他にも美味いネパール料理。

ネパールにはダルバート以外にも色々なものがあります。その中でも印象的だったのが「カジャ」。

軽食のような、おつまみのような料理全般を指すようです。もともとネワール族の料理が、ネパール全体に地域性を反映しながら広がったらしい。

日本では、まだまだ馴染みの浅い、でもネパールで愛され続けるこのカジャを今回の旅では何度もいただくことができました。

カジャ。こんな感じです↓

カジャ

ポカラの小さなローカル食堂。

 

カジャ1

水牛のスクティ(干し肉)、大豆のサディコ(和え物)、チウラ(干し米)、トマトのアチャール。

 

カトマンドゥのカジャ屋

カトマンドゥのカジャ屋。

カジャ2

伝統的なネワールのカジャが並びます。

カジャ3

右の肉料理は水牛のチョエラ(焼いた肉をマリネ)。その奥には生肉が!(カチュラ)

アルタマ

ジャガイモとタケノコのスープ、アルタマ。発酵したタケノコがええ出汁出してます。

チャタモリ1

チャタモリ。米粉の薄焼き。

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今回は、卵とキーマ入り。(プレーンのものがベーシック)

カトマンドゥのカジャ屋2

カトマンドゥにて別のカジャ屋。

カジャ

チョエラ

ここでもチョエラ 続きを読む

ダルバート。

今回の三国の旅。

まずはこの旅を共にするのは、

りょう君とまるちゃん

左は大阪のネパール料理店「ダルバート食堂」のりょう君。右は同じく大阪、南インド料理「ゼロワンカレー」のまるちゃん。

ふたりともそれぞれの国と料理に熱い思い持ち、料理のこと、店の運営のこと、プライベートやどうでもいいこと、なんでも話せる最高の友達です。

 

最初の訪問国はりょう君が愛してやまないネパール。

ヒマラヤ
飛行機から雄大なヒマラヤを眺めなら、とてもレンガ造りのカトマンズ空港に着陸。

りょう君の友達、サロージさんがお出迎え。

サロージ

そして向かうのは、

何はともあれダルバート!

【ダルバートとは】
ダル=豆、バート=ご飯。
たくさんの御飯と豆のカレーを中心に、肉のカレーや野菜のオカズや漬物を組み合わせた国民的な定食です。

カトマンドゥのBaneshwar地区の地元の人で賑わう食堂にて

カトマンズの食堂

カトマンズの食堂2

ここでのダルバート↓

カトマンズでダルバート

肉のカレーはローカルチキンをチョイス。

左の器が「ダル」。右の器がローカルチキン。他にジャガイモのおかず、青菜の炒め物、大根のアチャールやトマトのアチャールなど。ベーシックなタカリスタイルのダルバートらしい。(タカリというのは、ネパールの中のひつつの民族の名前)

ローカルチキンのしっかりした食感。おかずとアチャールがめちゃええ仕事。 そしてダルが一皿を上手くまとめて、めちゃ美味しい。お代わりしまくりで駆け抜けました。

この旅では色んなネパール料理を堪能しましたが、ひとまず食べた全てのダルバートを紹介します。

標高1400mのカトマンドゥから西へ約6時間。標高800mのポカラという街で食べたダルバート。

ポカラの食堂

マイリーバンチャガル。

ポカラでのダルバート

ここではマトンをチョイス。ダルは皮付きのムング豆で緑色の仕上り。

ここのダルバートも最初に食べたものと見た目はよく似たスタイルだけど、個々の仕上がりや混ざった味わいはまた異なる美味しさで感動。

ダルバートの提供方法は全ての料理が乗った状態で出て来て、必要に応じてお代わりを盛ってくれるスタイルがポピュラーなよう。スリランカではこのスタイルよりもビュッフェ方式が一般的。

 

タカリキッチン

ポカラのニューロードの「タカリキッチン」

ポカラでダルバート2

ここのはアチャールの種類が豊富。

グンドゥルックという発酵干し草のもの。大根のものが2種、トマトのもの。ネパールでのアチャールの定義は、スリランカのそれよりもかなり広く、一皿の中での役割の重要性はすごく高いように思います。

まるちゃんがご飯の代わりに注文したディロ↓

ディロ

そば粉が主成分で柔らかく一定の粘度があります。

 

りょう君がチョイスした魚のカレー↓

川魚のカレー

海のない国ネパールでは、魚といえば川魚。

 

タメルハウスレストラン

カトマンドゥのタメルハウスレストラン。

タメルハウスのダルバート

ヴェジのダルバート。ここは高級料理店で全体的に塩味が薄めですが、おかずの種類が多い。真っ黒なダルが印象的。真ん中のはパニール(チーズの一種)。一皿に全ての料理を全てのっけるスタイルはスリランカっぽい。

 

 

ネパールで食べたダルバート。

ほんの4食ですが、りょう君とサロージさんのガイドのおかげもあり、どれも美味しかった!

しっかりした肉のカレーと野菜の味を生かしたタルカリ。酸味や辛味など加えて行くアチャール。そして一皿はみごとに調和してくれるダル。

塩味もしっかり、そこそこ油も使っているのに、食が進む進む。どんどんお代わりして、最後まで美味い!

基本的にシンプルな構成な料理なのに、それ以上の付加を必要としない食事だと思う。

めちゃめちゃ好き。

ネパールには四季もあり、多くの民族がいて、ダルバートだって、無数のバリエーションがあるんだろうけど、みんなが愛するこの食事の懐の深さを垣間見れた気がします。

他に食べたネパールの食事やネパールの風景は、別の記事で紹介したいと思います。

 

今、カトマンドゥ空港でもうすぐネパールを離れます。

飛行機の出発は、やや遅れ気味で、今後の乗り換えが不安。そして、すでにダルバートが恋しい。

 

ありがとうネパール!また来たい!

ネパールの犬達

がんばろうネパール

いよいよ三国への旅が始まります。

最初に行くのは、ネパール。

初めての訪問で、すごく楽しみな反面、気がかりは今年4月24日の震災のこと。

震災の直後、神戸のネパール料理店「ククリ」さんの呼びかけに賛同して、カラピンチャでも店頭に募金箱を設置しています。たくさんの方が募金していただき、その協力は「ククリ」の周三さんがネパールに行って、形にしてくれています。

そのプロジェクト「がんばろうネパール」の様子は、以下アドレスのFacebookページでもご確認いただけます。

https://www.facebook.com/がんばろうネパール-413579915510564

また、神戸新聞で紹介された記事は以下です。

がんばろうネパール

このプロジェクトは今後も継続されますので、カラピンチャとしても応援していきます。

また今回の旅で、しっかりネパールをエンジョイすること。加えて僕なりに何かできればと思います!

行ってきます。