ヌワラエリヤ。その2。タミルの食堂。

ヌワラエリヤ。
最大の目的は紅茶体験。

でもタミルの人が多い街での楽しみは、やっぱりタミル料理。
スリランカは多民族国家です。シンハラ人が約7割を占めますが、約2割は昔のインドから移民の流れを持つタミル人です。
宗教や言語も異なります。
料理も異なります。
でも、タミルの食堂にシンハラ人が行けば、シンハラの食堂にタミルの人も行きます。
ワデーやトーセなどは、タミル料理ですがスリランカ全土でとてもポピュラーになっています。
このふたつの料理の区分は、長い歴史の中で交流し、はっきりできない部分もありますが、それでもやっぱり違います。
味の方向性、材料、調理法、提供方法。

ヌワラエリヤ。
タミル料理の屋台やお店が多い。
その中でも一際、気になったのがこのお店。
スリアンバールススリ・アンバーラス・ヴェジタリアンホテル。
ピュアベジタリアンの食堂です。
ヌワラエリヤに到着した夜に行きました。

フレンドリーなスタッフ達と仲良くなり、厨房でマサラトーセ(マサラドーサ)を焼くところを見学させてもらいました。
(タミル人の多くはシンハラ語を話すことができます。)

動画でどうぞ!

いっちょあがり!

トーセ手前の食べさしがジャガイモ他の具が入ったマサラトーセ。奥のが肉厚でふわったとしたプレーントーセ。ウルンドゥワデーも。サンバルとココナッツチャトニ(青唐辛子がっつり)でいただきました。
全体の塩加減、トーセの厚み、焼き加減、いろんな部分が絶妙で、めちゃめちゃ気に入りました。

このスリ・アンバールス食堂。すごく気に入ってしまい、翌日も。
今度はお昼だけのミールスをいただきに。
ミールスビュッフェスタイル。もちろんオンリーヴェジ。

ミールス欲張り盛り。
この赤いお米。スリランカでよく見る赤米、ラトゥキャクルよりも、ひとまわり、いやふたまわり大きい。あまり馴染みのない食感でしたが、おかずと良く合って美味しかった。
そう言えば、一昨年、「風だ」のみんなで行った南インド、ケラーラのコーチンで食べたお米ににているなぁ。
後ほど、近くの市場で、聞いたら、
004ラトゥナールどうやら「ラトゥナードゥ」というタンバプハール(脱穀前に茹でている米)の一種。奥のは「ラトゥサンバ」でこれもタンバプハール。

ミールスですが、
別皿はラッサム。サンバル、冬瓜、オクラ、ネギ、ジャガイモそれぞれの料理、それからパリップワデー。
こちらも好みの味付けで、スルスル食べて2度のオカワリ。
めっちゃ美味しくて、感激!

ミールスご馳走様でした!
お皿に張られたランシートを丸めて、ゴミ箱へ。お皿を洗わなくていいシステム。(このシステムけっこう良くあります。)

僕たちが店を気に入っているので、スタッフのみんな、そしてムダラーリ(社長)も話かけてくれ、楽しいひと時。

バール社長

バール社長。
一見、知的で物静かな面持ちですが、ラジニーカーント(インド映画のスーパースター)好きの陽気なおっちゃん。

そして、思い切って言いました。
「ここで、丸一日、タミル料理の勉強させて下さい!」(シンハラ語でですが)

二つ返事でした。
「明日、朝の六時においで。」

「ありがとうございます!」

ということで、ヌワラエリヤ滞在を一日延ばしてタミル料理の厨房体験です。
もちろん、たった一日で、ものになる訳はないです。でもスリランカ料理に携わっている以上、タミル料理は知らないでは納得できない。
できることから、やってく。

翌朝。
この食堂は大きく、一階と二階に別れています。
一階はトーセ、イドゥリ、ワデー、ロティなどの軽食を提供。
二階は、タミル式ライス&カリーと言いますか、ミールスを提供。(昼のみ)
厨房も一階、二階に別かれて約20人のスタッフが常時働いています。
お邪魔させてもらった厨房の風景を行程や時系列が前後したりしますが写真で紹介していきます。

