スリランカ。ここに来ない訳にはいかない所。
キャーガッラ市のガリガムワのバッラパーナという街にある「ティッサ食堂」。
僕が2011年に3ヶ月働かせてもらった食堂です。(その頃の様子は、ブログの過去の記事で確認できます。)
賑わう店内。
さらに、
宿泊施設や結婚式場も併設し、年々立派になっていきます。
今回もここに数日間、滞在して料理の勉強!
というより、スリランカの食堂の厨房の空気感を再び自分にインストール。
<慌ただしいティッサ食堂の厨房の様子と働く仲間達>
僕のライス&カリーの師匠、パーライヤー。結婚式がある時は500人以上分の調理を仕切ります。
嫁みつる。ココナッツを鉈で割って、写真のマシンでそれを削るの体験中。
日本では生のココナッツを使える機会は少ないですが、スリランカ料理の核心です。
削ったココナッツは、ポルサンボーラになったり、写真のように水に浸して絞って、ココナッツミルクを作ります。
いろんな唐辛子。
左上は「アムミリス」は青唐辛子、右上は「マールミリス」はししとうみたいで辛くない。下の「ナイミリス」はしっかり辛い。他にも「コッチミリス」としう強烈にからいのなんかもあります。
辛みスパイスでマリネして、素揚げしたリンノという魚。しっかり時間をかけて揚げているので骨ごとガシガシ食べれます。
ムクヌウェンナという葉野菜。しっかりした食感と味わい。マッルンに。
スリランカンチャイニーズ担当のスジーはチョップシー(八宝菜のような料理)を仕込み中。
シーニサンボーラ(玉ねぎの甘辛炒め)作り。一回の仕込み量が凄い。
カラピンチャで、アーッパに添えているアレです。
いつも冗談ばっかり言ってるサンタアイヤー。まじめにスリランカオムレット作り。
こんな感じに。数種の野菜とカラピンチャ(カレーリーフ)が入っています。
玉子料理もういっちょ。
目玉焼き。「ブルスアイ」と呼ばれています。
英語の”Bull’s Eye”「牛の目」から来ているらしい。目玉は一緒。
でも英語では、目玉焼きを意味しなさそう。
キリテー(ミルクティー)!
かなり甘いんですが、スリランカで飲むとこれが美味しい!
バラ(鰹)のカラワラ(干し魚)とマールミリス(ししとう)の炒め物。サライラサイ!(辛い旨い!)
新たな謎のマシーン。
ジャガイモの皮をむいてくれるマシーンでした。
エラワルロティ、パーン、色んな料理の具に。ジャガイモ30kgエッブリデイ。
左から、ポルサンボーラ(ココナッツのふりかけ)、ボンチキラタ(三度豆のココナッツミルク煮)、マールミリステルダーラ(ししとうの炒め物・干し魚入り)、ムクヌウェンナマッルン(ムクヌウェンナという葉野菜のさっと煮)、ヌードルス、その横にはパパダンとバダプミリス(揚げ赤唐辛子)。
この他にチキンカレー、魚のカレーも。
働いていた頃の昼飯は厨房の中でのまかないでしたが、今回は客席で!
バチッと辛くて、すっきりうまい!改めて感動。
左がティッサボス。右がボスの次男で、食堂を切り盛りしている若旦那スーギリ。
持ち帰り用のフライドライスをパッケージング。
「コットゥインディアーッパ」を炒めていきます!
小麦生地でできたロティで作る「コットゥロティ」が一般的ですが、米生地でできたインディアーッパを使った「コットゥインディアーッパ」も隠れた人気メニュー。ティッサボスの大好物。
「コットゥロティ」については、以下アドレスの過去ブログ記事で詳しく記しています。
https://karapincha.jp/blog/?p=753
ダンバラ(四角豆)を切るニューカマー、ガヤン。料理上手のナイスガイ!
ペイスティを陳列するホール係のイシャーラ。サクサクのパンの中には、魚やジャガイモの辛い具が入っています。
忙しいのにみんな笑顔で楽しそうに仕事する。
ここの厨房の雰囲気は変わらずいい感じ。もっと前からスリランカ料理に取り組んで来たけど、カラピンチャとしての僕の原点はやっぱりここで、いつも初心に帰ることができる貴重な場所。
それでいて、料理や店そのものが常に更新されていくので、僕もちゃんとフォローできるよう毎年ここに来ようと改めて実感。
毎度、毎度、大感謝です!!
スリランカ旅行を予定されていて、ティッサ食堂へ行きたい方は、以下の情報をご参照下さい。
THISSA HOTEL & BAKELY
Ballapana, Galigamuwa Town, Kegalle City, Sri Lanka
Tel: 035-2284513
アクセスはバスが便利。コロンボ・ペターのバスターミナル(国営、私営どちらでも可)から、キャーガッラ(Kegalle)行き、もしくはキャンディー(Kandy)行きのバスに乗って途中の「バッラパーナ(Ballapana)」で下車、そこからバス進行方向(東)に約20メートル。でっかい木が目印。大きな看板もあり。(その道はコロンボとキャンディを結ぶキャンディーロード。)
朝:パーン、インディアーッパ、各種ロティ、軽めのライス&カリー他。
昼:充実のライス&カリーのビュッフェ他。
夜:コットゥロティ、アーッパ、フライドライス、スリランカチャイニーズも充実。軽めのライス&カリー他。
以上のように、朝、昼、夜でラインナップが異なります。それぞれいい感じですが、15:00前後の中途半端な時間は、料理が少なかったりするので注意です。
めちゃめちゃ辛いローカルテイスト。安い。
より詳しい情報が欲しい場合は、カラピンチャで僕に聞いて下さい。
ティッサ食堂のみんなも喜んでくれるはずです!