クルネーガラ。友人宅。2017.

クルネーガラという街に行って来ました。
ここには、カラピンチャへ良く来てくれるスリランカの学生、アンチェロの実家があり、今回お邪魔させてもらうことに。

クルネーガラは商業都市で、特に車関連の産業が盛んで、日本とりやり取りも多いです。

クルネーガラ街を見下ろす大きな岩の上にブッダ。
岩の名前はアトゥガラ(象の岩)。

クルネーガラのバスターミナル大きなバスターミナルに到着。
アンチェロのお父さんがわざわざ車で迎えに来てくれました。感謝。

お家に到着。
アンジェロのファミリー左から、お母さん。長女のマルシャ。お父さん。次女のマルニ。みんないつも笑顔。

ウェルカムロールス&ハラパ(ヘラパ)
002ロールス

ハラッパ近所の子供達近所の子供達。
素敵なシンドゥー(歌)を聞かせてくれました。

プーサー

飼い猫。

そして、間もなくのランチ。
これが、びっくりするほどデラックス。
スリランカのライス&カリーチキンカレー。素揚げしたコヒラの和え物。ポークカレー。ゴトゥコラの和え物。アンバラッラ(酸っぱい木の実)のカレー。アチャール(漬け物)。コス(ジャックフルーツ)のカレー。パパダン。
ここのお家はクリスチャン。お肉もしっかり食べます。

スリランカのライス&カリーめちゃめちゃウマイ!!!何度もオカワリで大満足。
プリン食後には、自家製プリン!でかい!うまい!

スリランカの家庭は、普段からこんな豪華な食事をしているわけではありません。僕たちのための歓迎スペシャルです。ほんまに感謝感激です!

そして、夕方からみんなでお出かけ。

まずはアトゥガラへ。
車で頂上までアクセスすることができます。
012アトゥガラ仏陀近くまで来るとほんまにでっかい。

アトゥガラモンキー猿の子供達。

アトゥガラチルボーイズチルする少年達。

アトゥガラそして、暮れていくクルネーガラの街。

その後は、
クルネーガラ貯水池のほとりで紅茶タイム。
クルネーガラ貯水池写真の中央には、アトゥガラの上で輝くブッダ。

ディナーは、高級レストラン「サルケタ」へ。
サルケタ
スペシャルライスサルケタスペシャルライス。
デッラクスなシーフードチョップシーがかかったフライドライス。
文句なし。

翌朝、
朝食をみんなで用意して、長女マルシャの嫁ぎ先の家へ。
田んぼ案内こちらの家のお父さんは元校長先生。今もお寺の日曜学校で教えています。
自慢の田んぼや庭を案内。

人懐っこい長女の姪人懐っこい長女の姪っ子。

そして、
両家がそれぞれ用意した料理が朝の食卓に並びます。
朝食朝食インディアーッパ、アーッパ、ビッタラアーッパ、ピットゥ、イドゥリ、ポルロティ、ワデー。粉ものだけでもこのラインナップ。加えて、カレー他の料理。
こんな豪華な朝ご飯は初めて。
でもたくさん人数がいるので、どんどん料理はなくなっていく、気持ちいい!!
大満足。

そして、家に戻り、
僕のリクエストに応えての、バダプ・トゥナパハ(ローストカレーパウダー)作りのスタート。
バダプ・トゥナパハとは、主に肉や魚のカレーに使う混合スパイスで、文字通り、スパイスをローストして仕上げていきます。

トゥナパハ作りコリアンダー、クミン、フェンネル、フェヌグリーク、マスタードシード、カレーリーフ、パンダンリーフ、赤唐辛子などなど。
火の通る早さに合わせて、ホール状態のスパイスを加えながら煎っていきます。油などは使わないので、常に鍋を混ぜ続ける必要があります。
また、この配合や製法は、家庭やメーカーでかなり違います。
僕も何度も、この作業を見せてもらったことがありますが、この家でも独自の裏技が数々散りばめられており、本当に勉強になります。

トゥナパハロースト終了!めちゃめちゃいい香り。

それをミルで粉末に。
トゥナパハ

さらにいい香り。バダプ・トゥナパハ完成!
料理好きのアンチェロが家の味を楽しむために持って帰ります。

ちなみに僕が過去に体験した小さな工場でのトゥナパハ作りの記事は以下アドレスから↓↓↓
https://karapincha.jp/blog/?p=695

そして出来立てのバダプトゥナパハを使って、最後の昼食。
二回目の昼食これまたデラックス!!
もうこれでもかと食べました。

ホンマにこの二日間、とてもとても豪華な食事を食べに食べて食べに食べて、確実に太りました。これはこれでハッピーなわけです。
アンチェロ&家族親戚の皆さん。本当にありがとうございます!