まず二階の厨房で一際存在感がある二台の機械。
大きな電動石臼

電動石臼!
機械の回転している部分と内部の窪んだ底の部分は本物の石。
こいつらがなかなか万能で。
右側はココナッツと赤唐辛子他でチャトニを。
左側はウルンドゥ豆他でワデーの生地を。
すり潰しながら練り込んで行きます。
トーセ(ドーサ)、イドゥリの生地ももちろん。
ラッサムのペーストラッサムのペーストまで。
ぞれぞれけっこう長い時間ほったらかしでええ感じに仕上がって行きます。

なにはともあれ
玉ねぎ剥き玉ねぎ剥き。

イドゥリイドゥリの生地を型に。
それを蒸す鍋はこのサイズ。
イドゥリ蒸すイドゥリを蒸す鍋。さっきの型三段を中に積んで蓋をして蒸していきます。

021ドーサのピティ作りトーセの生地作り。
さっきの電動石臼でつくった生地のベースに水、塩を加えて伸ばしていきます。
この生地の緩さ具合がとても大切。

野菜切るミールス用の大量の野菜を切る。床スタイル。
へちま、蛇瓜、キャベツの葉、ニンジン、ナス、トマト、玉ねぎ、などなどなどなど。

アブハニファーシェフミールスを全て仕切るのは、アブハニファーさん。レモンライス仕上げ中。

パトーラとワタコル蛇瓜と十角ヘチマのココナッツミルク煮。

ワンバトゥナスのクルマ。使うスパイスの量が凄い。ココナッツミルクを加え煮込んでいきます。
クルマに隠し味そこに隠し味投入!
昨日残ったパリップワデーをお湯でふやかして、潰して、鍋へ!

013ラッサムラッサムの仕上げ。

ニンジンニンジンのおかず。
タマリンドの使い方に関心。

他にもたくさんの野菜料理を凄いスピード仕上げていきます。
米炊きあがりお米も炊きあがり。

ランシートお皿もスタンバイ。

そして!

ミールスレディーMEALS READY!!
(これ言ってみたかったw)

 

揚げ場では、
ワデーワデー(ワダ)がどんどん揚げられていきます。
揚げ物担当、マゲーインディランさん。
写真のは、ウラド豆の生地に、豆、複数の野菜が入ったパリップワデー(マサラワダ)

ウルンドゥワデーこちらは、シンプルなウルンドゥワデー。
緩い生地をこのドーナツ形状にして油に落としていくのが、難しい。

マールミリスマールミリス(大きなシシトウのよう)に、ジャガイモ他の具をつめたものもスタンバイ。これに小麦粉を溶いた衣を付けて揚げます。ミルチワデー(ミルチワダ)。
シンハラ料理の、ビスケットクドゥ(パン粉)をまぶして揚げるマールミリスカトゥレットのよう。

スシヤムスシヤム。
ムング豆を使った甘い餡子に衣を付けて揚げたもの。
他にパリップワデー。ボンダなど、二台の大きな揚げ鍋で次から次へと。

010ワデーつまみ食い揚げたてをちょっとつまみ食い。
上のはウルンドゥワデー。下のがパリップワデー。
いまやタミル、シンハラ問わずスリランカ全土で愛される軽食。
文句なしにナッラルシー!(タミル語で「おいしい!」)

厨房内の何カ所には、
ヒンドゥーヒンドゥーヒンドゥーの神棚やアイテムがあります。

一階では、
紅茶を淹れる次々と紅茶を淹れていくサッティーさん。
ステンレスの器がタミル的。
水場では、
厨房で風呂お湯を沸かして、シャワー中w。(ヌワラエリヤは寒い)
焼き場では、
ポルロティポルロティ。
ココナッツ入りのロティ。

トーセトーセ(ドーサ)がどんどん焼かれていきます!

