カラピンチャでは、毎年4月にスリランカの旧正月を祝うイベントを行っています。
それを手伝ってくれているのが、スリランカ女性のヘーマさん。
今回も、ヘーマさんの実家に行って来ました。キャーガッラのタウンから少し南の方にいった田舎にあります。
前回、こちらを訪れた時の記事は以下アドレスから↓↓↓
https://karapincha.jp/blog/?p=2880
ヘーマさんのファミリー。
左からお兄さんの奥さん。妹。お母さん。お兄さんの娘と息子。
まずは、近所のティラクアイヤーによるウェルカム・クルンバ。
まだまだ若いココナッツの実を「クルンバ」と言います。
しっかり成長した実は「ポル」で、料理やココナッツミルクのために使いますが、クルンバは中のジュースを飲む!これがすっきり美味しい!
黄色いタンビリ(キングココナッツ)ともまた異なる味わいです。
飲んだ後は、割って中の固形胚乳を食べます。
ちなみにこの家は、みんなヴェジタリアン。いつも巧みな野菜の調理法、そして美味しさに感動させられます。また家族同然に接してくれ、接客仕様でない普段みんなが食べている日常の家庭料理を学ぶことができます。
(ただし、スリランカでヴェジタリアンという際は、小魚、干し魚等はノープロブレムだったりします。)
前回のブログで色々と紹介したので、今回は教えて貰った&いただいた料理を中心に紹介します。
その前に料理を作るのは基本的にこの方、
キリアンマー。みんなからそう呼ばれているヘーマさんのお母さん。
マンネという上向きの固定式包丁で、野菜を動かしながら切ります。
カットしているのは、 「デル」。”Breadfruit” = 「パンの実」です。
デルのカレーとパーンのシンプルな朝食。
昼食。
右から、ティッバトゥとコスアタ(ジャックフルーツの種)のカレー。パパダン。ゴーワ(キャベツ)の炒め煮。素揚げ下干し魚。
朝食。
インディアーッパとパリップ。シンプル。美味しい。なにも足す必要なし。
昼食。
コスマールワ(ジャックフルーツのカレー)、ボンチ(今回の場合はキヌサヤ)のキラタ、デル(パンの実)のカレー。ハールマッソーの炒め物。パパダン。
夕食。
ポルロティ(ココナッツ入りのロティ)。たいていは小麦粉を使いますが、今回は米粉バージョン。この味、この香り、そう、餅!
他にも、こちらはスリランカの伝統的なお菓子が美味しい。
ハラパ(ヘラパ)作り。
クラッカン(四国稗)メインの餡子を、キャンダコラという葉で包み蒸したお菓子。
こちらは、カラピンチャのイベントでも登場する「ムンキャウン」。
ムング豆を使った餡子に衣を付けた揚げ菓子。これも食べると止まらない。
続いて、近所の親戚のおばあさんを呼んで。
コンデキャウン(コンダキャウン)講座スタート。
動画でそのシーンをどうぞ。
これ難しいんです。さすがの腕前。
そして、出来上がり!
「コンデ(コンダ)」=「髪」。髪を束ねたような形状から、そう呼ばれています。
スリランカ。
経済成長とともに、料理や調理法も刻々と現代化していると感じます。そんな中で、このような伝統的な料理や菓子作りを体験できるのは、ほんとうにありがたい。
田舎で空気もいい。近所のお寺も気持ちいい。優しい親戚いっぱい。
めちゃくちゃ居心地いい。
ヘーマさん。皆さん。本当にありがとうございます。
また来ます★
写真:僕達のために木に登りワラカ(熟したジャックフルーツ)を採って来てくれる親戚のオッチャン。