クルネーガラ。最高。
田んぼで

ベントタその1。友人の実家。

スリランカの南西海岸に位置するベントタという街に行って来ました。
そこには、カラピンチャに良く来てくれるスリランカ人、サンジーワの実家があります。サンジーワに頼まれたお届けものを持ってそこへ行って来ました。

その前に。
ベントタへ行く前夜は、もう少し南にあるアンバランゴダに滞在しました。
夜遅くに到着。この日はポーヤダワサ(満月の日)で、閉まってる店が多い中、ひときわ賑わうパヨーダー食堂へ。

ベントタの食堂
ベントタの食堂の厨房慌ただしい厨房。でもみんなフレンドリー。

コットゥロティチキンコットゥロティ。
ロティは弾力強めで、骨付きのチキンがいっぱい入って、大満足!

翌朝は、漁港すぐの魚市場へ。
ベントタ漁港
ダッローダッロー(イカ)。カレーで食べたい!

豪快に捌かれるバラ(鰹)を動画でどうぞ。


最後のまな板掃除が◎。

その後、スリランカの伝統的な仮面の工房を見学。
スリランカの仮面
工房は、ちょうどランチタイム。
仮面工房のランチさっき食べたい思ったダッロー(イカ)のカレー!
ちょっとお裾分けいただきました。うまい。感謝。

スリランカの仮面の工房ごはんのお礼は労働でw

製作中の仮面丁寧に丁寧に作られる大小様々なマスク。スリランカのいたるところで見かけます。

そして、ベントタ。サンジーワの実家へ。
いきなりのお昼ご飯で迎えていただきました。嬉しい!!
ベントタでの昼ご飯ご飯は野菜の混ぜご飯「エラワルバトゥ」。
ジャガイモの炒め物。レンズ豆のカレー。
それと、「マールデビル」。ケラワッラ(鮪)の身を一度素揚げしてから野菜と炒める料理。
ベントタのお昼ご飯2いずれも汁気はなく、しっかりしっかりご飯に混ぜ込んで味を移して頂きます。
辛みはミリス(唐辛子)よりもガムミリス(胡椒)で引っ張って、塩もバチッリ。めちゃめちゃ美味しかった!
サンジーワのアンマー(母さん)。ありがとうございます!

その後、サンジーワの弟、チャーヌカにお寺を3カ所案内してもらいました。

チャーヌカチャーヌカ。若いのに仏教に熱心なナイスガイ。

ベントタは、お寺がとても多い。
地形と自然を生かしたお寺はどれもかっこ良くて、やっぱり気もちいい。

ベントタのお寺
ベントタのお寺
ベントタのお寺
IMG_6755
ベントタのお寺撮影してないですが、お寺の中の仏像や壁画、装飾も美しいです。

そして、ハームドゥルオ(お坊さん)からいただいたスイーツいろいろ。
お寺でいただいたスイーツいろいろ手前は、キリパニ。水牛のヨーグルトにキトゥル椰子の蜜がかかっています。
奥には、コンデキャウン、ムンキャウン、ハラパ、ワンドゥ、ケーク、などなど。
ありがとうございます!
夜は、サンジーワのお姉さん家族の家へ。
お父さん、お母さん、チャーヌカも一緒に。
スリランカらしい大人数での夜のおしゃべり、そして晩ご飯。
ベントタお母さんと孫夜ご飯を作るお母さんと孫のルサンドゥ。
この日の料理も教わりました。

ベントタの夜ご飯米粉から作る。「インディアーッパ」。チキンカレー。レンズ豆のカレー。
インディアーッパについては、下記アドレスの過去の記事に詳しく記しています。
https://karapincha.jp/blog/?p=1089

ベントタでインディアーッパ鶏丸一匹、ガラも一緒に煮込んで行くチキンカレー。しっかり旨かったー!!

食後は、パラトル(フルーツ)。
アンバアンバ(マンゴー)。めちゃ濃厚。

コーリコットゥ数あるケセル(バナナ)の種類になかで、僕が一番好きな「コーリコットゥ」!
みんなの写真を撮り忘れたのは、悔やまれますが、大人数の楽しい夜でした。

翌朝は、
コラキャンダアンマー特製。コラキャンダ。
ゴトゥコラ(つぼ草)で。
コラキャンダキトゥルハクル(孔雀椰子の花蜜と固めたもの)と一緒に。

さらに
ラワリエラワリエ。
ポルパニというココナッツと蜜を合わせた餡子を大きなインディアーッパで包んでさらに蒸した甘い軽食。
朝から、元気いっぱい!

