前記したキャーガッラ・ヘッティムラの滞在中に、
とても興味深い儀式を体験できる機会がありました。
「キリアンマー・ダーナヤ」
※僕が理解したこと、体験したことを記します。誤解や間違いがあるかもしれませんのでご了承下さい。
「ダーナヤ」というと「お布施」などを意味し、ハームドゥルオ(お坊さん)などに対して行われることが一般的ですが、
この場合は、7人の年配の女性(キリアンマー)達が、白い服に実を包み早朝(水曜日か土曜日)に家にやって来ます。
いつもは家でおしゃべりをしている親戚の女性達ですが、この時は特別な存在。
「パッティニマニヨ」という女性の神様に祈りをささげるために、このキリアンマー達にお布施をします。
その女性達にお布施のために、キリバット(ココナッツミルクライス)やキャウン(揚げ菓子)、バナナ他を事前に用意します。
深夜2時にキリバット作り。
大量のココナッツミルク絞り。
外で大きな鍋を使ってお米&ココナッツミルクを炊きます。
綺麗に伸ばして。
玄関外には、ココナッツの葉で作ったマルパラを設置。
そして、キリアンマー達が到着。
火が灯されお祈り。
「パッティニマニヨ」(神様)へのお供え。
そしてココナッツミルクを涌かします。儀式の際に良く行われます。
涌かしている間はお経が読まれます。
綺麗に涌きました!
最後に涌いたココナッツミルクを参加者の頭に塗ってもらいます。
少し明るくなった外へとキリアンマー達は帰っていきました。
儀式の終了です。
スリランカの家庭に滞在していると、時々、こういった儀式を体験できることがあります。
不思議で、説明を聞いても分からないことが多い。
でも変な違和感はなく、素直に清々しい気持ちになれる。
僕達がスリランカ贔屓すぎるのか、どうなのか。
貴重な体験、ありがとうございます。