阪急うめだ本店で開催されました「カレーとカレーのためのうつわ展」(2019年8月28日から9月3日)
Dr. Publis Silvaと一緒に仕事をした日々を写真を交えて振り返りたいと思います。
スリランカ料理界のリビング・レジェンド。パブリスシェフ。
南部出身の彼の魚の料理は特に人気があります!
シェフの厳しくもチャーミングな人柄の影響で、厨房の雰囲気は常にポジティブ。
毎朝、5:30から仕込みはスタート。(動画)
スリランカのラジオ(インターネット回線)から流れるお経に包まれて、清々しい気持ちで作業が進んでいきます。
(僕がスリランカのティッサホテルで働いていた時もいつもそうでした。)
シェフとともに、腕を振るったのがプリヤンタ・リヤナゲさん。
寡黙で真面目な彼をシェフも大いに信頼しており、海外での仕事にはいつも連れて行くそうです。
調理のスキルはもちろん、厨房での段取りも迅速で正確。
相当な数の料理を、お客さんの流れに合わせてこまめに仕上げていきます。
スタッフの一人はDJみたいと表現していましたw
そして、ちょいちょい作ってくれるまかないがウマイ!
また
僕たちが製造する「ダークローストカレーパウダー『Kalu.(カルゥ)』」の香りを気に入っていただき、使用してもらっていました!
嬉しい!
仕上がっていく料理達。
ワンバトゥモージュ(揚げたナスの和え物)。
これもパブリスシェフの有名な人気料理のひとつ。
提供したライス&カリー
カレーはマグロでご飯ラトゥキャクル(赤米)
チキン、キーリサンバ(白米)も選択できます。
会場は、
連日の大盛況。
(お客さんが多い時は2枚目の写真のさらに倍くらいの行列に。)
お待たせして申し訳ないと言う思いはもちろんですが、多くの人がシェフの料理に関心を持っていることがとても嬉しかったです。
スリランカ人のお客さんもとても多かったです。
中には、料理人の方々も。
宝塚市・山本「シャンティランカ」の二シャンティアッカー。1日お手伝いも。
大阪市・長堀橋「セイロンカリー」のランジット。
徳島市・阿波富田の「マータラ」のダンミカアイヤー。
みんなキラキラした目でシェフとお話していました。
料理人にとってDr. Publis Silva はスーパースター、スーパーアイドルです。
それを見て僕たちもグッときました。
シェフはトークショーにも参加。
AIRSPICE代表:水野仁輔兄さんとシェフ。加えて僕と通訳をしてくれたエリック君。
トークの内容は「84歳にして現役料理人でいる」秘訣にまで及びました。
以下のYoutubeのページ(ソラトニワ梅田さんのチャンネル)でその時の音声をお楽しみいただけます。
<他厨房での写真達>
あっと言う間の夢のような一週間。
マウントラビニアホテルスタイルの素早く丁寧な仕事。
スリランカ料理の真髄を守るシェフの哲学。
時には、厳しいアドバイスもいただき、たくさん勉強させていただきました。
僕たちの人生において大きな大きな経験となりました。
「カレーとカレーのためのうつわ展」、パブリスシルワシェフのブースは大盛況で終了しました。
その翌々日。
パブリスシェフとプリヤンタさんを、思い切ってカラピンチャに招待しました。
小さな店ですが、僕たちのことを知って欲しくて、
等身大のおもてなしをさせていただきました。
朝、
カラピンチャに着くなり、厨房の奥へ。
恒例のパブリスチェックです。
何はともあれご着席いただき、
歓迎の気持ちを込めたキリバット(ココナッツミルクライス)を。
そして、アーッパも。
いつもサポートしてくれてるヘーマさんと娘のチャットゥーも一緒に。
その後は、
三宮の街でお買い物。
シェフもプリヤンタさんも、奥さんや娘さん達へたくさんのプレゼントを買ってました。
そして、
再びカラピンチャに戻ってランチタイム。
平日でしたが、シェフと一緒に食事をしたいスリランカ人の皆さまが集まりました。ありがとうございます。
「これは?」。
「”ゴボウ”です。スリランカの根菜”コヒラ”に見立てて調理しました。」
と言うやりとり。
僕達が用意したライス&カリーをブッフェスタイルで。
食後。
シェフがみんなを集めてのお話タイム。
もちろんお世辞交じりですが、
「日本の食材を活用し我々の料理を表現している。我々スリランカ人も学ぶべきことがたくさんある。」と言うありがたい言葉をいただきました。
本当に光栄で嬉しいです。一生懸命、精進していこうと思います。
スーパースターにサインをおねだり。
その後、摩耶山の上にある天上寺へ。
熱心な仏教徒であるお二人は、日本のお寺にも興味深々でした。
そして
その夜、
関西空港からお二人はスリランカへの帰路へと就かれました。
今回、84歳のシェフに負担をかけないよう、
カラピンチャスタッフに加え有志メンバーでサポート体制を整えていましたが、
シェフはほぼ休憩を取ることなく、厨房での調理を行なってました。
厨房を離れたと思うと、店前に出てお客さんとのコミュニケーション。
徹底した料理への情熱とお客様へのサービスでした。
シェフ曰く、
「私は『パブリスシルワ』の名前。また『マウントラビニアホテルの名前』。そして『スリランカの名前』を責任を持って背負っているので、常に正しい調理と行動をしなければならない。」
とのこと。
どこまでも偉大です。
本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!
(写真協力:Masaki)
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<追記>
今回パブリスシェフの招待にあたり、スリランカ現地で全面的に協力してくれたのが、「スリランカ案内人うっちゃん」こと内海由周さん。古くからの友人です。
日本人向けのパブリスシェフの料理教室ツアーを企画。他にもツアー多数。
「地球の歩き方/コロンボ特派員ブログ」も展開。
スポットでの現地での旅のサポートもニーズに合わせて柔軟に対応してくれます。
スリランカ旅行を検討されている方は、是非、相談されてはいかがでしょうか?
色んなアドバイスがもらえると思います。
facebbok: https://www.facebook.com/yoshichika.utsumi
twitter: https://twitter.com/lankaspice
うっちゃんとビジネスパートナーのランジットさんのサポートなしでは、今回のパブリスさんの招待は実現できていませんでした。
ありがとうございました!