トーセに挑戦僕も挑戦!
生地を掬った器の底で、綺麗に伸ばします。
何度か焼いたことがあったので、なんとか形に。(なってたと思います。)

さらに、
「シンハラ料理やってるなら、ロティを伸ばせるだろ!」とロティ伸ばし&エラワルロティ包みを披露することに。
ロティのばしみんなちょっと認めてくれた!嬉しい!
(写真撮影:ホール担当のダルマくん。おおきに。)

もう一度、トーセ(ドーサ)に戻って。
トーセ2種左のがプレーンのトーセ。右のが薄く焼いたペーパルトーセ。左のがプレーンのトーセ。右のが薄く焼いたペーパルトーセを焼いているところ。(※ペーパルはペーパーが訛ってる)
このペーパルトーセは生地を広げるのが難しい。。。

焼き上がりはこんな感じ。
トーセ2種と道具(左)プレーントーセは両面焼き。フワっとした食感とほのかな酸味がいい。
(右)ペーパルトーセは片面を焼いてきれいに丸める。クリスピーで香ばしい。
鉄板手前はトーセを焼くためのアイテム。
ココナッツオイル。ギー。水。鉄板に水を巻く道具。トーセひっくり返す道具。

トーセ。
他にも初日に食べたマサラトーセや
オニオントーセ炒めたタマネギを包むオニオントーセ。癖になる味わいでお気に入り。
他にもたくさんのバリエーションがあります。

改めて、プレーントーセの焼く行程。動画でどうぞ!

客席は、
朝から晩までひっきりなしのお客さん。
良く食べるお客さん盛りっぷりも気持ちいい!(食べ放題のミールス)

ワデーのサーブワデーは一人一つまで。

テイクアウト大口のテイクアウト。

カワイイお客さんかわいいお客さん。

ミールスはお昼のみですが、焼き場や揚げ場は朝から晩までほぼフル回転。

あっと言う間に閉店時間に。(20:30)
タミルの厨房什器洗われた配膳用の什器。

閉店後のボス閉店後の店内で、残ったトーセをひとりで食べるバール社長。

発見だらけの一日でした。
社長やスタッフとのみんなとも凄く仲良くなれた。
(スタッフのひとりのお父さんのタミル式お通夜にも恐縮ながら参列という恐縮な体験も。)

本当に刺激的すぎで、自分の中で消化できてない&アウトプットもノーアイデアの現状ですが、
「スリランカのタミル料理」もっともっと分かりたい。
頑張ります。

ちなみに翌日も半日間、厨房にお邪魔させていただきました。

スリアンバールス・ヴェジタリアンホテル
スリアンバールスSRI AMBAAL’S VEGITALIAN HOTEL
No.29,New Bazaar Street, Nuwara Eliya. Sri Lanka
tel: +94-52-2223840  +94-52-4907572

ヌワラエリアに来た際は是非!
道の向かいちょっと北に。「アンバスール」という支店(元本店)もあり、現在、コロンボに4月開店予定の新店舗(名前は新たになるそう。)を作っているそうです。

無茶なリクエストを受け入れていただき、本当にありがとうございました!
また来ます★

ベントタその1。友人の実家。

スリランカの南西海岸に位置するベントタという街に行って来ました。
そこには、カラピンチャに良く来てくれるスリランカ人、サンジーワの実家があります。サンジーワに頼まれたお届けものを持ってそこへ行って来ました。

その前に。
ベントタへ行く前夜は、もう少し南にあるアンバランゴダに滞在しました。
夜遅くに到着。この日はポーヤダワサ(満月の日)で、閉まってる店が多い中、ひときわ賑わうパヨーダー食堂へ。

ベントタの食堂
ベントタの食堂の厨房慌ただしい厨房。でもみんなフレンドリー。

コットゥロティチキンコットゥロティ。
ロティは弾力強めで、骨付きのチキンがいっぱい入って、大満足!

翌朝は、漁港すぐの魚市場へ。
ベントタ漁港
ダッローダッロー(イカ)。カレーで食べたい!

