クッシヤ(台所)はアンマー(お母さん)達の場所。

マータラに来て15日間。
カレー作りの場は厨房ではなく家のクッシヤ(台所)。
そこは家のアンマー(お母さん)の場所です。

ここマータラで僕をステイさせてくれているジャヤさんは10人兄弟姉妹。奥さんのクムドゥさんは4人兄弟姉妹。どちらも地元の人で近所にはたくさんの親戚が住んでいます。
あっちこっちの家に行ったり、色んな人がここの家に来たり。
クムドゥさんをはじめ、 たくさんのアンマー達からスリランカカレーを教わっています。そんなアンマー達の皆様を紹介します。

クムドゥさん(ジャヤさんの奥さん)


シリアワティさん(ジャヤさんの一番上のお姉さん)


プスパさん(ジャヤさんの2番目お姉さん)


バッティさん(ジャヤさんの3番目のお姉さん)


ワイレットさん(クムドゥさんのお母さん)


ナンダニーさん(ジャヤさんの長男の奥さん)


ナディッカーさん(ナンダニーさんの長女)

ナーリカーさん(ナンダニーさんの次女・バーラタの奥さん)


(クムドゥさんの伯母さん)


近所の友達

個性豊かなアンマー達。カレー作りの個性も豊か。
それぞれ自慢のライス&カレーを丁寧に教えてくれますが、調理方法やスパイスの使い方に違いがあって面白い。
また皆に共通するスリランカ南部独特(なのか?)のスパイスの使い方があったり。

スリランカのライス&カリーの基本は家庭のクッシヤ(台所)にあり。
レストランやホテルで出てくるものも家庭で生まれたものがベースにあると思います。

そのクッシヤ。主役はこの薪を使った「リパ」(釜戸)。

薪で火加減で調整し、じっくり美味しいカレーを仕上げていきます。
マータラでは、写真のような1カ所の火で2つの鍋を加熱するツイン型のリパを良く目にします。
どこに家にも「ダラ」(薪)がいっぱい↓↓↓そして、カレーを煮込む鍋は「マッティワラン」(土の鍋)

スリランカ南端の街マータラのクッシヤ(台所)で、色んなアンマー達と一緒に作ったライス&カレーの一部を”盛りつけ写真”で紹介します。
写真左はコスアタ・カルポル(ジャックフルーツの種のカレー)。ホクッと美味しい。右はキリコス(ジャックフールの実をココナッツミルクで)!真ん中は魚。
※「コス」=「ジャックフルーツ」、「アタ」=「種」、「キリ」=「ココナッツミルク」。


手前左のはバタラ(サツマイモのよう)!その上はクーニッソー(桜エビのよう)を揚げたもの。右から2番目はカラウィラ(ゴーヤ)!日本対応です。


真ん中のは米粉とココナッツでできたピットゥ。崩しながらカレーと混ぜて頂きます。


真ん中上のはアンナーシ(パイナップル)!甘+辛+酸。

大好物のワッタカー(カボチャ)の登場です!
カンクン(空心菜)、カラワラ(干魚)、ソヤミートもホンダイ!(Good!)

この他にも色んな料理をじっくり学べて&作って、充実の日々。

スリランカのカレーについて、つくづく感じること。
それは「素材を活かす」ということ。
数あるスパイスやポルキリ(ココナッツミルク)等はあくまで「脇役」。
というかメインの素材にアプローチするための「手段」。
その手段は無数で自由。
目の前の素材に思い切って、自由に対決→素材を活かす!オモシロイ。

未来のお店カラピンチャ。これだけ自由にたくさんにカレーを提供できるかは、ニーズやキャパシティーを考えると難しいところ・・・。

でも、ガンガン学ぼう。進んでこう。
マータラのアンマー達。ほんとうにありがとございます。
2月7日にはマータラとはお別れし、たくさん課題を残して来たキャーガッラへ戻る予定です。

結婚パーティー。

1月21日。
スリランカ家庭料理~アハサ食堂~のアハサさんの義妹の結婚式。僕のステイ先の息子マヒンダとスリーウィーラーで約2時間→ジャーエラに。

アハサさんは現在、ここジャーエラにある旦那さんのガーミニーさんの実家で家庭料理の修行中。先日は僕が働く食堂にも来てくれて、招待状を頂きました。感謝★
※その時の~アハサ食堂~ブログでの記事。

結婚式の会場はキリスト教会。

おめでとー!
南国での教会の結婚式。独特の雰囲気でいい感じ。仏教が多数のスリランカ。キリスト教は人口の10%強と数こそ少ないですが、しっかりと根付いています。

その後は家に移動してのホームパーティー。

このホームパーティーの為にアハサさん&ガーミニーさん含むお家のみんなは何日も前から大忙しだったよう。昨晩、ほとんど寝ずに作ってくれたカツレット。パーティーの始まりのおつまみとして登場。魚の味がしっかりでラサイ!!(美味しい!!)↓

そして、ケータリングによるライス&カレーの登場!バリエーションもずらーっと。(150人分が用意されたよう。)


こんな感じで盛りつけました↓

手前から左回りに。バトゥモージュ(ナスのカレー)、カジュ(カシューナッツ)。パリップ(レンズ豆のカレー)、ククルマス(チキン)、パパダン(煎餅)、アンブルティヤル(マグロ)、モルディブフィッシュサンボーラ、サラーダ。真ん中のはアラバトゥマ(ジャガイモの炒め物)。
オカワリしまくりの幸せ時間。
食べて、飲んで、踊って、話して、パーティーは続き。

この日はこのままガーミニーさんの実家に泊めてもらいました。

そーいえば、アハサさんの義弟と夜に外に食べにいったスップ(スープ)もなかなの美味。

あまり汁物を飲むという食習慣がないスリランカですが、スゥプ屋というものが存在し、これを好きな人は毎日のように通うらしい。

翌日は、同じく日本から来て滞在中のノリさんも一緒にマヒンダ(キャーガッラのステイ先)のお父さんが持たせてくれた生のテーコラ(茶葉)を潰したり。
海岸沿いの街二ゴンボへ繰り出して、サリーを見たり、アハサさんのお気に入りのレストランでフライドライス&フライドヌードルスを食べたり。
チリペースト。ニンニク&青唐辛子&ライムが入った醤油。ククルマスのホディでカスタマイズ。
フライドライス製作中の様子。
たらふく食べて大満足。

そして、ここ二ゴンボでアハサさん達とはお別れ。
久しぶりにスリランカゆっくり過ごせた2日間。ほんとうにありがとございました。また日本で!

二ゴンボからバスに乗りコロンボ乗り換えで、スリランカ南端の街「マータラ」へ。お別れの時に頂いたキャウンやコキス(いずれもスリランカの家庭で作られる伝統的なお菓子)を食べながら約5時間の移動です。

※バスでの写真ではないですが、ガーミニーさん宅のキャウンとコキス&マヒンダの父さんの茶葉でいれた紅茶。

さぁ、マータラでもたくさん学ぼう!