ココナッツウォータービネガー。販売開始。

スリランカで酢といえば、ココナッツ酢。様々なスリランカ料理で使用されます。

この度カラピンチャでは、スリランカ産の「ココナッツウォータービネガー」を販売開始します!

ココナッツビネガーココナッツの実に含まれるココナッツウォーターを醸造させた酢。

程よい香りと酸味を持ち合わせ、アッチャール(漬物)作りや、ワンバトゥ・モージュ(ナスの料理)他、様々なスリランカ料理への風味付けに使用されます。
ココナッツビネガー乳白色をしています。

シンハラアッチャールカラピンチャのレストランで提供している「シンハラ・アッチャール」。
青パパイヤ、青唐辛子、小さい赤タマネギ、ニンジンなどを、すり潰したマスッタードシード、そしてたっぷりの「ココナッツウォータービネガー」で漬け込んで仕上げます。
またカレーの仕上げに、隠し味程度に少量を加えると、そのマイルドな酸味が味の奥行きを深めてくれます。
もちろんその味わいは、スリランカ以外の料理でも活躍します!

一般的に「ココナッツ・ビネガー(ココナッツ酢)」と呼ばれるものには大きく2つ「ココナッツ・ウォーター・ビネガー」と呼ばれるものと「ココナッツ・トディー・ビネガー」とがあります。
当商品はココナッツの実に含まれるココナッツウォーターを原料とする「ココナッツ・ウォーター・ビネガー」です。

RUHUNU FOODSブランドの製品ですが、酢酸菌を栽培する優れた技術を持つ1896年創業のココナッツビネガーメーカーであるC.D. De Fonseka & Sons社が製造を担っています。

まずは、カラピンチャ店舗とオンラインストア「スパイスカラピンチャ」で販売開始します。

スパイスカラピンチャ
どうぞよろしくお願いします★

何のパーティー?

スリランカでは頻繁にホームパーティーが開かれます。

その都度、たくさんの料理が用意され、親戚、近所他たくさんの人が家にやってきます。僕も結婚パーティーや誕生日パーティー、それから年忌などの行事に参加したことがありますが、「食事を振る舞うこと」がいずれの行事においても大切なポイントのようです。美味しいご飯が食べれるので嬉しいです。

前回のブログで記したように、このようなホームパーティーでに食事の用意はケータリングサービスを頼むことも良くあります。
今回、僕がステイする家族の親戚の家でパーティーがあり、シェフを呼んでたくさんの料理を作るということで、僕も調理を手伝うことになりました。イエイ。

今回、コロンボからやって来たシェフはこの人、サンパさん。

親戚と僕とで彼をサポート。200人分近くの料理を用意します。

パーティーの前夜に仕込みがスタート。

庭に設置された特設厨房

マレーアッチャール(漬物)の仕込み。ラタインディ(デーツ)を投入。


ククルマス(チキン)仕込み中。


親戚の子供達もボーンチ(インゲン)の筋を取る作業を手伝います。


ワンバトゥモージュ(ナスのカレー)仕込み中。
ワンバトゥ(ナス)、ハールマッソー(小さい干魚)、ビールーヌ(タマネギ)を素揚げ。
※このワンバトゥモージュ、味付けのポイントは「お酢」です。
世界には色んなお酢がありますが、スリランカのお酢はコレ↓

ウィナーキリ!(ココナッツビネガー!)。

 

作業は深夜まで続き、またも固い床での雑魚寝でした。
もう慣れたので平気ですが、この家に手伝いに来て、ずーっと疑問に思っていることがありました。
「これ、一体何のパーティーなんやろう?」

色んな人に聞いてみても、僕のシンハラ語の能力では理解できず、説明するのも難しいようで、曖昧な返事をされたり・・・。

オヤスミ(1:00)→オハヨー(4:00)。

パーティー当日。調理がスタート!

慌ただしく、たくさん料理 を仕上げていきます。

アラテルダーラ(ジャガイモの炒め物)


ククルマス(チキン)カレー


大量のカツレット(小さな丸いコロッケ)を丸めて衣を付ける女性陣。

そうこうしている間に、家の中では儀式がスタート。

主役の女の子がみんなにプレゼントをもらったり、お祈りをしてもらったり。
でも誕生日パーティーではないと言うし、結婚には若すぎる&相手も見当たらない。
僕の疑問は深まるばかり。。。

さておき。

調理も終盤。
お米を炊いて、エラワルバトゥという混ぜご飯を作ったり、パパダンという塩味の効いた煎餅を揚げたり。

写真左の炒めた野菜を白いご飯に混ぜて、写真右のエラワルバトゥの出来上がり。

そして、200人分の料理をセッティング。
とほぼ同時にみんなご飯を食べに来ます。



たくさんの人がワイワイガヤガヤ食事、会話、音楽を楽しみます。
頻繁に親戚が集うスリランカの風習は、ホントにいいなぁと思います。

<みんなで頑張って作ったカレー達>

ククルマス(チキン)のカレー。


アラテルダーラ(じゃがいもの炒め物)とマール(魚)のカレー

ボーンチ(インゲン)とパリップ(レンズ豆)。
いずれもココナッツミルク仕上げでマイルドテイスト。


ワンバトゥモージュ。
ワンバトゥ(ナス)とウィナーキリ(ココナッツのお酢)とポルテル(ココナッツオイル)が独特の風味を生み出します。


左からサラーダ(野菜&果物)、カツレット(ちび丸コロッケ魚入り)、マレーアッチャール。

いずれも定番料理ばかりですが、ここでもシェフの個性が引き立ちます。
サンパさんの味付けは「まっすぐ辛い!」。
ミリスクドゥ(レッドペッパー)を大量に使ったチキンカレーや魚のカレーは、スリランカの人も「サライ!(辛い!)」といいます。
でも、それでOK。
辛い分ご飯が進み、また他のマイルドのカレーとの緩急ができるわけですね。
混ぜて食べるとさらに美味しー!

僕も美味しく頂きました。

欲張り全部盛り★

今回もたくさん作って、たくさん学ぶことができました。
ありがとうございます。

でも、僕の疑問
「いったい何のパーティーなのか?」
パーティーが終わっても分からず。

結局、
帰宅後、僕のステイ先の長男で日本に住むサナさんとスカイプで話したときに日本語で教えてもらって、ようやく理解。

なんと、
女の子が初潮を迎えたお祝いだそうです。

えーっ!どんだけ盛大なの??

そういえば、その女の子が恥ずかしそうしてたような気もするし、みんなが僕に説明するのを難しがったり、ためらったりしていたことも、後から思えば納得。

でも、日本もお赤飯炊いたりするもんね。
素敵なパーティーであること間違い無し。

あらためて、おめでとうございます!