バッラパーナ。ティッサホテル。2019.

今年も、キャーガッラのバッラパーナにあるティッサホテル(レストラン)に行って来ました。
一泊二日。手伝ったり。邪魔したり。

000ティッサホテル僕が2011年から2012年にかけて働いていたレストランです。

小さな街の食堂ですが、厨房には常時10名以上料理人がおり、

さらに隣接された結婚式会場&宿泊施設でも調理がなされています。
001ウェディングホール年々規模が大きくなり、目を見張るばかり。

 

では、ランダムに写真&文章で。

ティッサボスレジに腰掛けるティッサボス。
いっつも僕を見たら、
「こうちゃのむ。ありがとう。めっちゃおいしい。」
って言うてます。

スーギリいっつも厳しい若頭スーギリ。だんだん穏やかになってきたような。

ランジット現在、レストランの厨房を仕切っているシェフはランジットさん。初対面でした。
ボーンチ(三度豆)を調理中。
僕がライス&カリーを教わったパールアイヤーは、現在は結婚式場の厨房のシェフ。

スリランカのレストランの面白いところは、シェフが変われば店の味が変わること。オーナーはシェフのスタイルを尊重し、味付けに関して多くを指示しないケースが多いです。

店の味 < シェフの味

ティッサホテル厨房いつもの面子や新しい人も。

IMG_3595ビールーヌ(玉ねぎ)剥き。

IMG_3662パリップ(レンズ豆)完成。

バラヤバラヤ(鰹)

IMG_3701クーニッソーマッルマ。
干エビのココナッツ炒め。

IMG_3624フライドチキン。
スリランカの食堂ではローストチキンと呼んだりします。
刻んでフライドライスやコットゥに。

IMG_3622

ラッアラという小イモは、

IMG_3684ココナッツミルクと煮込んでこう仕上がります。
イモの味が濃くてGood!

カンクンテルダーラカンクン(空心菜)炒め。

コットゥロティコットゥロティ。

コットゥロティばっちり晩ご飯でいただきました!アーッパと。
野菜がたっぷり。チキンは底に隠れてます。

IMG_3380質疑応答の時間。

 

IMG_3693魚のカレー。
辛さは色が物語る。

IMG_3694使っているスパイスは、カラピンチャでも輸入販売しているルフヌフーズのもの。
ニヤマイ!(NIce!)

IMG_3649手羽先の炒め物。

 

アーッパアーッパ。1日1000枚。

TBHポロシャツ

TBHポロシャツGET!
(Thissa Bakery and Hotel)

IMG_3570オムレット。
パンに挟む用。

IMG_3689でっかいワンゲディヤで。

ククルマス骨ごとベーンッ!

IMG_3474ここからフライドライス。4人分。

ポルサンボーラポルサンボーラ。
この量を1日4回。

 

お昼のライス&カリのブッフェが整いました!

ランチブッフェIMG_3704wこれとは、別にチキンとフィッシュ(鰹)もあり。

イタダキマス!
IMG_3712ランジットさんの個性際立つ深い味わい!
色々なテクニックを教わりました。感謝です。

IMG_3736みなさんいつもありがとうございます。
いつ来ても居心地最高!

 

<ベーカリー編>

何度も記していますが、ティッサホテルはベーカリーも併設しています。
(併設というかむしろベーカリーで創業。)

今年、マータラで経験させて貰ったディラーニ・ベーカリーがクラシックなスタイルを守っているのに対して、こちらは新たな設備をどんどん導入し建物も拡張しながら成長を続けています。

<マータラの伝統的なベーカリーの様子は以下リンクから>
ベーカリーにて。パン作り。2019.

では、こちらのティッサベーカリーの様子を少し写真で。

IMG_3599
ティッサベーカリー IMG_3600 IMG_3604 IMG_3613 IMG_3526IMG_3614 IMG_3615 ティッサベーカリーIMG_3618設備もスタッフも生産量も年々増加。

4台のトラックとチューンパーンのスリーウィルにパンが詰め込まれて、
出動して行きました。

ちなみにチューンパーンはこんなの↓↓↓
(いずれもティッサベーカリーのではないです。)

スリランカのパン。
日本でも食べたい!

 

<番外編>

ティッサホテルに勤務していた時のホームステイ先にもお邪魔しました。
日本在住のスリランカ人兄弟、サナさんとマヒンダ(当時はスリランカに)の実家です。
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ターッタ(お父さん)とアンマー(お母さん)。
ふたりともめちゃめちゃ優しくて。僕はステイ中ずっと幸せでした。

そして、お昼ご飯もご馳走に。
家ご飯めちゃめちゃシンプルですが、
スリランカの家庭で日常的に食べられているのはこのようなスタイルがほとんど。

僕達が人の家にお邪魔すると、お客様向けにたくさんのおかずの豪華な食事で迎えられることが多いです。もちろんめっちゃ美味しいケースがほとんど。

でもここはもう家族扱い。
僕達にとっては、日常スリランカの家庭の食事を味わえる貴重な場所です。

そして、このシンプルな構成だからこそ。
素材個々の味が引き立ち、混ざった感じもくっきり美味しい。
僕の好きなスリランカの言葉「ඇති(アティ)=ちょうどええ。」がしっくり来ます。
ある意味すごい!

