僕が働く食堂の朝の仕込みは、まだ暗い5時からスタートします。
ラジオからは大音量でお経がながれるなか、時間が慌ただしく流れます。
カレー作りをメインで担うのはこの人、パーライヤさん。
![パーライヤさん](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/ce89771951dca4f54d44820600365d1b.jpg)
※持っているのはケセルムーワ(バナナの苞葉)
もの静かで、穏やかなナイスガイですが、ちょっと目を離すと変なアートワークを作り出す悪い癖があります。
![パーライヤアート](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/06ada1520e6541a2b3ddc01ab541f94a.jpg)
![パーライヤアート2](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/3f80adea1453ec1ee8a7992521c47ddb.jpg)
![パーライヤa-to](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/738d755d0060a6a55e55a2d7feb27c6f.jpg)
さておき。
ティッサ食堂のカレーはビュッフェ方式食べ放題!(スリランカではポピュラーなスタイル)
一日に作るカレーの種類は7種類。(サンボーラも含む)
定番なのが、
①アラホディ
「アラ」は「ジャガイモ」「ホディ」は「汁」。ココナッツミルクをベースとしたシンプルな汁「キリホディ」にじゃがいもをイン。
②パリップ
レンズ豆のカレー。調理方法や味付けは店や家によって様々。パーライヤさんのパリップはけっこう辛い!
③キリマール or ミリスマール
「マール」は「魚」。「キリ」は「ミルク」(この場合はココナッツミルク)、「ミリス」は「唐辛子」。スリランカには魚のカレーがたくさん。
④ククルマス
「ククラ」が「鶏」で「マス」が「肉」。そのままチキンカレー!
これ以外に本日の野菜果物カレーとして、
ボーンチ(いんげん)、バトゥ(ナス)、マンニョカ(芋の一種)、ガスラブ(パパイヤ)、ケセルムーワ(バナナの花)、コス(ジャックフルーツ)、デル、ゴーワ(キャベツ)、カンクン(空心菜)他にも無数の野菜果物カレーがあり、この内3種類が並びます。
![パーライヤカレー4](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/e0869aa835e1d79eaafd171f32002845.jpg)
![パーライヤカレー1](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/278021e7c85583db120333bc20c9ced9.jpg)
![パーライヤカレー2](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/b1da7fba0da2badd0f482b9ea0b9b8c9.jpg)
![パーライヤカレー3](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/5d7b9495f255fc1872d6cbb11e572ecb.jpg)
![ある日のカレー盛りつけ](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/a15db8980ab28b44ad81631d487d795c.jpg)
毎日、異なるいろんなカレーが登場して楽しいです。
朝の仕込み作業の間、僕はと言えば、
大量のココナッツを手製の機会で削りながらー。
![ポル削り](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/10c6ae4a30c1d5723eb13b99bcf7768e.jpg)
大量の野菜を剥いて、切りながらー。
潰しながらー。
![野菜つぶし](https://karapincha.jp/blog/wp-content/uploads/2011/12/b7c539d6fc862a4eb0260bc43ef4681d.jpg)
カレーが出来る作業を一生懸命見つめます。。。
「作りたいなー」と思っていると、 パーライヤさんは、小出しで色々教えてくれます。
「美味しい」と「量産」を両立するカレー作りは、家庭とは異なる食堂ならでは独自の技がたくさん。
毎日、チュッタチュッタ(少し少し)学んでいこうと思います。