そして、同じくベントタの次の目的地へ。
サンジーワの家族の皆さん。楽しく美味しい時間を本当にありがとうございました!
サンジーワのファミリー

 

キャーガッラ。ヘーマさん家。

僕が働いていたティッサ食堂はキャーガッラという所にあります。
今回の旅では、同じキャーガッラにあるお家に3日間ステイさせてもらいました。

神戸、灘で仲良くさせてもらっているヘーマさんというスリランカ人女性の実家です。


ヘーマさんのお母さん。

妹さん。親戚の人達。

隣に住む義妹、甥っ子、姪っ子、猫。

ここは台所も調理法もクラシックで丁寧。

リパ(釜戸)

ミリスガラ(石臼)


上向き包丁、マンネに挑戦中。


クラシックな台所では、床での作業が多いので、この椅子が必要。バンクワ。

.
おいしい料理をたくさんご馳走になりました!!

マンニョッカー(キャッサバ)、コス・マッルン(ジャックフーツのさっと炒め)、ポロス(若いジャックフルーツ)、ディーサアラ・キラタ(芋の一種)など。
盛りつけるとこんな感じ↓

 


ムンアタキリバット製作中。

ハラパ

ハラパ(ヘラパ)。
クッラカンと米粉を使ったお菓子。甘さ控えめ。


お菓子タイム!
ビスケット、トフィー、ワデー、アースミー、コキス、ムルックなど。


インディアーッパ。


パリップ、コヒラダル、ハールマッソー他。

ここの家では肉は食べません。だけに野菜の料理のバリエーションが多い!
※ウンバラカダ(鰹節)やハールマッソー(干し小魚)などは食べる。

たとえば、スリランカの代表的な料理「ポルサンボーラ」。

「ポル」=「ココナッツ」、「サンボーラ」=「和え物」
ミリスガラ(石臼)で丁寧に作られたポルサンボーラは、それだけご飯いっぱい食べられます。
赤唐辛子が作る奇麗なだいだい色!
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でもこちらは白い!

コッチポルサンボーラ。
乾燥させたラトゥミリス(赤唐辛子)を使わずに、フレッシュのコッチミリス(青唐辛子の一種)を使ったポルサンボーラ。
シャキッと辛いです!!

これがコッチミリス。
小さくて、沖縄の島唐辛子のよう。

.
そして、これは。

コッタポルサンボーラ。
はじめて食べた。
ポルゲディヤ(ココナッツの実)。水分もなくなり乾燥した状態になるまで置いたものを使ったポルサンボーラ。火も使います。
しっかりした食感と香ばしさがとってもいいです!

ポルサンボーラも色々です。

他にも一手間かける調理法をいくつか教えて貰えました。
奥深い。

そして、色んなお土産、食材を頂きました。
面白いのがこれ!

スリランカの玄関や勝手口などにだいたいある足拭きマット。


こんなクラシックなミシンで作ってくれました。
皆さん。
ヘーマさん。
ありがとうございました!!


写真:名は「カルー」。日本語なら「クロ」。

沖縄&スリランカ。似てる。お菓子編。

沖縄にいると頻繁にスリランカとの似ている点に気づきます。

どっちも、南の島国で、野菜や果物が似てくるのや魚の種類が良く似ているのは納得。
それから、
どちらも獅子(沖縄:シーサー、スリランカ:シンハラ)を象徴として扱います。

他にも、僕の”エコヒイキ的”視点には、たくさんの類似点が映ります。
そのひとつ。お菓子。

これは
沖縄の「砂糖天ぷら」(サーターアンダギー)。

ご存知。黒糖を使った揚げ菓子です。

こっちが
スリランカの「キャウン」

キトゥルパニ(木の花の蜜)を使った揚げ菓子。
お祝い事やお土産に持たすという登場のタイミングも似てる。

 

これは
沖縄の「ムーチー」

お米と紅芋と黒糖のお餅。
月桃の葉で包んで蒸します。

こっちは
スリランカの「ハラパ」

お米とクラッカン(和名:四国稗)という穀物、ココナッツ、蜜などを使ったお餅。
ケンダという葉で包んで蒸します。

 

そしてこれが
沖縄の「ポーポー」(「ちんびん」or「ちんぴん」とも言われてたり)
黒糖を使うので色はやや黒いです。生姜入りのが美味しー。
具なしのものと具ありのものがあります。

こっちは
スリランカの「パンケーク」

カハ(ターメリック/うこん)が入るのでやや黄色い。
中にはココナッツと蜜の甘い具が入ってます。

 

このようなお菓子は、
沖縄とスリランカだけじゃなく、色んな国や地域にあるんだと思うのですが、
沖縄とスリランカ、なんか近い気がする。
面白い。

そして、
どれも天然な甘さで美味しい。

南の島の自然なお菓子。