【新製品】スリランカ スパイスセット/魚のカレー2種。

ご好評いただいています「スリランカ スパイスセット(レシピ付き)」に2つの新製品が加わります。

スリランカスパイスセットフィッシュカレー
a. フィッシュカレー Hot(辛い魚のカレー/ミリスマール)用
b. フィッシュカレー Milky(ココナッツミルクの魚のカレー/キリマール)用
です。
いずれもスリランカでポピュラーなスタイルのフィッシュカレー。

 

◎ フィッシュカレー Hot(辛い魚のカレー/ミリスマール)用
FishHot
FishHotinside<仕上がるカレーの特徴>
焙煎したチリパウダー(赤唐辛子粉)によるストレートなからさが特徴の「ミリスマール」と呼ばれる魚のカレーです。油は使わず、魚、各スパイス、他材料を合わせて煮込むシンプルな調理法。とろみは少なく、魚そのものの味わいがスッキリと引き立ちます。またゴラカというスパイスにより酸味も加わります。
マグロ、カツオ、ブリなどの赤身の魚やイワシ、アジ、サバ、サンマなどの青身の魚との相性が良いです。
SSSミリスマール写真

(写真:サバでの調理例)

 

◎ フィッシュカレー Milky(ココナッツミルクの魚のカレー/キリマール)用
FishMilkyFishMilky_inside
<仕上がるカレーの特徴>
ココナッツミルクを使った「キリマール」と呼ばれるカレー。我々カラピンチャが調合、粉砕を行ったカレーパウダー『Amu.(アム)』を使用。油は不使用で、魚の旨味とココナッツミルクのコクが広がります。ご飯との相性はもちろん、パンや麺などともよく合います。
マグロ、カツオ、ブリ、ハマチ、サワラ、サバなどの魚との相性が良いです。
SSSキリマール写真(写真:サワラでの調理例)

日本と同じく、海に囲まれた島国スリランカ。
日本と同じく、魚料理が愛されています。

そして、他のスパイスセット製品と組み合わせてお楽しみいただくのもオススメです。
FishHot盛り付けFishMilky盛り付け

 

阪急うめだ本店での「カレーとカレーのためのうつわ展 2019.」(9/3終了)での先行販売では、多くの方にお求めいただき完売状態でしたが、
本日までに一定数量を製造しました。

通販サイト「スパイスカラピンチャ」(以下バナーからリンク)にて販売開始です!
スパイスカラピンチャ「カラピンチャ 王子公園店舗」
大阪・谷町六丁目の「スパイス堂」さんでも9/11(水)より販売開始します。

是非お試しください★

魚。自由自在。

スリランカ南端の街マータラでの魚カレー修行は続きます。

朝の5時にスリーウィーラでバーラタと向かったのは、デウンダラ港。
大きな魚市場があります。
先日の近所の市場とは違いたくさんの漁船が大量の魚を持ちこみ、たくさんの魚売りが、魚を買いに来ます。一般の人も買う事ができます。





賑やかな魚市場の様子をムービーでどうぞ↓↓↓

そして、買ったのはこの魚達。

上の2匹がケラワッラ(マグロの一種)。下のがワンナ(シイラ)。
これ全部で5kg、1500ルピー(1200円くらい)。
※全部を一日で使う訳ではありません。

早速 カパナワー!(切るー!)

バーラタの指導のもと作るのは、以下の3種。
①マールオルワホディ
「マール」=「魚」、「オルワ」=「頭」、「ホディ」=「汁」
②マールサンボーラ
③パリップホディ

まずは
①マールオルワホディ

「マール」=「魚」、「オルワ」=「頭」、「ホディ」=「汁」。
そう!「お頭煮」のようなカレー。
魚の頭の部分と各野菜&スパイスで煮込んでいきます。

しっかり煮汁を出しながら、汁気を多めに仕上げます。

デキアガリ★

それから、
②マールサンボーラ

切ったワンナの身を茹で。

小さく潰して、生の野菜とスパイスを揉み込むように和えたら、

マールサンボーラ!!