豪快に捌かれるバラ(鰹)を動画でどうぞ。


最後のまな板掃除が◎。

その後、スリランカの伝統的な仮面の工房を見学。
スリランカの仮面
工房は、ちょうどランチタイム。
仮面工房のランチさっき食べたい思ったダッロー(イカ)のカレー!
ちょっとお裾分けいただきました。うまい。感謝。

スリランカの仮面の工房ごはんのお礼は労働でw

製作中の仮面丁寧に丁寧に作られる大小様々なマスク。スリランカのいたるところで見かけます。

そして、ベントタ。サンジーワの実家へ。
いきなりのお昼ご飯で迎えていただきました。嬉しい!!
ベントタでの昼ご飯ご飯は野菜の混ぜご飯「エラワルバトゥ」。
ジャガイモの炒め物。レンズ豆のカレー。
それと、「マールデビル」。ケラワッラ(鮪)の身を一度素揚げしてから野菜と炒める料理。
ベントタのお昼ご飯2いずれも汁気はなく、しっかりしっかりご飯に混ぜ込んで味を移して頂きます。
辛みはミリス(唐辛子)よりもガムミリス(胡椒)で引っ張って、塩もバチッリ。めちゃめちゃ美味しかった!
サンジーワのアンマー(母さん)。ありがとうございます!

その後、サンジーワの弟、チャーヌカにお寺を3カ所案内してもらいました。

チャーヌカチャーヌカ。若いのに仏教に熱心なナイスガイ。

ベントタは、お寺がとても多い。
地形と自然を生かしたお寺はどれもかっこ良くて、やっぱり気もちいい。

ベントタのお寺
ベントタのお寺
ベントタのお寺
IMG_6755
ベントタのお寺撮影してないですが、お寺の中の仏像や壁画、装飾も美しいです。

そして、ハームドゥルオ(お坊さん)からいただいたスイーツいろいろ。
お寺でいただいたスイーツいろいろ手前は、キリパニ。水牛のヨーグルトにキトゥル椰子の蜜がかかっています。
奥には、コンデキャウン、ムンキャウン、ハラパ、ワンドゥ、ケーク、などなど。
ありがとうございます!
夜は、サンジーワのお姉さん家族の家へ。
お父さん、お母さん、チャーヌカも一緒に。
スリランカらしい大人数での夜のおしゃべり、そして晩ご飯。
ベントタお母さんと孫夜ご飯を作るお母さんと孫のルサンドゥ。
この日の料理も教わりました。

ベントタの夜ご飯米粉から作る。「インディアーッパ」。チキンカレー。レンズ豆のカレー。
インディアーッパについては、下記アドレスの過去の記事に詳しく記しています。
https://karapincha.jp/blog/?p=1089

ベントタでインディアーッパ鶏丸一匹、ガラも一緒に煮込んで行くチキンカレー。しっかり旨かったー!!

食後は、パラトル(フルーツ)。
アンバアンバ(マンゴー)。めちゃ濃厚。

コーリコットゥ数あるケセル(バナナ)の種類になかで、僕が一番好きな「コーリコットゥ」!
みんなの写真を撮り忘れたのは、悔やまれますが、大人数の楽しい夜でした。

翌朝は、
コラキャンダアンマー特製。コラキャンダ。
ゴトゥコラ(つぼ草)で。
コラキャンダキトゥルハクル(孔雀椰子の花蜜と固めたもの)と一緒に。

さらに
ラワリエラワリエ。
ポルパニというココナッツと蜜を合わせた餡子を大きなインディアーッパで包んでさらに蒸した甘い軽食。
朝から、元気いっぱい!

