ポラ。市場。

スリランカの街には、たいていポラ(市場)があります。

写真はトリンコマリーの公設市場。
野菜、果物他いろんな物がならび、
「ラーバイ(安いよ)!ラーバイ!ラーバイ!ラーバイ!」
「エカシーヤイ!(100 ルピー/1kg)エカシーヤイ!エカシーヤイ!」
などなど大きな声が飛び交います。

天秤での量売りが基本。

ポラを見て回るのは楽しい。
日本にある野菜。ない野菜。いろいろ。

右の紫には、タマネギ。大きめのが「ビールーヌ」、ちっちゃいのが「ラトゥルーヌ」。
真ん中の黄色&緑色のが、「デヒ」(ライム)。各サンボーラ(和え物)には欠かせません。
その左横のオレンジ色は「アンバ」(マンゴー)。真ん中奥のベージュ色のはディウルという果実で、ジュースにすると美味しい。
その左横は「アンバラッラ」。酸味のある果実でカレーに。

コス!(大きく成長したジャックフルーツ)。

コスを半分に切ると、写真右上の感じ。それを分解したのが中央。
(切る時にでてくるネバネバの液には手がかゆくなるので要注意。)
このコス、ココナッツミルクと合わせてカレーにしたらトロトロウマウマ。種(コスアタ)もまた美味しい。


「マンニョッカー」(キャッサバ)
茹でて、削ったココナッツの実と一緒に。それだけてハッピー!


まだ青いバナナ。おいておくと黄色く熟して行きます。


「ケセルムワ」(バナナの苞葉)。これもカレーに。


「ゴラカ」(ガルシニア)
酸っぱい果実を乾燥させたもの。梅干し的(?)。
魚のカレーなどに入れるとニヤマイ!(Goooood!!)


葉野菜もたくさん。
「ゴーワ」(キャベツ)や「サラーダコラ」(レタス)、「ゴトゥコラ」(つぼ草)、「ムクヌウェンナ」 などなど。

「カラワラ」(干し魚)
スリランカには、たくさんの種類の干し魚があり。かなり塩分が強いですが、これも炒め物や、汁物に。

そして、トリンコの市場の近くには魚市場も。


訪れた時間が遅かったけど、まだまだ色々残ってた。

その近所では、「カラワラ」干し中。

気候に恵まれ、海に囲まれ、食材が豊か。
そこにスパイスが加わって、ナイスな食文化が育まれているんですね。
日本にも、野菜たくさん、魚たくさん。さらに四季がある。

日本の旬な食材をスパイスで美味しく!これ大切。

今日はお家で。

午前中に休みをもらいマヒンダのアンマー(オカン)とターッタ(オトン)とカレーをつくることに。
まずは、ターッタとポル(ココナッツ)、コス(ジャックフルーツ)とケセルムワ(バナナの苞葉)を取りに近所へ。


「コス」の実はこんな感じ↓↓↓

コスを割るとこんな感じ。実の中の種「コスアタ」も食べることができます。※アタは「種」の意。

ここで問題です!
Q.この器具は何でしょうか?

A.「ヒラマナヤ」というココナッツを削る器具。


スリランカの台所には、他にもスパイスや野菜を磨りつぶす「ミリスガラ」(石臼)。


コスアタのような固いものを砕く「ギレー」というハサミ。


「マンネ」という包丁など日本とは異なるものがいろいろ。
「マンネ」はこう使います↓↓↓

包丁は動かさず、材料を動かす!

そして、加熱して仕上げていくのは「リパ」という薪を使った釜戸です。


そうして出来たお昼ご飯はこんな感じ。

手前:ケセルムワとコスアタのカレー、右:パリップ(レンズ豆)、真ん中:コスのカレー、右奥:パイナップル

いただきます!