クルンドゥ探求その1。シナモン研修所。

スリランカ南端マータラの街からすぐのティハゴダにある
「National Cinnamon Research and Training Center」
友人を介して特別に見学させていただきました。
ありがとうございます。

こちらはその名の通り、
国が運営するクルンドゥ(セイロンシナモン)の研究&研修所。

ちなみに2012年にシナモン剥きを体験した時の記事は以下アドレスから、
https://karapincha.jp/blog/?p=1004(クルンドゥおっちゃん)

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IMG_2207クルンドゥの畑に囲まれています。

IMG_2101ウィジャシンハー所長。

IMG_2106案内してくれたハサン君。実は空手の先生でもあります。
種からの栽培の仕方、収穫の仕方を丁寧に説明してくれました。

IMG_2117シナモンを洗浄する水槽。
スパイスとしてのクルンドゥ(セイロンシナモン)は、
木のた内樹皮の部分「クルンド・ポトゥ」のいです。(ポトゥ=樹皮)

IMG_2122雑味の強い外樹皮は、剥いて取り除きます。

IMG_2125それを金属の棒で鞣して、

IMG_2130内樹皮を剥く作業。職人技。

IMG_2147こんな道具を使います。
真ん中の長い棒は、この長さ(42インチ=約1メートル)に仕上げるガイド。

IMG_2159丁寧に整理。

IMG_2136筒状に奇麗に剥いた皮に細かく剥いたものを詰めて、例のあの形に。

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優しく丸めます。

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乾燥室へ。要風通し、直射日光は避けて。

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これがグレードの選別基準のひとつである太さを計測する器具。

IMG_2160選別表。

IMG_2148最高品質のアルバ。

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そして、丁寧にまとめます。

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一丁あがり!
仕上げの美しさも売価に大きく反映されるそう。

IMG_2120生徒の皆様。
10日間泊まりがけでみっちり技術を磨きます。多くの人はクルンドゥ農家の方々。

僕も、
クルンドゥの教科書を購入。
IMG_2191IMG_2192復習せねば。

僕達が普段、調理で使うクルンドゥ・ポトゥ(セイロンシナモンも樹皮)は、本当に手間隙掛けて作られているのがよく分かりました。
またそれを販売している立場としても、グレード等に関する正しい知識を得ることができ、とても勉強になりました。

今回の旅では、さらにクルンドゥ農家の方の工房や、セイロンシナモンメーカーも訪問しました。
その様子は次の記事にて。

 
追記:
通販サイト「スパイスカラピンチャ」でスリランカ産「セイロンシナモン」の販売をしています。
18-1cこちらは、スリランカの大手スパイス会社「RUHUNU FOODS」の製品となります。