そして、同じくベントタの次の目的地へ。
サンジーワの家族の皆さん。楽しく美味しい時間を本当にありがとうございました!
サンジーワのファミリー

 

スリランカの旅。ビザ。両替。通信。

スリランカに到着して、ええ感じの日々を過ごしています。

今回も、楽しい思い出をこのブログで紹介したいと思うのですが、その前にめずらしく実用的な記事を書いてみます。
スリランカへの観光客は年々増えています。カラピンチャにもスリランカ旅行を予定している、または行って来たお客さんが良く来てくれます。
おすすめ観光スポットやレストランなどの、もうちょっと手前の基本的なスリランカ旅行のアドバイスとして、【ビザ】と【両替】と【通信】について記します。知っている人もいると思いますが、皆様の参考になれば嬉しいです。
(あくまで「僕の場合」です。ご了承下さい。)

 

まず
【ビザ】について。
2012年より、日本のパスポートを持って、スリランカの行くにはビザが必要になりました。(トランジットを除く)
詳しくは、スリランカ大使館が運営する以下のサイトで確認&取得できます。
http://www.eta.gov.lk/slvisa/visainfo/center.jsp
つまり、ビザの入手方法は、「オンラインでの事前申請」か、スリランカ「到着時の取得」かの2通り。
オンラインの場合はUS35ドル。到着時の場合はUS40ドル。(2015年12月に5ドルずつ値上がり)
間違いなくオンラインでの事前申請がお得で簡単。
らしいのですが、僕はなぜかいつもアライバルビザを取得してます。
アライバルビザを取得する場合は、到着後、入国審査の手前のビザカウンターに。
VISAONARRIVALSRILANKA
ここで、事前に日本空港で用意していた40ドルを支払います。おつりは対応してないそう。
「割高。ちょうどのUSドルが必要。ビザカウンターに寄ってる間に入国審査には列が。」
どう考えても、オンラインでの事前申請の方がスマート。
僕も今度こそそうします。(と毎年言うて5回目のアライバル。。。)

 

次は、
【両替】について
円からスリランカルピーへの両替は、スリランカで行うのが便利です。
日本の空港では、両替できないはずです。
到着後、空港にて、預けた荷物を取って出た所に、いくつかの銀行のカウンターがあり、そこで両替が可能です。
スリランカ空港両替「イレーシャーマセー!イレーシャーマセー!」といつも元気なサンパット銀行。

IMG_6191ちなみに2017年2月8日のレート。
僕の場合は、ここで数万円両替して、残りの所持金は日本円で持っておきます。
スリランカ国内の多くの街で、円とルピーの両替が可能です。銀行はもちろん「MANEY EXCHANGE」の看板がある場所で行うことができます。
なので、「お金が減って来たらルピーに両替」を繰り返しています。
ただ、街で両替をする場合(銀行を除く)、外国人なだけで、こちらにとって分の悪いレートが提示されることもあります。事前に為替レートを確認しておくことと、可能であればスリランカの人に同行してもらうのがお勧めです。

僕は、バスに乗ったり、買い食いを良くするので、なるべく小さい金額の紙幣を多めに貰います。念のため、両替したお金は両替のビルを見ながら、しっかりカウントします。(今まで、間違っていたことはないですが。)
余ったルピーは帰国前に空港で、もう一度円に両替できますが、手数料が悔しいです。僕はまた来るのでそのまま持って帰ります。(ただしルピーの持ち出し5000ルピーまで)

 

最後に
【通信】
について。
スリランカで、スマートフォンやPCで通信したいという場合の僕なりのアドバイスです。
まずフリーでwifiに接続できる宿や施設は年々増えており、メジャーな観光地を回る旅で、そこそこのクラスの宿やレストランを利用するなら、それだけで十分かもしれません。ただ、ホームステイや安宿を利用しての旅なら、現地の携帯電話を活用すると旅もより快適です。
ただ、ご存知の通り、日本のキャリアのままでスマートフォンを使ってデータ通信するのは、高額請求の危険性が極めて高いです。また海外での使用向けの定額プランもありますが、こちらも一日あたりの値段は安くはないです。
やはり、現地の通信キャリアを使うのが一番お得です。

僕の場合。
まず「これまで」までは
僕は過去からiPhoneを使っています。
これまでは、日本で手に入れた携帯Wifiルーター(SIMフリー)にスリランカで買った通信用のSIMカードを入れて、それ経由で、iPhoneを使っていました。PCを持っていった時もこのルーター経由で通信。
もちろんスリランカの電話番号への通話はできないので、通話とメールができるぐらいの安い携帯電話を買って、そこにまた別のSIMカードを入れて、現地での通話用として使っていました。

