「クラッカン粉」再入荷。

クラッカン粉
長期に渡り欠品しておりました「クラッカン粉(クラッカンピティ)」を再入荷しました。クラッカンはシンハラ語で、和名ではシコクビエ、インドではラギと呼ばれるそうです。
カラピンチャ王子公園店舗と、オンラインストア「スパイスカラピンチャ」にて、再販を開始します。
スパイスカラピンチャ宜しくお願いします。

 

<クラッカン粉を使ったスリランカ料理>
「タラパ」と呼ばれる「クラッカン粉」をお湯で練りこんで丸めた料理に。
「クラッカン・キャンダ」と呼ばれる粥汁のような飲料の材料として。
一般的には、小麦粉や米粉を主原料とする「ロティ/ポルロティ」という薄焼きパンのような料理もこの「クラッカン粉」を使って作ることができます。「クラッカン・ロティ」
「ピットゥ」「インディ・アーッパ(ストリング・ホッパー)」「トーセ」などの原料にすることもできます。
また、「ハラパ」など、様々なお菓子の原料にも。

クラッカンキャンダ(写真:クラッカン・キャンダ)

ハラパ(写真:ハラパ)

クラッカンロティ作りの動画はこちら↓↓↓

 

カレーのためのうつわ展 2021(岡山)

阪急うめだ本店での「カレーとカレーのためのうつわ展」は中止となってしまいましたが、岡山のアートスペース油亀さんでの本家 「カレーのためのうつわ展」が今年も開催。
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カレーのためのうつわ展 2021

場所:アートスペース油亀(岡山)
期間:10/9(土)-11/21(日)
オンライン展は9/10(金)スタート!

素敵なうつわの数々が全国から集まります!
カラピンチャのスパイス製品も会期中会場&オンライン展でも販売されます。

また、会期の最終日、11/21(日)には、私達カラピンチャチームが会場にて、スリランカのお弁当を作り、販売いたします。(オンライン展開始時からネット予約できます。)
RiceandCurryParcel

イベント詳細はアートスペース油亀さんのアカウントにて↓↓↓
http://aburakame.main.jp/curry/index.html

スリランカスパイスセット油亀さんにてアートスペース油亀アートスペース油亀カレーのためのうつわ展カレーのためのうつわ展アートスペース油亀
どうぞ、お楽しみに!!

アルバイト募集。

アルバイト募集カラピンチャ(王子公園店舗)では、アルバイトスタッフを募集します。

◎業務内容
皿洗い、鍋洗い、ホール、調理補助、清掃作業、スパイス製品の袋詰め作業他、輸入貨物の店舗2階への荷揚げ作業などの力仕事も時々あります。
学生も歓迎

◎曜日
水、木、金、土、日(の中で週2回程度/土日祝勤務も可能な方歓迎)

◎時間
11:00から16:00

◎給与
時給1,050円から

交通費支給、まかない付き

勤務シフトは1ヶ月毎に、スタッフの希望をもとに決定します。

ご応募、お問い合わせはEメールもしくは電話にてお願いします。
メールアドレス:yusuke★karapincha.jp(★の部分を@に変えて送ってください。)
電話(店舗):078-805-3039
携帯電話(店主):090-1157-9245

王子公園店舗にて、希望日時を調整の上面接を実施します。

もし、もっとがっちり入ってやりたいなどの希望があればお声掛けください。
どうぞよろしくお願いします。

濱田祐介
カラピンチャ

 

【動画あり】サンテレビ「キャッチプラス」でお弁当「パーセル」が紹介されました。

本日(2021/06/22)、サンテレビの番組「キャッチプラス」で、カラピンチャの持ち帰り弁当「パーセル」が取り上げられました。
デリバリーの様子なども映っています。 下記リンクのサンテレビのYouTubeチャンネルでその動画が配信されています。 是非ご覧ください!