 

そして、バッラパーナでもうひとつ好きな場所。

「パンサラ」。
小高い丘の上にある「お寺」です。
パンサラボーディ(菩提樹)。


パンサラ IMG_3413お寺のカギはデカイ。

IMG_3417管理人さんの許可を得て撮影させていただきました。

IMG_3442お寺の動物は穏やかで仲良い。

がむしゃらだった頃に良く来た場所。
気持ち良くてとても落ち着きます。

 

 

バッラパーナ。

ここでの経験がなければ、カラピンチャは開業できてなかったと思います。
初心を忘れずこれからも頑張ります。
いつも優しく迎え入れてくれてありがとうございます。
そして、これからも宜しくお願いします。

寄り道楽しい。キャンディーロード。

諸々の用事があってキャンディー(ヌワラ)へ行って来ました。
そしてその後コロンボへ行く必要がありました。

このキャンディー、コロンボ間の移動は、キャンディーロードを西方向に行きます。
地図上ではそれほど遠くないのですが、山道だったり、渋滞だったりで結構大変です。

そこで、
今回は「この大変な移動を楽しもう!」と車をハイヤーし、寄り道をしまくりながら行くことに。
これがけっこう楽しかったので紹介します!

 

まず、キャンディーからほんの少し北上してマハイヤワ。
こちらには、故ジェームス・テイラー氏(イギリス人)のお墓があります。
ジェームステイラーセイロンティーの父。彼がスリランカの地で紅茶栽培をスタートして、今年でちょうど150年。(1967年スタート)。
お墓には、1997年にMUSICA TEAさんが寄贈された碑があります。
美味しいセイロンティーが日々飲めることに感謝。

 

コロンボ方面(西向き)へ。
まもなく、ペーラデニヤに。
ここには、ヘラボジュンハラ(ペーラデニヤ店)。
000ヘラボジュンハラ後日、別の記事で紹介しようと思っているのですが、スリランカ政府の農業のディビジョンが、安全な農業の支援等を目的に作った半屋外のレストラン。(だと思います。もう少しきっちり調べたら、記事を更新します。)
すぐそばにある畑で採れた野菜を女性達が調理。安くて、美味しい野菜オンリーの料理が食べられます。
スリランカの人々で朝から凄い賑わい。
ヘラボジュンハラ僕たち(計4人)も、コラキャンダ(青汁粥的なもの)、アーッパ、トーセ、ムンアタキリバットゥ、ポロスのカトゥレットなどなど、ええ感じのウデーキャーマ(朝飯)。 ご馳走様でした!

 

その後、道脇にドリアンが並ぶエリアを過ぎて、
「モラゴダ」へ。
モラゴダ素焼きの鍋、「マティワラン」の店が、キャンディーロード沿い両サイドにたくさん並んでいます。
マティワランカラピンチャの厨房でも「マティワラン」が活躍しています。
今回も大小色々と補充。

 

そして、「ガリガムワ」に入ると今度はなぜか、
プールで使う浮き輪などのビニール製の膨らますオモチャが、道脇にならびます。
なぜ、ここで、しかも集中して売られているのか。
ハテナマークのまま間もなく。

 

ティッサ食堂でダワルキャーマ(昼飯)。
ティッサ食堂何度も紹介していますが、僕が2011年に3ヶ月間働いた食堂です。
(写真は今回の旅の最初に食べた時のもの。)


さらに東へ15分。「ワラカポラ」。
ジナダーサタラグリ胡麻のお菓子「タラグリ」といえばこのお店。
創業1914年。「ジナダーサ・タラグリ」。
ジナダーサタラグリ1個10ルピー。ちょっと高いけど、大量購入。
近所には系列店がたくさんあって、レストランもウマイ&ヤスイ。
さらに進むと「ウェーワルデニヤ」。
008ウェーワルデニヤ

ウェーワル(籐の工芸品)の店がたくさん並ぶエリアです。
ここがまた楽しい!
店で活躍するもの色々をたくさん購入。ここもやっぱり安い。

 

次は「ニッタンブア」を過ぎてすぐ。
バティックの店「ラビンドラバティック」Ravindra Batiks 。
何度か通って、お店の皆さんと仲良くなって、今回は奥の工場を見学させてもらいました。感謝。
ラビンドラバティック手前は蝋付けの作業。

ニッタンブア一番右の完成品に至るまで、蝋付け、そして4度の染色&都度の蝋剥がし。
とても大変な作業。リスペクト。
このお店、種類も豊富で、ローカルプライスの良店です。

 

その後は、カジュ(カシューナッツ)がたくさん売ってる「カジュガマ」を過ぎ、
テキスタイル類が充実する街「キリバットゴダ」などを過ぎて、
コロンボへと。

他にもオモロいとこ色々。
キャンディーロードじっくり進むと、エリア別に個性があってかなり楽しい。
バス、鉄道、色々手段はありますが、
時間があるなら、この寄り道ツアーもお勧めです★