しかし「今回」
iPhone6sを使っているので、公式の方法でSIMロックを解除しました。
docomoもauもsoftbankも6s以降のiPhoneは契約後6ヶ月以上を条件に、SIMロックの解除が可能です。
その方法は、ネットで詳しく載っていますが、
簡単に言うと、ネットで申請(softbankの場合はMy softbankから)して、その後iPhoneのバックアップを行って、一度iPhoneの中身を消去し、バッグアップから復元する。これでSIMロック解除の完了です。
実際にやってみると思っていたより簡単。ネットでの申請はすぐ完了、バッグアップと復元に少し時間がかかりましたが、操作自体はとてもシンプル。
そして、
そのSIMフリーiPhone持ってスリランカへ。
空港で、荷物を取って、最初の出口を出て、両替を済まして、外への出口の手前、いくつか携帯会社がカウンターを出しています。
スリランカ空港携帯電話会社カウンター今回は手前の「Dialog」社へ。
ここで、スマートフォン向けのSIMカードを購入し、iPhoneに挿入。
dialog4gsim購入したSIMカード。

dialogカウンターの説明書き
9GB分が付く1ヶ月のプラン(多分旅行者向け)。1300LKR。安い!もちろんその後、プリペイドで足すことも可能です。
さらに、スリランカの電話番号も割当てられて、現地での通話も可能。(100分のローカル通話は最初に付)
dialogcardこれが追加で購入できるプリペイドカード。上がインターネット用、下が国内通話用。金額は色々あるので必要量に合わせて。
カード裏面をスクラッチして見れるPINコードが出て来ます。 *#123#PINコード#にダイヤルするリロードされる仕組みです。
街の至る所にある小さいカデー(商店)で購入できます。店先にはDialogやMobitel等のステッカーが貼ってます。

日本への通話やメッセージは、LINEやviber、skype、Facetime、Facebookで。ガラケーや固定電話への通話は、skypeの有料通話がお得です。
テザリングも対応。iPhoneをルーターとして、PCやタブレットも同時に通信可能です。これで、嫁みつるも通信可能に。
それで、今回の通信用ガジェット(充電類も含む)はこんな感じに。
スリランカ通信ガジェットこれまでと比べるとかなり、少なく軽く、スッキリです。
左のスリランカの携帯にも、ローカル通話用のSIMを入れて、僕と嫁が別行動でも連絡を取れるように。
もちろんiPhoneじゃなくても、SIMフリーのスマートフォンなら同様に使えます。

僕がスリランカへ行き始めた2004年頃は携帯電話すらほとんど普及してなく、それからどんどん便利になって嬉しいです。でもその反面、不便は不便で面白かったなぁとかも思ってしまうところもあったり。

以上、少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、約一ヶ月間、スリランカを楽しんできます!
と言いつつ、移動中に記事を書いていたら、がっつり車酔いしてしまいました。
これから、シャワーとプレーンテー(ストレートティー)で復活します★

スリランカ産のスパイス。取り扱い種類が増えました。

カラピンチャで輸入販売しているスリランカ産のスパイスの種類が増えました。
新たに加わるのは、主にスタータースパイスとして使うホールスパイス達です。

スリランカ産スパイス

インド産のものは、日本国内でも多く流通していますが、スリランカ料理を作る上で、なるべくスリランカ産で、なおかつ高品質のものを使いたいという思いで、輸入しました。
是非、スリランカ料理にトライする皆様にも使って欲しいです!

また豆類も2種、ちょうどいい量で販売します。こちらはインド産です。(スリランカでも流通している豆はインド産が多いです。)
詳細は通販サイトでもご確認いただけます。
スリランカスパイス通販バナーspice-karapincha.jp

よろしくお願いします★

2015。マータラの日々。

スリランカ南端の街「マータラ」に行って来ました!

