2018年.今年もスリランカへやって来ました。
毎年4月にカラピンチャで行う旧正月のイベントを一緒に行っているヘーマさんの実家が、キャーガッラのヘッティムラにあります。
ここには、3度来たことがあるのですが、今回はヘーマさんも帰省中。また家の周辺は、ほとんどが親戚の家で、みなさんと楽しい時間を共に出来ました。
こちらは、食を含め、古いスタイルの習慣が色濃く残っていて、めまぐるしく発展するスリランカにおいて、伝統的な料理を楽しめる僕たちに取って貴重な家庭です。
昨年はコンデキャウンと言う祝い事には欠かせない技術を要する伝統菓子も教わりました。
また皆さん菜食なので、野菜へのアプローチが多彩で面白い!
楽しい思い出をいくつか、写真といっしょに記します。ヘーマさんのお母さん。
こちらは近所のティラキアイヤー。
手に持っているのはコス(ジャックフルーツ)。
木に登ってこの取ってくれた様子です。
コス(ジャックフルーツ)の実を落とします。
小分けして、中身の部分を取り出します。
コスの実からでる粘液が強烈なので、しっかり手を濡らして作業。
粘液がついても、最後にポルテル(ココナッツオイル)を手にも見込めば容易に取れます。
さらに
中身とコスアタ(コスの種)を切れにわけます。
コスはカレーや炒め物など色んな料理で活躍しますが、このコスアタも煮込めばホクホクで美味しい!
コスを上向きの包丁「マンネ」で細かくカットするヘーマさん。
日本での生活30年ですが、やっぱりスリランカの台所がよく似合う。
調理してくれたキリコス(キリはココナッツミルクの意味)が手前の。
ねっとりコクがあって美味しいんです。
他には、アンバラッラ、ティッバトゥとコスアタ、コヒラと
日本では入手が難しい南国の野菜ばかり。
その他の思い出。ランダムに紹介します。
ポルロティの朝ご飯。
ポルはココナッツのことで、
削ったココナッツとパーンピティ(小麦粉)を合わせて生地にして焼きますが、こちらの家庭はハールピティ(米粉)。さらに、クラッカンピティ(四国稗)のも。バナナの葉の上で形成します。
バナナの葉と一緒に、素焼きのプレートの上で焼きます。
出来上がり!
白いのがハールピティの、赤いのがクラッカンピティ(ハールピティも少しミックス)の。
ルヌミリスやパリップと一緒に
これはラワリエ。
大きなインディアーッパで中にポルパニ(ココナッツの実と砂糖)を包んだような軽食。
バッチリ腹持ちで腹持ち!
アッガラは、米粉ベースのシンプルなお団子。甘いんですが、胡椒も効いてる。
もっちりではなく、ボソっとした食感。それがイイ!
紅茶と。
そして、近所の親戚の家では、
聞いたことがなかった「キリロティ」と言う料理を教わりました。
これがキリロティ。
アーッパに近い米粉とココナッツミルクベースの緩い生地を、鍋の底の部分だけで焼きます。
それを、
ココナッツミルクや黒胡椒などを含む甘くてピリッと辛い汁に漬け込んだ伝統料理です。
かじった断面はこんな感じ。
今や作る人も減って、食べたことがない、知らないと言う若者も少なくないそうです。
酸味と甘みが絡んだ独特の味わいでついついもう一個と手が伸びます。
他にも風景や食べたもの。
キリバット食べるレーナ(リス)w
近所のお寺に設置された選挙会場。会場には銃を持った警察官が警備。
近所の親戚の家でいただいたパニワラル。
たった500m先の選挙会場に行って帰ってくるのに、寄り道&立ち話で3時間。スリランカン時間が流れていきますw
ペットボトルロケット発射!
youtubeを見て作ったそうです。大成功w
休日に近所のカデー(お店)にたむるする楽しいおっちゃん達。
近所の親戚がくれたお弁当。
ポロス(若いジャックフルーツ)、ガスラブ(青パパイヤ)、アラ(ジャガイモ)など。
ポル(ココナッツ)を取るアイヤー。