僕がお世話になっている家の息子、マヒンダ。
彼の仕事はスパイスの加工および販売。ブランド名は「Masha Products 」(マーシャプロダクツ)で、日本にいる兄のサナさんと2年前にスタート。日本的に品質を追求した良い製品!↓↓↓
ホール(種、葉、実、根、茎など)の状態のスパイスを買い付けて(一部は栽培)、機械で細かく粉末にしていきます。
たとえば、
「ミリスクドゥ(チリペッパー)」 ※「クドゥ」=「パウダー/粉末」
もとになる乾燥したチリペッパーを機械で粉砕。
?他にも粗挽きの「キャーリミリス(チリピース)」もあります。
そんで、「トゥナパハクドゥ(カレーパウダー)」
スリランカのカレーで頻繁に登場する混合スパイス「トゥナパハ」。
コッタマッリ(コリアンダー)、スードゥル(クミン)、マハドゥル(フェンネル)、アバ(マスタードシード)、ウルハール(フェネグリーク)、カラピンチャ、ランペ他を粉末にしていきます。入っているものや配分は、会社や家庭によって異なり。スパイス職人にとってこの成分&配分がまさにノウハウらしい。
また、「トゥナパハ」にはローストした「バダプトゥナパハ」(「バダプ」=「火の通った」)ものもあり、料理によって使い分けます。
写真左:アムトゥナパハ(生のトゥナパハ)、写真右:バダプトゥナパハ(ローストしたトゥナパハ)。
一般的には、野菜のカレーには、「アムトゥナパハ(生のトゥナパハ)」、肉、魚のカレーには「バダプトゥナパハ」を使います。
※トゥナパハの生産工程は凄く面白いので、あらためてレポートします!
他にも、「カハクドゥ(ターメリックパウダー/ウコンの粉末)」や「ガンミリスクドゥ(黒胡椒パウダー)」など色んなスパイスを加工します。
出来上がったクドゥは室内で熱を冷ます&乾燥させて、パッケージング。
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ミリスクドゥ(チリパウダー)冷まし中。
カハ(ターメリック)計量中。
ラベル記入は、甥っ子:アヌスカと姪っ子:セヌリーが担当。
キャーリミリス(チリピース)をパッケージング中。
完成したスパイス製品をマヒンダはスリーウィーラーでレストランや小売店に配達します。まだまだスタートしたばかりのビジネスですが徐々に得意先や注文が増えている様子。
「カラピンチャ」オープンに向けて、スパイスは大きな課題。
品質は?コストは?安定供給は可能か?そして、トゥナパハの成分&配分はどうするか?
このマーシャプロダクツとタイアップできたら、素敵なこと。
今回のスリランカ滞在期間に、スパイスに関してもしっかり学ぼうと思います★