今年も阪急うめだ本店にて開催されることになりました「カレーとカレーのためのうつわ展」に出店させていただきます。
期間は8月28日(水)から9月3日(火)。
公式ウェブサイトも一部コンテンツを除き公開されいます
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http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/curry2019/index.html
岡山のアートスペース油亀さんが2011年から続けられている「カレーのためのうつわ展」。
それが一昨年(2017年)
阪急うめだ本店で「カレーとカレーのためのうつわ展」として開催。
僕達カラピンチャも「スパイス販売」という形で出展させていただきました。
さらに昨年(2018年)
スパイス販売に加えて、「カラピンチャ」として、イートインブースを設けていただきライス&カリーの提供もさせていただきました。
そして、
今年(2019年)は、カラピンチャとしてはスパイス販売で出店。
さらに、スリランカからスペシャルゲストを招いてのイートインブースでのサポートをさせていただきます。
そのスペシャルゲストは、スリランカで最も愛され敬われているシェフ、Dr. Publis Silva(パブリス・シルワ氏)。彼が作るライス&カリーが提供されます。
(パブリスシェフへの僕の思いは当記事後半で)
他にもAIRSPICE代表:水野仁輔兄さんをはじめ、
素晴らしい出店者やゲストが多数参加され、飲食、物販、イベントも盛りだくさんとなっています。
カレー、うつわ、スパイスに関心がある方はもちろん、多くの方にとって面白いイベントになると思います。是非、ご来場ください!!
またイベントが近くなるタイミングで、追加情報などもお知らせできればと思います。
どうぞよろしくお願いします★
(以下、長文です。)
そして、
Dr. Publis Silva/パブリスシェフについて
スリランカ料理に携わる人ならご存知だと思いますが、有名老舗ホテル「マウントラビニアホテル」で勤続63年、総料理長を務めるスリランカ料理界のリビング・レジェンドです。
ホテルでの素晴らしい料理はもちろん、書籍やテレビ、また海外での広く活躍する彼のことを知らないスリランカ人はいないのではないかと言うくらい有名で、愛され、敬われている存在です。(決して大袈裟に言っているわけではありません。)
彼の経歴は様々な形で紹介されてきましたが、webで読むのに良い記事2つ(いずれも英語)は以下アドレス。
◎ Daily FT / King of Kitchen!
◎ Global Oress Journal/From Coal Carrier to Executive Chef
他にも”Publis Silva”や”Publis Silva Story”といったワードで検索するとたくさんの記事を見つけることができます。
貧しい生活の幼少期から、炭や薪を運ぶ仕事でマウントラビニアホテルで働き始め、勤勉と料理へ探究心で出世し、今に至ります。
また彼の料理に対する芸術性が認められ「ドクター/博士」の称号も与えられています。
おこがましいですが、彼の料理は解説するならばスリランカ料理の根幹を表現するものだと思います。
ここ数年、海外の影響や流通や設備の発展で、大きく進化しているスリランカ料理。そこにあって伝統の調理を深く掘り下げ追求し、元来スリランカ料理が持つ素晴らしさを再提案されています。
「これがスリランカの味/This is The Sri Lankan Taste」。
そんな料理ではないでしょうか。
僕もスリランカ料理の魅力にはまったアマチュア時代から、彼のレシピ書で何度も調理を繰り返してきました。
そして2015年、強い憧れの思いから、よく知るスリランカのお坊さんに紹介していただき初対面!その時の興奮は今でも忘れません。
(その時のブログ記事 https://karapincha.jp/blog/?p=2626 )
そして、
昨年、阪急百貨店の担当者(スリランカに留学経験有り)に、
「スリランカに“カレーの神様”みたいな人いますよね?来年のこのイベントに呼べないですか?」と聞かれました。
「いや、いますけど、絶対無理だと思いますよ。」と即答。
「ダメモトいいので、スリランカに行かれた時にあって交渉してきてほしいです。」
僕も一度お会いした限りで、カラピンチャの店を頑張って続けていることを伝えたいという思いもあったので、ダメモトで行くことに。
そして、
(写真:マウントラビニアホテルのInstagramより)
現地でのパブリスシェフの料理教室ツアーなどをコーディネイトする「スリランカ案内人うっちゃん」こと内海さんとそのビジネスパートナーのランジットさんのお力をお借りして、パブリスシェフとのミーティングに臨みました。
(写真:パブリスシェフのオフィスに並ぶ著書の数々。ギネスに登録された世界一小さいレシピ書も。)
パブリスシェフは、僕達のことを覚えていてくださり、
なんと今回の提案にも前向きな姿勢を示してくれました。彼の心には、スリランカ料理の素晴らしさを世界に伝えたいという気持ちが強く、僕達の提案を良い機会だと捉えていただけたようです。
そして、ミーティングを繰り返し、最終的に「OK!」の返事をいただくことができました。
「できました」というか「できてしまった」というか。大変なことになったわけです。
来日されるのは、パブリスシェフとアシスタントのプリヤンタ氏、
そして現場では我々カラピンチャチームが調理補助及び提供担うという重大な責務の確定です。
何よりまず彼と一緒の厨房で料理ができる喜び。最高に幸せです。
反面、
彼の要求に迅速かつ的確に僕達が対応できるのか、またふさわしい調理環境を用意できるのかなど、不安も尽きません。
でも精一杯やるだけ。
何せ、「これぞスリランカ料理」を作ってくれるスーパースターがいるわけですから。
パブリスシェフが来日することを伝えた在日スリランカ人の多くの友人は、みんな嬉しそうに「絶対行く!」と喜んでくれています。
ぜひご関心持たれた皆様、
阪急うめだ本店「カレーとカレーのためのうつわ展」に足をお運びください。
よろしくお願いします★
カレーとカレーのためのうつわ展/2019
場所:阪急うめだ本店/9階催事会場
期間:8/28(水)から9/3(火)
web:http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/curry2019/index.html