ここは2004年、はじめてスリランカを訪れた時に滞在して以来、だいたい足を運ぶ街。ジャヤさんとその家族、そしてその親戚のみんながいるスリランカでの古里のような場所。
今回もお世話になりました。
ジャヤさん。長女ラクナディ、次女ソナディ、奥にいるのが初対面の長男アケーン。
(スリーウィーラーに7名で乗車中)


いつも美味しいご飯を教えてくれる奥さんクムドゥさん。


隣に住む料理上手のディノーシャさん。

家にはいつも近所の子供がいっぱい。

リアル井戸端会議。 2時間経過。
マータラはけっこう大きな街。

ポラ(市場)も元気!


遠浅で綺麗なポルヘイナビーチもあり。

そして、ちょっと街を離れると

ミーハラカー(水牛)いっぱいの田んぼ広がるカントリーサイド。
(ジャヤさん家近く)


レーナ(リス)がやってくる。


モナラ(孔雀)も発見!

お寺も気持ちいい。

少し行ったスリランカ最南端の岬、デウンダラ港の朝の魚市場の活気は凄い!
でっかい魚いっぱい。

?マンタ解体中。

価格交渉中w

 

マータラ。
五日間の滞在、本当にたくさんの料理をみんなで作りました!!

デウンダラ港での買った魚達。 大きい魚の身は、
黒胡椒ペーストとゴラカペーストと合わせて。


マール・アンブルティヤルに!

大きい魚の頭は


フィッシュヘッドカレー(ココナッツミルク版)に!ええ出汁でとる。
インディアーッパと一緒に!

小魚は、

フライに!
パパダン、ポロス(若いジャックフルーツ)、パリップ(レンズ豆)、カンクン(空心菜)
赤いお米はスリランカ南部でよく食べられる「ラトゥキャクル」。

他にも、
野菜イロイロうまい。
こちらはゴトゥコラ。

ルーヌマル。直訳すると「玉ねぎの花」

右からルーヌマルテルダーラ(炒め物)、ゴトゥコラサンボーラ(和え物)、アラホディ(ジャガイモの汁カレー)、アンブルティヤル。


コヒラの葉の部分、コヒラダル。


右から。
コヒラダルの炒め物。キリコス(ジャックフルーツのココナッツミルクカレー)。オムレット(スパイス入の卵焼)。小魚のフライ(衣なし版)


右から、コヒラ・サンボーラ、ナスのカレー、パリップ、パパダン 、ゆで卵。


右からコス・マッルン(ジャックフルーツのさっと煮)、アンブルティヤル、パトーラ(蛇瓜)とジャガイモの汁カレー、コスアタ(ジャックフルーツの種)、パパダン。

他にも朝飯にパーン!

スリランカでは食パンをよく食べます!「パーン」。
食べ方↓

左手でパーンをキープ。右手で千切って、汁を浸して頬張ります!
ちなみに写真の汁のカレーは、カラワラ(干し魚)とジャガイモのココナッツミルクカレー。茶色のはビリンという実の炒め物。
ビリンはこんな実↓
酸っぱくて良し!

ブリヤーニにも挑戦。


ククルマス(チキン)ブリヤーニ。
カジュ(カシューナッツ)のカレーとチリペーストで。

ヌードルスも。

しっかり辛いチキンカレーとジャガイモのカレーとチリペースト。

ホンマにいっぱい作って、いっぱい食うたー!!

そんで、マータラでの〆は基本これ。

キリパニ。
ミーキリ(水牛のヨーグルト)にキトゥルパニ(孔雀椰子の花蜜)をかけたもの。酸味が強めで濃厚なミーキリ&少しスモーキーで甘さすっきりのキトゥルパニは相性抜群!スリランカ南部の名物で、素焼きの土の鉢が丸いのはマータラスタイル。

 

旨いもん腹一杯食べて、田舎道プラプラして、田んぼに沈む夕日拝めば、
オッコマ・ハリ!!(ALL OK!!)

ジャヤさん。マータラの皆さん。今回もありがとうございました!!!