石垣島からポロス。

カラピンチャのブログでも良く紹介しているスリランカならではの美味しい食材「ポロス」(若いジャックフルーツ)。
日本国内ではほとんど流通しません。あったとしても熟れたもので、カレーに適した若いものは滅多にお目にかかれません。

とかなんとか言っていると、
“ニッポン”の南の島から、

突然届いたポロス!!
石垣島からの贈り物です。

スリランカでは、ジャックフルーツは成長過程で呼び名が変ります。
「ポロス」と呼ばれるのは若くてまだ実が小さい状態。
今回のもので25cmくらい。
カラピンチャに良く来てくれる坊ちゃんが持つとこのくらい。
※ジャックフルーツについての詳細は過去のブログ記事をご参照下さい。
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「ポロス→コス→ワラカー 2015年1月14日」
それでは
ポロスをカット。

うん!いいポロス!
強烈な粘液が垂れだします。
この先は、手袋着用での解体作業で写真はなしです。。。

ポロスの実は弾力のある食感と味もしっかりなので、お肉を調理するレシピでカレーに仕上げて行きます。
さらに独特なのが、スリランカのカレーでは極めて珍しく、「長時間煮込む」「一晩置く」という作業で仕上げていきます。
日本でポロスを調理できるなんて嬉しすぎです。

出来たカレーはこんな感じ。

文句なしにラサイ!!!

カラピンチャでも缶詰のものでポロスのカレーを作りますが、このしっかりした食感はフレッシュの実ならでは。

今回作ったポロスのカレーは近くに住むスリランカ人の方々にお裾分けしました。
故郷の味を感じて貰えたでしょうか。

確約はできませんが、また次回、石垣島から最高の贈り物が届いた時はカラピンチャにて提供したいと望んでいます!!

ポロス→コス→ワラカー

スリランカのカレーの中で、とってもスリランカらしくて、めちゃめちゃ美味しいのが「ジャックフルーツ」のカレーです!和名:波羅蜜(パラミツ)
木の実です。

一言にジャックフルーツといっても、スリランカでは成長過程に合わせて、3つの呼び名があります。
若い頃は「ポロス」、でっかく成長すると「コス」、それが熟れると「ワラカー」です。
Like a 出世魚。
それぞれ、実の中身、味も異って、楽しいです。

では、写真で見ていきましょう。

スリランカの多くのところで自生してるジャックフルーツの木。

この木にはこんな実が、

若くて、小さいうちは「ポロス」。
小さいといっても、20cmくらいはあります。
「ポロス」がどんどん成長すると、
ドーン!

大きさが分かりにくいので、
おねえさんがカットしているシーンを、
ドーン!


大きいものは、70?80cmくらいになります。
こうなると呼び名が変わって「コス」!
このコスを 取って来たときの映像はこちら↓

かなり高い木に、ひょいひょいと登っていく。カッコイイ。

若いころのジャックフルーツ「ポロス」をカットすると、

弾力があり、まるでお肉のよう。
調理方法もバダプ・トゥナパハ(ローストカレーパウダー)を使って、お肉のように調理します。
できたポロスのカレーは↓

お肉のような食感で程よい酸味もあって、めちゃめちゃうまいです!!大好き!!

いっぽう
でっかく成長した「コス」をカットすると、

ホストファミリーのターッタ(お父ちゃん)の力強い手。
実からは凄い粘液。
水洗いして、さらに解体。

さらにさらに解体。


アンマー(お母ちゃん)が上向きの包丁で、コスの実とコスの種(コスアタ)に分解。
コスアタの写真↓

そして、コスのカレー「キリコス」作りました!

3年前の僕。若い。。。
別のキリコス(コスのカレー)の写真↓ ティッサ食堂厨房にて

野菜の調理法でココナッツミルクをたっぷり使います。独特のとろみ&ねばりがたまりません。
コスアタ(コスの種)はコスと一緒に調理したり、コスアタだけのカレーにもなります。
コスアタカルポル↓

じっくり煮込んで、汁気をとばして、ホクホクヤミツキ。

それで、コスが熟すと、「ワラカー」。

こちらはフルーツ的にそのまま食べます。甘さがぎゅっと詰ってて止まりません。

【番外編】で、ポロスに良く似た木の実の「デル」(パンの実)

良く似てますが、別の植物。
このカレーも、

うまい。。。

 

話をジャックフルーツに戻して。
もし、スリランカへ行くなら、このジャックフルーツのカレー「ポロス」と「コス」を是非、食べてみて下さい。
感動間違いなしです!

カラピンチャ。
ここ日本では木の実そのものを手に入れるのは難しのですが、中々良い味と食感を持つ缶詰のジャックフルーツをみつけまして、それを使った「ポロスのカレー」を時々、提供しております。

機会があれば、是非、食べてみて下さい★