スリランカ式包み弁当については以下リンクを↓↓↓
https://karapincha.jp/blog/?p=7335

デリバリーの詳細については以下リンクをご確認ください↓↓↓
https://karapincha.jp/blog/?p=7335

書籍紹介「パニワラル 駐日スリランカ大使が見たニッポン」

とても面白かったスリランカ関連の書籍を紹介します。

パニワラル01
タイトル:パニワラル 駐日スリランカ大使が見たニッポン
著者:ダンミカ・ガンガーナート・ディサーナーヤカ
訳者:浮岳 亮仁
出版:創英社/三省堂書店

ご存知の方も多いと思いますが、この著者であるダンミカ氏は駐日スリランカ大使として2019年末まで勤められ、翌2020年8月にご病気のためスリランカで亡くなりました。この書籍は、亡くなられる約一年弱前に出版されたものです。
パニワラル ダンミカ氏留学経験も含め、若い頃から日本への滞在経験が豊富で日本語も上手く、とても積極的に日本とスリランカを繋ぐ大使としての職務を行っていたそうです。
僕は面識はありませんが、とてもユーモラスでユニークな存在の素敵な方だと良く聞きました。

そして、そのダンミカ氏がスリランカの大手新聞「Lanka Deepa」紙に10年弱連載していたコラムのタイトルが「パニワラル」です。
その多数のコラムの中から、訳者である浮岳亮仁氏が、ダンミカ氏の少年時代の話、日本留学時代の話、大使就任後の話などを選んで、日本語に翻訳したものがこの書籍「パニワラル 駐日スリランカ大使が見たニッポン」です。
(ちなみにスリランカでもシリーズ書籍となっています。)

僕はこの書籍の存在を知りませんでしたが、先日、僕のシンハラ語の師である故野口忠司先生の葬儀の際に、訳者である浮岳亮仁和尚が導師をお勤めされていたことで、この書籍の存在を知りました。
浮岳亮仁和尚は日本で野口先生からシンハラ語を学び、その後、スリランカで著者のダンミカ氏の家でお世話になりながらスリランカの大学などでシンハラ語やスリランカの文化を学ばれました。
現在も、川崎市にある天台宗・泉福寺での副住職としてお仕事に加え、奥様のサウミャーさん(スリランカ人)とシンハラ語の研究や翻訳などのお仕事も行っておられます。
親愛なる野口先生を介して、素敵なスリランカの繋がりで知ることができた書籍です。

そして、
その内容がとても面白いので、皆様に紹介したいと思い、感想を少し記します。

まず、タイトルの「パニワラル」ですが、これはスリランカのお菓子の一種でシンハラ語では「පැණි වළලු」と表記します。
ウラド豆を主とした生地を油の中で渦巻状に揚げて、それを甘い蜜に浸した後に乾燥させたものです。僕達もスリランカ滞在中に何度も食べたことがあるとても美味しいお菓子です。
この本を読んで、どうしても食べたくなったので作ってみました。
パニワラルパニワラルいい感じ!!
写真のものは出来立てのもの。日が経過すると、見た目も風味も変化します。

この「パニワラル」がタイトルになったのは、ダンミカ氏の大好物であったからいう理由だそうです。
しかしながら、本の内容とはそれほど関係は無かったりします。
ただ、少しだけパニワラルについて触れられているダンミカ氏の少年時代の思い出話は、とても心に響くものがあります。

そして、既述の通りスリランカの新聞に連載していたコラムなので、スリランカの人々が読者であることが前提とされています。
天皇陛下に接見するなどの大使ならではのエピソードから、日本の日常的な風景や伝統文化なども、ユーモアも交えながらとても丁寧に描写されています。
そこには、日本に対する深い理解と愛を感じずにはいれません。
日本のバスについて、乗って降りるまでをただただ事細かく記しただけのコラムは、それを読んだスリランカの人々がどう感じたかまで興味が湧きます。

また、多くのコラムのはじめに記されるその時の光の描写は、よりそのシーンを想起させます。僕(日本人)がスリランカに行った時に感じる光が印象的であるように、スリランカ人が日本で感じる光も独特なんだと分かりました。

こんな素晴らしいコラムが、スリランカの新聞で毎週連載されていたことに深く感動しました。

とても面白い本なので、興味を持ったかたは是非読んで欲しいです!
また、ダンミカ氏が築いたスリランカと日本との素晴らしい関係を、僕達も大切にしていきたいと思います。

<参考>
ダンミカ氏について読売新聞で紹介された記事は以下リンクで閲覧できます。
◎「フーテンの寅さん」に魅せられた元駐日スリランカ大使(読売新聞オンライン 2020/11/09)