そして、
③パリップホディ

定番の豆のカレー、パリップですが、今日は余った魚の煮汁を使って作りました★

カトゥルムルンガという葉の炒め物も用意。パーンと一緒にいただきまーす!↓

「えっ!?パンなん?」
と思う人もいるかもしれませんが、
汁気のある魚のカレーとパーンを合わせて食べるのは、スリランカの定番。
アリです★

マールサンボーラをパンで挟んで&鉄板で挟んで、焼くのもホンダイ!↓↓↓

なかなか贅沢な朝ご飯。

んで、夜はジャヤさんの親戚の子の誕生日パーティー。
朝の魚(ワンナ)を使ってカツレットを作って持ってきました。↓↓↓

さらに、翌朝はケラワラの身を使ってアンブルティヤル!

エラワルバトゥ(炒めた野菜と混ぜたご飯)。アラバトゥマ(ジャガイモの炒め物)。サラーダと一緒に。↓↓↓

んー。魚。自由自在。

魚いっぱいマータラ。

40日間レストランで働きながら修行した「キャーガッラ」を一度離れて、やってきたのはスリランカの南端の街「マータラ」。

「キャーガッラ」の場所↓

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「マータラ」の場所↓

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この街にやってきた目的はクリア。
「魚のカレーを学ぶ。」ということ。

僕にとって、スリランカカレーならではの魅力的なポイントは「野菜のカレー」、そして「魚のカレー」。もちろんククルマス(チキン)をはじめ「肉のカレー」も美味しいのですが、野菜と魚を凄く上手にカレーにしちゃう南の島。
日本も昔々から、野菜と魚が大好きね★

僕がこれまで滞在していたキャーガッラはスリランカの内陸部に位置して、野菜は種類も調理方法もホントにたくさん!!でも魚はカラワラといわれる乾き物が多く、それほど鮮魚を調理して食べるという習慣がありません。

僕が今回やってきたマータラは海がすぐそこ、港も大小たくさん、豊富な種類の新鮮な魚が毎日水揚げされ、日々食されます。

そして、この地は、2004年に僕が初めてスリランカを訪れた時に滞在していた場所で、友達のジャヤさんやその親戚の皆さんが住んでいます。
今回もお世話になります。よろしくお願いします。

ジャヤさん↓※スリーウィーラーとオートバイのパーツ販売店を経営。

そして、地元のシェフでジャヤさんの親戚でもある「バーラタ」が僕に美味しい魚のカレーを教えてくれる事に。
バーラタ↓

早速、朝から近所の魚市場へ。
今朝上がったばかりの魚がずらり。


「さぁ。どんな魚でいこうかな?」っと物色をしていると、
店のオッチャンが「今日はアンダあるで!」っと。
「アンダ」って何??
見せてくれたのは大きい「穴子」!(多分、穴子)。

※正しくは「ムフドゥアンダ」(ムフドゥ=海の)

これを見てバーラタも「めっちゃ美味しいカレー作れる!」と興奮気味。僕も穴子のカレーなんて作ったことはもちろん、食べたこともない。さらに日本でも手に入る食材だけに、挑戦する価値ありと丸々一匹をガッタ!(買った!)

その場でさばいてくれます。
さらに、「イッソー」=「海老」(ブラックタイガー)もガッタ!

では、バーラタの指導のもと海のカレー作りのスタートです★
まず、ムフドゥアンダ(穴子)はバダプ・トゥナパハ(ローストカレーパウダー)他を用いてカレーに。

次にイッソー(海老)はたくさんのカンクン(空心菜)と一緒にデビルに!
※デビル=タッカーリ(トマト)しっかりの辛口炒め物。


さらに、ジャヤさんの庭でとれたダンバラ(四角豆)のキラタ(ココナッツミルク仕上げ)も合わせて、海のカレーランチの出来上がり★


腰が抜けそうなくらい本当に本当に美味しい「海のカレー」。
ムフドゥアンダ(穴子)のプリプリの食感がたまりません。魚臭さはゴラカやセーラ(レモングラス)が見事に制御。イッソーデビルは僕が今まで食べて来たデビルより大幅にタッカーリ(トマト)を控えて、イッソー(海老)とカンクン(空心菜)の素材の旨味&食感を強調。
お米はスリランカ南部で多く栽培される赤いお米「ラトゥキャクル」。グナイ!!(健康!!)
混ざったときの味も含めて、もう完全に黙らされました。。。

ここマータラにいる間に「海の幸との対峙方法」しっかり身につけよう!
そんでから、
スリランカに負けることなく豊富な海の幸に恵まれた日本でも、美味しい海のカレーを作りたい。