するカレー作りは、家庭とは異なる食堂ならでは独自の技がたくさん。

毎日、チュッタチュッタ(少し少し)学んでいこうと思います。

アーッパ!!

僕が、修行中のティッサ食堂。
美味しいカレーが自慢ですが、「アーッパ」(Hopper)も人気です。
そして、その作り方もすごく楽しいです。

説明するのが難しいので、アーッパ職人ジャイーラのムービーでどうぞ!

「アーッパ」

アーッパは一度ブログでも紹介しましたが、米粉とココナッツミルクの生地を発酵させた緩い生地を、阪急状に焼き上げた軽食です。
卵入り(ビッタラアーッパ)もあるところなんかは大阪の「イカ焼き」とコンセプトは似てるかも。

パリっと、モチっと。シーニーサンボーラやルヌミリスとちぎりちぎりどうぞ!

<追記>
アーッパを焼くための専用鍋「アーッパターッチ」をオンラインストアで販売しております。下記から商品ページにアクセスできます。
◎アーッパターッチ(Hopper Pan)/スリラン産スパイス通販カラピンチャ

「えっ!まじで!?」な日常

スリランカにいると「えっ!まじで!?」とびっくりすることが良くあります。


オオトカゲ横断中につき車はお待ちください。


おっちゃんは大丈夫やったみたいです。


3度見しました。
そんで、青い服のにいちゃんの手の位置がクールです。

これらの写真の面白いのは、すべて僕が働くティッサ食堂のすぐ前で、しかも2日の間の出来事ってところ。

よくある光景。

はい。楽しいです。

アンマーのカレー

ティッサ食堂での修行は毎日ですが、疲れて帰宅した僕をいやしてくれるのは、アンマー(お母さん)のカレーです。

美味しい美味しいアンマーの料理をいくつか紹介します。

赤い「ビーツ」のから左周り、「マンニョカ(キャッサバ)」、「ボーンチ(いんげん)」、「ポルサンボーラ」。「パパダン」。
彩り豊か。ビーツはココナッツオイルで甘辛く。マンニョカはほくほくなお芋さん。いんげんは魚が隠し味。


「ヌードルス」、「パリップ(レンズ豆)のカレー」「ポルサンボーラ」
米粉の麺を茹でたヌードルス。茹でるときにはカハ(ターメリック)をチュッタ!(ちょっと)


「ゴーワ(キャベツ)マッルン」から左周りで。「ワッタッカー(カボチャ)」「パリップ」「タッカーリ(トマト)のサンボーラ」
マッルン」は、細かく切ったキャベツ、生ココナッツとライム果汁他で炒めたもの。ヤミツキ。


「ポロス」のカレー
ジャックフルーツのカレー。まるで柔らかなチキンみたいな食感。絶品★

アンマーのカレーは、野菜が基本。どれだけ食べてももたれません。
でも肉に負けないパンチ!
これこそ、スリランカ・スパイスマジック。
いつもありがとう。

今後もアンマーカレーをちょくちょく紹介していきます。